おはようございます!
酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。
前回に続いて、口臭についてお話します。
ひとくちに口臭と言っても、種類があります。
1、誰にでもある「生理的口臭」
2、飲食物、嗜好品による口臭
3、病的口臭
です。
1、生理的口臭
誰にでもあるにおいで、起床直後(起床時口臭)、空腹時(飢餓口臭)、緊張時(緊張時口臭)は特に口臭は強まります。
これは唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。
しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。
したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要がありません。
また女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化に伴う口臭、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期、それぞれの年代固有の臭気(加齢臭)、民族的な口臭もあります。
2、飲食物、嗜好品による口臭
ネギ、ニラ、ニンニクなとを食べた後の口臭は、口のなかに残った食べかすが直接に追う場合と、体内でしょうか吸収された臭い物質が血液によって運ばれ、やがて肺から呼気として排出されてにおう場合があります。
アルコールも体内で吸収され、肺から揮発性のアルコール成分が排出されるため、お酒を飲んだ人の吐く息はくさくなります。
たばこを吸う人の口のにおいは、主にタールやニコチンです。このような飲食物や嗜好品による口臭は、時間の経過とともに減少する一般的な口臭です
3、病的口臭
鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があり、歯周病、むし歯(う蝕)、歯垢(しこう)「歯の周りに付く細菌の固まり」、歯石、舌苔(ぜったい)「舌の表面に付くコケ状の細菌の固まり」、唾液の減少、義歯(入れ歯)の清掃不良などがあげられます。
病気の原因を治療することで口臭を減らしたり、治すことができますので歯科医院、病院の診断を受けてください。
このように、原因によって対処法が違います。
気になる方は一度ご相談ください。
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