歯の病気

リスクファクター

歯周病のリスクファクター2

おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回は歯周病のリスクファクターの中でも、局所的(口腔内)のものについてお話しました。
歯周病には全身の健康状態も関わっているため、今回は全身的なリスクファクターについてお話します。

全身的なリスクファクター(生活習慣)にはどのようなものがあるのでしょうか?

喫煙
タバコの中に入っているニコチンは、血管も収縮し血行不良を引き起こし、免疫力が低下します。
そのため炎症を起こしていても、炎症がわかりにくいうえ、出血も少なく発見が遅れがちです。
さらに免疫力が低下するので歯周病を重症化させます。
また歯周病治療でも喫煙者は禁煙者に比べ、治りが悪いことが証明されています。

ストレス
ストレスが多いと食習慣や歯磨きの習慣が変わってしまうことがあります。

また、歯ぎしりやくいしばりに繋がることもあります。歯ぎしりやくいしばりは歯に過剰な力を加えるため、歯周病の進行を促進してしまうといわれています。

さらにストレスが原因で体の抵抗力が弱まり、歯周病が悪化しやすくなることもあります。

食生活
甘い食べ物、やわらかい食べ物は歯について、とどまりやすく、歯垢が増える原因になります。

さらに不規則な食生活や栄養バランスを欠いた食事は歯や歯ぐきにも悪影響を及ぼします。

糖尿病
糖尿病になると、浸透圧の関係で尿が多く出るため体内の水分が減少して口の中が乾燥しやすくなります。
さらに細菌に抵抗する力が弱まっているので感染症になりやすく、組織を修復する力が低下するため歯周病の進行が速くなると考えられています。
糖尿病に関しては、また詳しくお話します。

以上が全身的なリスクファクターです。

歯周病の直接的な原因はプラーク(細菌)であるため、その細菌を除去することが一番大切ですが、それに加えリスクファクターを無くしていくことも歯周病の治療につながります。

もしわからないこと、ご心配などあればいつでもお聞きください。

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