山形県酒田市の歯医者│沢田歯科医院│予防に重きを置き地域の皆様のお口の健康を守ります

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虫歯の治療3

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


前回の続きからお話します。


C2
エナメル質の下の象牙質まて?虫歯か?進行した状態て?す。
冷たいものを飲んた?り甘いものを食へ?たりした時に、歯か?しみたり痛んた?りします。
ここまで進んでいても、症状がなく気づかない場合もあります。

この段階て?は虫歯になった部分を削り、CR(プラスチックの白いつめもの)や、In(型取りをして金属やセラミックなどで作るもの)によって治療します。

CRになるか、In(型取りが必要)になるかは、虫歯の範囲や位置によって決まります。
CRですむ場合は1回で終わります。
歯に比べ、硬さは弱いため、また欠けたりすることはありますが、Inに比べ歯を削る量が少なくすみます。
Inの場合は型取りが必要になるため、型取り→作ったもののset と2回の治療となります。
Inは保険の銀色のもの、虫歯になりにくい金で作ったもの、審美性(見た目)に優れた白いセラミックから選んでいただきます。

実際、虫歯がどこまで進んでいるかは削ってみないとわからないため、
この虫歯が神経まで進んでいた場合は神経をとる処置となります。

次回は神経をとる処置についてお話します。


虫歯の治療2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回は虫歯の段階(大きさ)についてお話しました。

今回からは虫歯の段階にわけて治療方法を詳しくお話します。



C0

虫歯になりかけの段階です。
この時点では、まだ削る治療はしなくても、フッ素塗布などによる再石灰化により進行を抑えることができる段階です。
詳しくは以前のブログに載せていますので、虫歯にならないような生活習慣を心掛けましょう。

C1

エナメル質が虫歯になっている状態です。
この段階であれば、虫歯の部分を削り、CR(コンポジットレジン)と呼ばれるプラスチックのような白いつめものをするだけで治療できることが多いです。
削っても痛みのない場合が多く、麻酔もせずに治療できます。
この小さい虫歯であれば1回で治療可能なことも多くなります。


次回からまた続きをお話します。


虫歯の治療

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


今回からは虫歯の治療についてお話します。

よく、「歯医者の治療は回数がかかるのははんとかなりませんか」と言われることもありますが、虫歯の大きさ(程度)やできた場所にもよるのでなんとも言えません。

もちろん、虫歯の大きさが小さければ1回で終わることもあります。


そのため、まずは虫歯の大きさ(段階)についてお話します。

歯医者さんでの検査や診察の際、「C0・C1」などと早口で言っているのを耳にしたことはありませんか?

これは虫歯の段階を表す歯科用語です。

虫歯の段階はC0-C4まであります。

それぞれの段階と特徴について詳しくご紹介します。

C0

歯の表面のエナメル質だけが、わずかに脱灰している状態です。
歯に穴があいているわけでもなく、痛みもないかもしれませんが、それでも虫歯になりかけている状態ですので油断はできません。

適切な歯磨きやフッ素を塗るなどし、進行を予防しましょう。

C1

エナメル質が脱灰し、歯に浅い穴があいた状態です。
痛みはありませんが、ときどき甘いお菓子を食べた際にしみることがあります。

C2

虫歯がエナメル質を突き破り、象牙質まで達した状態です。
この段階までいくと、冷たい飲み物や甘いお菓子などでしみたり、痛みを自覚し始めます(しないこともあります)。

その部が色が変色していたり、歯がかけたりするため、見た目で虫歯であることが分かります。

C3

虫歯が象牙質を進行し、さらに奥の歯髄(神経)まで達した状態です。

神経が炎症しているため、何もしなくても激しい痛みを伴います。

ここまでくると、ひどい場合は痛み止めをのんでも効かないくらい痛みが続くことがあります。

C4

虫歯によってほとんど歯がなくなってしまっているだけでなく、歯の根っこまで侵されている虫歯の末期の状態です。

歯髄が完全に機能を失っていますので、痛みを感じないかもしれませんが、あくまで痛みを感じないだけであって治ったわけではありません。

状態はさらに悪化し、虫歯菌が血管を通って身体の内部に侵入し、心臓病や腎臓病など重大な病気を引き起こす恐れもあります。


このように、「虫歯」と言っても段階がいくつかあります。

次回から、段階によってどんな治療法がるのかお話していきます。



口臭について4

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回の続きで、口臭の原因は「舌苔(ぜったい)」も関係しています。
今回は、舌のケアについてお話します。

鏡に向かって「ベーッ!」とやってみてください。

舌の表面が「うっすらと白っぽく見えるピンク色」でなければ要注意です。

「舌苔」という"臭いの素"がまとわりついている可能性があります。


一口に「口臭」といっても、種類は様々です。

歯や義歯の汚れ、歯周病などの歯茎の異常、唾液の分泌量の低下、扁桃腺炎や副鼻腔炎など耳鼻咽喉科領域の疾患、飲食物やタバコの影響などの他、実際には大した臭いが出ているわけでもないのに、「自分の口は臭い」と思い込んでしまう「精神的な口臭」というのもあります。

