歯の病気

歯周病

歯周病の治療(Flap opeの適応)

おはようございます。

酒田の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回はFlap ope フラップ手術についてお話しました。
このフラップ手術はどの患者さんでも行える、というわけではないため、今回は適応症についてお話します。

<フラップ手術が適応する場合>
・歯周基本治療をおこなっても深い歯周ポケットが残っている。
歯周病治療では基本治療(SRP)の終了後にもう一度必要な検査をおこない、どの程度改善がみられたかを再評価します。
この再評価であまり改善がみられないケース、具体的には4mm以上の深さの歯周ポケットが残っている、炎症の残っている部位に関しては、フラップ手術の処置が検討されます。
(深すぎるポケットの場合は、かえって悪影響になる場合もあるため、その都度検討します。)

・口腔内の清掃状態が良好である
フラップ手術は外科的な侵襲をくわえるため、術後のケアが非常に大切になります。
口腔内が不衛生の状態のまま処置をおこなうと、術後の傷口に細菌が感染するリスクが高くなり、かえって状態を悪化させる恐れがあります。
そのためフラップ手術においては口腔内の清掃状態が良好であることが必須条件になります。

・全身状態が良好である
歯周外科治療に限らず、歯科でおこなう外科処置は全身状態が良好であることが条件となります。
たとえば糖尿病の患者さんの場合、血糖値のコントロール状態が悪いと術後に感染症を起こすリスクが高まります。
ひどい高血圧の患者さんの場合、血圧をコントロールしていただいてから、外科的な処置を行ったほうが安心です。
またワーファリンなど血流を促す薬剤を服用している場合、手術中や術後に血が止まらなくなる危険があるため、担当の医師に全身のことをご相談させていただく場合もあります。
その後、相談した上で処置の可否を決定します。

・喫煙していない
歯周病には病状を悪化させる様々なリスクファクターがありますが、その1つが喫煙です。
喫煙は歯周病を増悪させるだけでなく治療の効果を著しく低下させます。
そのため歯周病の治療に際しては節煙もしくは禁煙することが推奨されています。
歯周病のリスクファクターについては、また後日お話します。

・治療に同意している
最後に、フラップ手術をおこなうには患者さんの同意が必要不可欠となります。
「手術をする」「歯茎にメスを入れる」と聞くと、誰しも治療に対する恐怖心が芽生えてしまうものです。
ただ、フラップ手術が適応されるケースはそのまま放置するよりもオペをしていただいたほうが良好な結果を得られる可能性が高いです。

ただ、説明し、メインテナンスで様子を見たいという患者さんにはもちろんオペは強制はしません。
しっかり患者さんが納得された方法で、可能な限り、歯周病がこれ以上進行しないようにサポートできればと思います。

歯周病の治療(Flap opeのメリット、デメリット)
sawadadental.net (2018年7月14日 10:16) | 個別ページ | トラックバック(0)
おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は、フラップ手術のメリット、デメリットについてお話します。

<メリット>

歯肉を切開し、直視下で徹底的に歯石や細菌を取り除くことができるため、歯肉を開かない場合に比べ、取り残しが少なくなります。

手術により、歯周ポケットを改善することができるので、セルフケア(お家でのブラッシングなど)がしやすくなります。

歯周ポケットの奥深くまでしっかり掃除することができ、悪化した口腔内環境を改善できます。

<デメリット>

術後に歯肉が下がり歯が長く見えることがあります。

また、歯肉が下がるため、歯と歯の間に隙間ができる場合があります。

歯石を取ったことと、歯茎が下がり歯の根っこが見えてきてしまい、知覚過敏の症状が出てきてしみることがあります。

ホームケアがしっかりとできていない患者さんに適用してしまった場合、深すぎるポケットがある場合、歯周病の進行スピードを加速させてしまう。(そのため、このような場合は適応外となります)

手術後、麻酔が切れたときに痛みが生じることがある。

フラップオペをしても、術後のセルフケアができていないとポケットは再発する可能性がある。

このように、フラップオペにはメリットだけではなくデメリットもあるため、以上のことを説明しご納得いただいた上で治療を開始します。

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