その中で口臭の原因として大きいものが「舌苔」です。

舌苔とは、舌の表面、特に舌の中央部から奥のほうに多く付着する粘り気のある物質です。

口の中の粘膜から剥がれ落ちた細胞や、食べ物のカス、白血球などの血液成分や細菌によって構成され、揮発性硫黄化合物という、卵が腐ったような悪臭を放つ物質を発生させます。


舌苔は、人によって「できやすさ」が異なります。

たとえば常に口を開けている癖のある人は、口腔内が乾燥するため舌の汚れがこびりついて落ちにくくなります。

ストレスなどによって唾液の分泌量が少ない人も同様です。

また、加齢などで舌の運動機能が低下したり、唾液の分泌が少なくなると、口の中の汚れを落としにくくなり、舌苔も増えてきます。

さらに舌の位置もポイントです。

通常の舌は上あごにくっついているため摩擦によって汚れが落ちていきますが、口呼吸の人や受け口の人などは舌の位置が低く、上あごに擦れることがないため、どんどん汚れが溜まっていきます。


口臭を抑えるためにも、舌をキレイにして舌苔を取り除いてあげましょう。

そのケア方法をご紹介します。


1.適度な舌磨き
専用の舌ブラシを使い、舌苔を落とします。

ポイントは優しく丁寧に行うこと。

まずは鏡を見ながら舌を突き出し、舌苔の範囲を確認しましょう。

そして水に浸した舌ブラシを舌苔の一番奥に当て、軽い力で手前に引いてください。

この時強い力をかけると舌を傷つけてしまい、逆に臭いの原因となるため、あくまで優しく行いましょう。

一度引くごとに舌ブラシを水で洗います。

これをブラシに汚れがつかなくなるまで繰り返しましょう。

キレイに舌苔を落とせるはずです。

ただし、磨きすぎには注意してください。

1日に1回、起床時のみで充分です。


2.薬用マウスウォッシュの使用
舌磨きの時間がない時や、より舌磨き後の仕上げのケアをしたい時などは、殺菌作用のある薬用マウスウォッシュの効果的な使用がおすすめです。

嫌な臭いの元となる細菌を殺菌することができます。

お口が渇きやすい方はアルコールが入っていないものを選ばれるといいと思います。

舌ブラシと併用する場合は、舌磨きの後に行うと効果的です。


このように、お口の中を清潔に保ち、口臭のない生活を送りましょう。

なにか気になることがあればご連絡ください。



口臭について3

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は「口臭の予防」についてお話します。


虫歯や歯周病が原因の口臭を防ぐためには、日々の歯みがきが欠かせません。

ただし虫歯や歯周病をしっかり予防しようと思ったら、歯ブラシでの歯磨きでは不十分です。

歯ブラシだけで取り除ける歯と歯の隙間の「歯垢(バクテリアの塊)」は、全体の約60%に留まります。 

そこで有効なのがデンタルフロスです。歯ブラシとデンタルフロスを組み合わせて使用し、正しく使用できれば、80%以上の歯垢を取り除けます。

さらに歯科での定期検診を受けていれば虫歯・歯周病対策は万全です。


ていねいな歯みがきで、虫歯や歯周病を原因とする口臭は予防できますが、口内のバクテリアが食べかすなどを分解して不快なニオイをまき散らす「生理的口臭」の対策としては十分とはいえません。

生理的口臭を防ぐには、餌となる食べかすをゼロに近づけることに加えて、バクテリアの数を抑えることがポイントです。

ところが歯磨きで取り除けるバクテリアは一部にとどまります。

なぜならその多くは「歯」ではなく「舌」に棲みついているからです。

舌の表面には「舌乳頭」という微細な突起が、無数にあります。

この突起と突起の隙間こそが、バクテリアの住処(すみか)です。

ここにバクテリアの餌となる食べかす、剥離した舌の上皮細胞、代謝産物がこびりついてできたものを「舌苔(ぜったい)」と呼びます。

鏡で自分の舌を見てください。舌の表面を白く覆っているものが、舌苔です。

中央がやや白っぽくなっている程度であれば問題はありませんが、もし舌全体が真っ白なら、そこから不快なにおいを発している可能性があります。


次回は舌のケアについてお話します。


口臭について2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回に続いて、口臭についてお話します。

ひとくちに口臭と言っても、種類があります。

1、誰にでもある「生理的口臭」
2、飲食物、嗜好品による口臭
3、病的口臭

です。

1、生理的口臭

誰にでもあるにおいで、起床直後(起床時口臭)、空腹時(飢餓口臭)、緊張時(緊張時口臭)は特に口臭は強まります。
これは唾液の分泌が減少し、細菌が増殖して口臭の原因物質である揮発性硫黄化合物(VSC)がたくさん作られるためです。
しかし、歯みがきで細菌やVSCが減少し、食事をしたり、水分を積極的に補給するようにすることで唾液量が増加すれば急激に口臭は弱まります。
したがって生活習慣の改善でよくなり、治療の必要がありません。

また女性の生理・妊娠時などホルモンバランス変化に伴う口臭、乳幼児期、学童期、思春期、成人期、老齢期、それぞれの年代固有の臭気(加齢臭)、民族的な口臭もあります。


2、飲食物、嗜好品による口臭

ネギ、ニラ、ニンニクなとを食べた後の口臭は、口のなかに残った食べかすが直接に追う場合と、体内でしょうか吸収された臭い物質が血液によって運ばれ、やがて肺から呼気として排出されてにおう場合があります。
アルコールも体内で吸収され、肺から揮発性のアルコール成分が排出されるため、お酒を飲んだ人の吐く息はくさくなります。
たばこを吸う人の口のにおいは、主にタールやニコチンです。このような飲食物や嗜好品による口臭は、時間の経過とともに減少する一般的な口臭です


3、病的口臭

鼻やのどの病気、呼吸器系の病気、消化器系の病気、糖尿病、肝臓疾患などが原因で口臭が起こる場合もありますが、病的口臭の90%以上は口の中にその原因があり、歯周病、むし歯(う蝕)、歯垢(しこう)「歯の周りに付く細菌の固まり」、歯石、舌苔(ぜったい)「舌の表面に付くコケ状の細菌の固まり」、唾液の減少、義歯(入れ歯)の清掃不良などがあげられます。

病気の原因を治療することで口臭を減らしたり、治すことができますので歯科医院、病院の診断を受けてください。


このように、原因によって対処法が違います。


気になる方は一度ご相談ください。

口臭について1

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回からは口臭についてお話します。

みなさんは「日本人は口が臭い」と海外の人に思われていることはご存知ですか?

訪日外国人が増えていますが、なんと72%の外国人が「日本人の口臭にガッカリした経験がある」と回答しています。
さらに43%の外国人が、「エチケットの1つとして日本人は口臭の改善を試みるべき」と考えているとの結果も。

「欧州人は体臭がキツく香水もにおうけど、日本人は臭くない」というイメージを持たれる方もけっこういると思いますが、口腔(こうくう)内のケア、特に予防歯科に関しては、彼らはとても先進的です。
日本の予防歯科は、医療先進国の中でもかなり遅れをとっています。

この違いの要因は、欧米と日本では保う険制度が違うことがひとつにあると思います。
日本の場合は国民皆保険制度であるため、「病気になったら国が負担してくれる。歯科は虫歯になってから行けばいい」という考えが当たり前になってしまっています。

一方で、米国は一部の対象者以外は、私費で保険に加入しなくてはなりません。

高額な保険に入れない人も多く、入ってもカバーされないケースも多いから、虫歯を患うと治療費がとても高くついてしまいます。

ですから、治療をせざるをえない状態になる前に、予防のためにセルフケアすることが定着しています。

日本では「食べたらすぐに歯を磨く」ことを習慣にし、それだけで歯周病予防ができたと思っている方がとても多いのですが、それでは歯全体の6割ほどしか磨けていません。

そこで大切になってくるのが、歯間ケアです。

歯周病菌の原因となる歯垢(しこう)は、食べカスから生成され、最終的には8割が細菌で構成されるようになります。

これを歯周ポケットや歯間に作らないようにしなくてはいけません。そのためには、歯間ブラシやデンタルフロスを使って、こまめに食べカスを取り除く必要があります。

日本ではまだまだこういった道具を使うことが定着していないことが問題です。

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口呼吸の影響2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回に引き続き、口呼吸についてお話します。

今回は、口呼吸のデメリットについてお話します。


◎口呼吸のいろいろなデメリット

・風邪をひきやすい
通常は鼻をフィルターの役割にし、菌などをあまり通さないようにし、空気を身体に取り込みます。
病気の原因となるウィルスをたくさん含んだ外気が、喉の粘膜に直撃することになります。

口からウィルスが入り放題な状態に。
風邪をひきやすく、免疫力も低下してしまいます。

・口臭の原因になる
口で呼吸をするため、お口の中が乾燥してしまい、唾液が出にくくなります。
唾液の分泌量が減ると、お口の中がネバネバし、口臭やむし歯、歯周病などになりやすい状態になってしまいます。

・睡眠を妨げる
口を開けて寝るということは、舌が喉に落ちて気道を塞いでしまい、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因になることがあります。
また、喉を圧迫するということで、いびきをかきやすくしてしまいます。
質の良い睡眠がとれないと、日中、ボーっとしてしまったり集中力がなくなったりします。

・歯並びや顔の形にも影響
常に口が開いた状態なので、舌を喉の奥に引き込む筋力を鍛えることができずに、歯が前歯を押してしまうため、前歯が飛び出す形になったり、顎の成長にも支障をきたすために歯並びが悪くなったりします。
また、表情筋も鍛えることができず、小じわが増え、目の周りや顎の下の筋肉もたるみ、二重あごになったり...顔全体の印象も引き締まりがなく老け顔に。


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・脳への酸素供給が減る
鼻での呼吸とお口での呼吸、同じように感じるかもしれませんが、脳への酸素の量が変わってきます。
口呼吸では前頭葉の活動が休まることがないことがわかってきており、前頭葉の慢性的な疲労により、注意力の低下が起こり、学習能力や仕事の効率の低下に関わる、と言われています。


このように、口呼吸にはメリットはなくデメリットばかりです。

もし患者さんご自身、またはお子さんが口呼吸をしているようであれば、鼻呼吸に切り替えできるといいですね。


口呼吸の影響1

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


今回は歯並び、虫歯、歯周病などにも関わる「口呼吸」についてお話します。

常に無意識に行っている、呼吸ですが、みなさんは口呼吸になっていませんか?

以下の項目で、一つでも当てはまるものがあれば、口呼吸になっている可能性があります。
セルフチェックしてみましょう!

□無意識のうちに口が半開きになっている
□口内炎ができやすい
□歯並びが悪い
□クチャクチャと音を立てて食べる
□唇がカサカサに乾燥する
□朝起きた時、のどが痛い
□唇を閉じると、顎の先にシワができて「梅干し」ができる
□片方の歯で噛む癖がある
□早食い
□いびきをかく

実は、日本人の半数以上が口呼吸をしているそうなのです。
小学生以下では、その8割が口呼吸とも言われています・・・


では、なぜ口呼吸になってしまうのでしょうか?

原因は諸説あると言われています。

もともと、人間は鼻呼吸なのです。
生まれたての赤ちゃんは、授乳中は鼻で呼吸をしていますよね?
言葉が出てくるようになると、口で息を吸うようになります。
それから、風邪をひいて鼻がつまると、口からも呼吸することになり、
徐々に口呼吸するようになっていきます。

私たちの生活スタイルも変わってきたので、昔と比べると、離乳食開始時期が早まり(乳離れが早まり)鼻呼吸が癖になる前に、
口呼吸を覚えてしまう、とも言われています。

それから、「おしゃぶり」。
日本では、おしゃぶりを長く使うことは良くないと考えられているので、
1歳を過ぎた頃には、おしゃぶりを取り上げることが多いようです。
しかし、外国では、なんと3〜4歳までおしゃぶりしていても、取り上げたりしないそうです。
幼少期に十分おしゃぶりをさせて、鼻呼吸する癖をつける、という話もあります。

また、柔らかいものばかり食べていると、噛む力が衰え、口周りの筋力も衰え、口が開く状態になり口呼吸になることもあります。

その他、鼻のトラブルや、歯並び、睡眠時の寝る姿勢の悪さ、肥満からも口呼吸になる原因だと思われます。

次回は口呼吸のデメリットについてお話します。



前歯のはえかわり

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は、「上の前歯のはえかわり」についてお話します。



上の前歯は6歳くらいに、乳歯(こどもの歯)から永久歯(おとなの歯)に生え変わりはじめます。

 歯科医師の間ではこの時期を「みにくいアヒルの子の時期」と呼びます。

今までの乳歯は、小さくて白いかわいい歯でした。

その乳歯が抜けて、しばらくしてようやく生えてきた永久歯は、サイズはかなり大きくなって、色も少し黄色味がかっています。

そして、少し外開きの八の字のように生えてきて、真ん中に隙間があることがあります。

 

この隙間は、異常なことではありません。

真ん中2本のとなりに、永久歯が生えてくると、少し隙間の量が減ります。

そして、犬歯が生えてきて、安定します。

ほとんどの場合、前歯4本生え変わって、犬歯が生えてくることで、自然に治っていきます。

なので、前歯が生えそろうまで、何年かの辛抱です。



 

しかし、自然に治っていかないこともあります。

・余分な歯が、骨の中に埋まっている。

・粘膜の筋が、間に入り込んでいる。

・舌を出すなど、悪習癖がある。

など、他に原因があると、自然に隙間が閉じていかない場合もあります。

 

お子さんの前歯に隙間はあいていませんか?

気になる方は、ぜひ気軽にご相談ください。


乳歯の隙間について2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回は乳歯の隙間はあったほうが、永久歯の歯並びがよくなりやすい、とお話しました。

しかし、気をつけていただきたい隙間もあります。

「上唇小帯異常」というものです。

上唇小帯とは、「上唇の真ん中から前歯の間に向かって伸びているすじ」をさします。

「上唇小帯」の画像検索結果

小さい頃は、歯に近い位置にありますが、成長とともに歯から離れた位置に移動していきます。

誰にでもありますが、
  • 前歯(主に乳歯)が磨きにくく、歯ブラシが あたると痛がる
  • 永久歯の間にすじが入り込み、前歯の隙間があいてしまう。

など、じゃまになるようなものを上唇小帯異常としています。


「上唇小帯」の画像検索結果 


このように、前歯の歯と歯の間まで伸びていて、隙間が空いている場合は注意が必要です。

乳歯の時期であれば、このような隙間が見られても、様子見で大丈夫です。

これからのからだの成長・発育に伴い顔の3次元的(たて、よこ、奥行き)な成長・発育もあり、小帯の付着位置が相対的に変化します。

つまり、鼻の下の歯槽骨のたての成長に伴い、小帯の長さは変わらないのでだんだんと上方(正常)に近い位置に変化することが多いので、直ちに切除して付着位置を修正しなければならないことはありません。

永久歯が萌出してくる6歳位まで様子を見て、それでも位置が歯に近い状態にあるときには、口腔外科で小帯を切除するか、相談していただいたほうが良いでしょう。



乳歯の時期の隙間について

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は患者さんに聞かれることのある「乳歯の時期の隙間は大丈夫か?」ということについてお話します。


生後半年くらいを過ぎると、乳歯が生え始めてきます。

大体始めに生えてくるのは下顎中切歯(一番前の歯)で、始めこの位置で大丈夫?と心配されることもありますが、他の歯がはえてくると揃ってきます。

2歳-3歳前後になると乳歯が生えそろい、大体隙間がなく揃ってきます。
乳歯列期に隙間がないと永久歯になると並ぶスペースが足りないため、叢生(デコボコ、乱ぐい歯、八重歯)になりやすいのですが、この時期はまだ揃っていても大丈夫です。

5歳を過ぎ、6歳くらいになり、永久歯に生え変わるころになると少し歯と歯の間に隙間が出てきます。

この隙間は必要な隙間で、顎の成長によるもので、永久歯の生える準備が進んでいることを意味しています。
この時期に全く隙間が出来てこないと、永久歯に生え変わった際に叢生になる可能性があります。


乳歯に比べ、永久歯の大きさは大きいため、この隙間がないと生えるスペースがなく、正常な位置に永久歯が生えることができず、歯並びが悪くなります。


「乳歯 歯並び 隙...」の画像検索結果


顎の骨が成長する時期は、しっかりと噛むことで顎の成長を促し、綺麗な歯並びを目指しましょう。


歯並びが綺麗であれば、汚れもたまりにくい環境をつくることができたり、歯に過剰な力をかける可能性を小さくすることもできます。

将来、虫歯や歯周病になりにくく、また歯の破折を防ぎやすくこともできます。

お子さんのお口の健康のためにも、しっかりと気をつけてあげましょう。



生え変わりの時期の歯ぐきの腫れ

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おはようございます! 

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は、生え変わりの時期によくみられる歯ぐきの腫れについてお話します。

この時期に起こる腫れを「萌出性歯肉炎」と言います。

歯の生え始めに歯ぐきの形態が変化することで、歯垢(プラーク)が付着したり食べカスが残ってしまうために、歯ぐきが腫れたりむず痒くなったりしてしまう症状を起こします。
これは第一大臼歯(6歳臼歯)が生えてくる6?7歳でよく発症しますが、第二大臼歯(12歳臼歯)が生えてくる12歳頃にもみられることがあります。
歯は生え始めてから生え終わるまでに期間がかかり、その間は部分的に歯ぐきに被われている状態が続くことや、咬み合わせの面には深い溝があり、歯垢(プラーク)が残ることが原因となります。

この歯肉炎は一時的のことで、歯がしっかりと生えてくると自然に治まってきます。
治療は、基本的には歯の周りを洗浄をし、様子をみます。
症状を繰り返す場合もありますので、その際には盛り上がった歯ぐきを切除したり、抗生剤を投薬することもあります。

「萌出性歯肉炎 ...」の画像検索結果


しかし、炎症を起こさせないことが良いのはもちろんです。
これはいかに清潔に保つかが大事です。
歯ブラシが届きにくく、しかも歯ぐきに一部が被われている部位であり、しっかりと掃除するのはとても難しい環境です。
ぜひ、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげてください。


なにかわからないことなどあれば、いつでも来院してください。


フッ素について2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回はフッ素の予防法と、フッ素中毒についてお話します。


<フッ素の利用方法>

フッ素の利用方法には3つあります。特に、最も身近で手軽なフッ素配合歯みがき剤は毎日使用し、その他の方法と組み合わせるとよいでしょう。


1.フッ素配合歯みがき剤

歯みがきのたびに使用すると、みがいている間の効果に加え、歯みがきをした後で、口の中の歯や粘膜に残ったフッ素が少しずつ唾液にまざり効果を発揮し続けます。

むし歯予防の効果を高めるには、長い時間フッ素が口の中にとどまっていることが大切です。

歯みがき剤の使用量やみがき終わった後のうがいの方法にも気をつけましょう。

使用方法

・歯みがき剤の量は成人の場合1?2cm(約1g)程度にする
・歯みがき後のうがいは1回程度にする(5?15mlの水で5秒程度行う)


2.フッ素洗口

4歳以上からフッ素洗口液でブクブクうがいをする方法です。
1日1回または1週間に1回の利用法があります。
家庭や幼稚園・保育園では1日1回、小・中学校では1週間に1回がすすめられています。
継続して使用することで予防効果が高まります。
歯科医院から入手するか、要指導医薬品取扱店で購入することができます。


3.フッ素塗布

歯科医院などでフッ素を歯に直接塗る方法です。

市販のものに比べ、歯医者さんで塗るものは濃度が高く、効果が高いです。

年に数回塗布します。
生えたての歯は歯の質が弱い(未完成)ので、特に効果的です。
1歳半頃から行うことができます。



では、フッ素中毒という言葉もあるがフッ素は危険なのでしょうか?


<急性フッ素中毒>

急性フッ素中毒とは、フッ素を大量に摂取したときに起こる症状です。

腹痛や嘔吐、下痢、進行すると痙攣などを起こします。

フッ化物の中毒量を下記のようにされています。

中毒量:約5?10mg/kg、消化器症状は約3?5mg/kgで生ずる。

オーストリアのウイーン毒物コントロールセンターで経験した多くの子供のフッ化物錠剤多量摂取例とその症状の発現状況からフッ化物の推定中毒量PTD(probably toxic dose)として5mg/kgを提唱しました。

日本に比べて海外ではフッ化物の錠剤があるため、その大量誤飲が報告されていることも背景にあります。

日本では錠剤は市販されておらず、ご家庭でのフッ化物摂取はもっぱら洗口剤と歯磨き粉によるものです。

歯医者さんで販売されている歯磨剤?フッ素入りこどもはみがきは950ppm/F、40g入っています。フッ化物量として34mgです。

体重6.8kgのお子様がこの歯磨き粉チューブを一気飲みすると急性フッ素中毒が起こり得ます。(中毒症状が出ない場合もあります。)

また、フッ素洗口では誤って1回分の洗口分を飲んでしまったとしても中毒は起こさないと言われています。


<慢性フッ素中毒>

急性中毒に比べ、頻度が高いのはこちらです。

歯牙フッ素症「斑状歯」と呼ばれています。

WHOが推奨する虫歯予防としての水道水のフッ化物量は1.5ppm以下ですが、我が国では0.8ppm以下にしなければならないと定められています。

実際はフッ化物を添加していないのでさらに少ない値になります。

歯牙フッ素症(斑状歯)は生後6か月から5歳までの間にフッ素を過剰摂取した場合に発生するといわれています。

生えきった歯に対してフッ素を過剰摂取しても歯牙フッ素症は現れません。

小さな症状は歯に白い染みが出たりするところから、中等度では小さな孔が生じ、重度では茶色い染みが生じます。

しかし、エナメル質形成不全か歯牙フッ素症かの判断はなかなかつきにくいのが実情です。

歯牙フッ素症の特徴は左右対称に、歯を横断する推定的な縞模様が現れます。

アメリカ公衆衛生局のディーン歯科医師が1930-1940年代に12-14歳7400名を対象として疫学調査したものがあります。

飲料水のフッ化物濃度が0.9ppmの地域に育った子供は歯牙フッ素症が見られず、1.2ppmを超えるあたりから軽い歯牙フッ素症が現れ始めました。

そして、1.8ppmを超えると誰もが認める歯牙フッ素症が現れたとの研究結果が出ました。

水道水にフッ化物が意図的に添加されている海外諸国であればフッ化物との付き合いも慎重になるべきところがあるでしょうが、日本に滞在している限りはフッ化物の添加はさほど考えなくてもよさそうです。

「フッ素 中毒」の画像検索結果


このように、フッ素は危険、と言われていることもありますが、実際は通常の使用法であれば有効であると言えます。

ぜひ歯磨き粉もフッ素入りのものを使い、3-6ヶ月に1度、歯医者さんで高濃度のフッ素を塗り、虫歯予防をしていきましょう。


フッ素の効果

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


今回はフッ素についてお話します。

「フッ素が虫歯予防に効果がある」ことはみなさんも聞いたことがあるかと思います。
今回はその仕組みについてお話します。

そもそもフッ素とはどんなものでしょうか?


フッ素とは・・・

自然界に存在する天然の元素で、実はあらゆるものの中に含まれているものです。
食べ物や飲み物の中にも、海の水や土の中にも、そして私たち人間の体の中にも存在します。
ちなみに、フッ素は元素名なので、食べ物や水の中のフッ素は「フッ化物」と呼ばれます。
では、フッ素はなぜ虫歯予防に効くのでしょう。


フッ素の虫歯予防の3つの作用


1.再石灰化を促進する

食事をするとお口の中の細菌が食べ物の糖分から酸を作り出し、それによって歯が溶けてしまいます(脱灰)。
それを唾液の働きで修復するメカニズムのことを再石灰化というのですが、唾液の中に適量のフッ素があると再石灰化のスピードが上がり、その分修復される量も多くなるのです。


2.歯を強くする

歯のエナメル質はハイドロキシアパタイトという結晶で出来ているのですが、フッ素はこの結晶をフルオロアパタイトというより硬い結晶へと作りかえられます。

これにより、虫歯になりにくい強い歯になります。


3.抗菌作用

フッ素は虫歯菌の働きを抑える働きもあるので、それによって虫歯になりにくくなります。


このように、フッ素には三つの大きな働きがあるので、虫歯の予防にとても効果的なのです。



次回はフッ素の予防法と、フッ素中毒についてお話します。


虫歯の予防(シーラント)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回、「生えたての永久歯は虫歯になりやすい」とお話しました。

なぜかというと生えてきたばかりの歯は

「溝が深いため、汚れがたまりやすい」
「歯の表面が粗いため歯垢がつきやすい」
「歯質が未成熟で酸に弱い」
「歯並びが凸凹しやすいためみがき残ししやすい」 からです。

今回お話する「シーラント」は「溝が深い」というリスクを減らすものです。

フッ素配合のレジン、グラスアイオノマーセメントという素材で歯の溝を埋めることで、食べカスや汚れが溝に入らないようにして虫歯を防ぎます。
この処置は保険適用です。

シーラントを行うタイミングは、奥の永久歯が生え始めた時が目安になります。
生えたばかりの永久歯は歯質や、背が低く磨きにくいため、初期虫歯になりやすいという特徴があるため、シーラントをすることで虫歯を遠ざけることができます。

しかし、歯の溝を埋めるシーラントですが、永久的に溝を埋めるものではありません。
そのため、まだ大人になる前に取れてしまうこともあります。
定期検診などでチェックしてもらい、必要があれば処置を施してもらうようにしましょう。


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乳歯の生え変わりに注意すること

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

乳歯が永久歯に生え変わるときに注意したほうがいいことについてお話します。



<乳歯の虫歯は放置しない>

「乳歯は抜けるから虫歯になっても大丈夫でしょう?」と言われることがあります。
たしかに、その歯のことだけを考えればそう考えられるかもしれません。
しかし乳歯が虫歯になり状態が悪くなると、通常の抜ける時期に比べ、早く抜けてしまいます。
乳歯が虫歯などで早期に抜くようなことになると、そのスペースに周りの歯が動いてきてしまい、後に生えてくる永久歯のスペースがなくなり、歯並びに影響する場合があります。
乳歯の虫歯もしっかり治療しておきましょう。


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<生えたての永久歯は虫歯になりやすい>
生えかわり期にはお口の中に「乳歯」と「永久歯」が混在します。
「永久歯」は「乳歯」よりも黄色味を帯びていて、前歯の先端はギザギザしています。
また生えてきたばかりの「永久歯」は、奥歯のかみ合わせの溝が深いのも特徴です。
生えたての永久歯は、「歯の表面が粗いため歯垢がつきやすい」、「歯質が未成熟で酸に弱い」さらに、「歯並びが凸凹しやすいためみがき残ししやすい」という特徴があります。
生えてきたばかりの永久歯を虫歯にしないためにも、みがき残しには特に注意が必要です。
さらにフッ素配合ハミガキを使い、歯科医院でのフッ素塗布をするなど、積極的に虫歯予防を行いましょう。


<歯並びに影響するクセに注意する>

「頬づえ」や「爪かみ」のクセを長く続けると、歯並びに影響することがあるのをご存知でしょうか?

自分で改善できるものについては、教えてあげ、クセがなくなるようにしたほうが歯並びが悪くなる可能性を小さくすることができます。

また、片方の顎ばかり使って食べ物をかむ「片がみ」のくせは、顔の形や歯並びにも影響する場合があるため、これにも注意は必要です。


歯並びを綺麗にすることは、お口のお掃除をしやすくし、汚れがたまりにくい環境をつくることができます。

生え変わりの前の、乳歯の時期からしっかりと管理してあげることは大切です。

わからないことなどあれば、いつでもご相談ください。



乳歯の生え変わりの仕組み

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おはようございます!

酒田の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は「乳歯の生え変わりの仕組み」についてお話します。

みなさん誰もが経験のある生え変わりです。
乳歯がぐらぐらしてきて抜けて、少し経つと永久歯がはえてきます。

<顎の中で作られる乳歯、永久歯>

乳歯のもとになる歯胚は妊娠7?10週目につくられます。

永久歯の中で最も早く生えてくる第一大臼歯や前歯は妊娠3-5ヶ月頃に歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。
生えかわりが始まる6歳頃には、あごの中で生える準備をしています。


<永久歯へ生え変わる仕組み>

  1. 1.顎の中(乳歯の下)で永久歯のもとになる歯胚ができ、時間をかけて成長していきます。
  2. 2.永久歯の歯冠部が完成し、歯の根の部分が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、永久歯の上にある乳歯の根は少しずつ溶かされていきます。
  3. 3.乳歯の根が溶けていくと、乳歯はグラグラになり抜け落ち、永久歯が顔を出します。






このような仕組みで乳歯は生え変わります。

そのため、「永久歯の先天欠如(もともと永久歯がない)」があると、通常は乳歯の根っこは吸収しません。
ぐらぐらしてこないのです。

平均的な抜ける時期を大幅に過ぎてもまだ生えてこない場合は、一度歯医者さんでレントゲンで確認してみてもいいかもしれませんね。

歯の生え変わりについて

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は、「乳歯の生え変わり」についてお話します。

2015年のアンケートによると、6歳から12歳の子どもをもつ保護者に「子どものお口の状態で気になること」を聞いたところ、1位が「みがき残し」、2位が「歯並び」でした。
この、、気になる方が多い「みがき残し」や「歯並び」は乳歯から永久歯への「歯の生えかわり」が深く関係しています。

まずは乳歯から永久歯に生え変わる時期です。
子どもの歯は5歳から14歳頃にかけて「乳歯」から「永久歯」へと生えかわっていきます。
「乳歯」の数は20本、「永久歯」の数は「第3大臼歯(親知らず)」を除くと28本です。

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平均的にはこのような時期に生え変わりますが、個人差が大きいため1年くらいは前後することもあります。

この時期から大きくずれて大人の歯が生えてこない、乳歯がぐらぐらしてこない場合、もとから大人の歯がない「先天欠如」という場合もあるため、一度歯医者さんに診てもらってもいいかもしれません。

次回は生え変わりの仕組みについてお話します。


滅菌とは

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おはようございます!
 
酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回、医院の滅菌についてお話しました。

そもそも、「滅菌」とはどのようなものでしょうか?

菌を滅すると書きますが、このような言葉には 
滅菌・殺菌・消毒・除菌・抗菌・減菌 という種類があります。

それぞれ、実際に何が違うのでしょうか?


<滅菌>
ここでの「滅」は、「全滅」の滅であり、滅菌といえば意味的には菌に対しては最も厳しい対応、ということになります。
つまり、すべての菌(微生物やウイルスなど)を、死滅させ除去することで、日本薬局方では微生物の生存する確率が 100万分の1以下になることをもって、滅菌と定義しています。
?しかし、これは現実的には、人体ではあり得ない状況(たとえばヒトの手を滅菌するには、人体の細胞ごと殺さなければならないことになる)で、器具などの菌に対しての用語だと考えられています。

<殺菌>
これは、文字通り「菌を殺す」ということを指しています。
細菌を死滅させる、という意味ですが、この用語には、殺す対象や殺した程度を含んではいません。
?このため、その一部を殺しただけでも殺菌といえる、と解されており、厳密にはこの用語を使う場合は、有効性を保証したものではない、ともいえます。
?また、この「殺菌」という表現は、薬事法の対象となる消毒薬などの「医薬品」や、薬用石鹸などの「医薬部外品」で使うことはできますが、洗剤や漂白剤などの「雑貨品」については、使用できないことになっています。

<消毒>
物体や生体に、付着または含まれている病原性微生物を、死滅または除去させ、害のない程度まで減らしたり、あるいは感染力を失わせるなどして、毒性を無力化させること、をいいます。
?消毒も殺菌も、薬事法の用語です。
一般に「消毒殺菌」という慣用語が使われることもあり、消毒の手段として殺菌が行なわれることもあります。
ただし、病原性をなくする方法としては殺菌以外にもあるので、滅菌とも殺菌とも違うという意味で、使い分けがされています。

<除菌>
物体や液体といった対象物や、限られた空間に含まれる微生物の数を減らし、清浄度を高めることをいう、とされています。
これは、学術的な専門用語としてはあまり使われていない言葉ですが、法律上では食品衛生法の省令で「ろ過等により、原水等に由来して当該食品中に存在し、かつ、発育し得る微生物を除去することをいう」と規定されています。
?いろいろな商品で、この性能を訴求する商品もたくさん出てきており、除菌の方法も洗浄やろ過など、各分野でさまざまな意味づけが行なわれたり、それぞれ程度の範囲を示している、と考えられます。
?たとえば、洗剤・石鹸公正取引協議会が定義する除菌とは、「物理的、化学的または生物学的作用などにより、対象物から増殖可能な細菌の数(生菌数)を、有効数減少させること」で、この細菌にはカビや酵母などの真菌類は含まれません。

<抗菌>
これも、近頃では幅広い商品に謳われるようになりましたが、「抗菌」とは「菌の繁殖を防止する」という意味です。
経済産業省の定義では、抗菌の対象を細菌のみとしています。
JIS 規格でその試験法を規定していますが、抗菌仕様製品では、カビ、黒ずみ、ヌメリは効果の対象外とされています。
?菌を殺したり減少させるのではなく、繁殖を阻止するわけですが、これも対象やその程度を含まない概念です。

<減菌>
微生物を特に限定せずその量を減少させる、という意味で、「消毒」と同じように器具・用具などについて使われることがあります。

歯科医院で言われる「滅菌」はこの中でも一番基準の厳しいものです。
歯医者さんである、オートクレーブ、という機械でも滅菌は可能ですが、患者さんの歯を削るときやクリーニングのときに使用するタービン、コントラ、ストレートハンドピースの機械の中までしっかりと滅菌できるものではありません。
沢田歯科医院で導入している「DAC ユニバーサル」であれば、内部までしっかりと滅菌可能で、
患者さんに安心で安全な治療を提供できます。

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医院の滅菌対策

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は、患者さんの歯を削るときに使う器具の滅菌についてお話します。

2014年5月の新聞記事や様々なマスコミの報道により、日本の歯科における感染対策、滅菌について関心が高まってきていると感じています。

そのときの記事では、安心で安全な医療を提供してほしいという国民の要求が非常に高まっている、歯を削るときに使う道具(タービン、ハンドピース)の滅菌を行っている歯科医療機関は3割しかないという調査結果でした。

沢田歯科医院では、歯科用の最新型のオートクレーブ滅菌器であるドイツ製シロナ社の
「DAC Universal」 [ダック・ユニバーサル]を導入しています。

歯を削るときや歯のクリーニングに使う道具(タービン、ハンドピース)を完全に滅菌できる優れものです。
この滅菌器のすごい所は「DAC Universal」一台で、タービン、コントラ、ストレートハンドピース(歯を削る機械)を、精製水や電解水を用いて、機械の内部、外部の洗浄し、内部まで完全滅菌し、しかもオイル注油ができること。
これは世界初です。

さすがに、滅菌対策では、日本よりも遙かに厳しいヨーロッパ基準の滅菌器です。

さらにはバックフラッシュというこの器械独自の工程があり、機械内部にいたるまでの厳密な滅菌(完全にすべての菌を死滅させる滅菌)を一気に行えるという優れものです

現在、日本の多くの歯科医院で使用されているオートクレーブでは、コントラやタービンに入り込んだ血液や唾液の除去や滅菌を完全に行うことができません。

ダックユニバーサル当医院では「DAC Universal」を使用することにより、より安心な歯科治療を受診していただけるようになりました。


カートリッジに、滅菌するタービン類を差し込んで、スイッチを押すと、自動でスーと沈んでいきます。
そして、洗浄から、滅菌、注油まで、約17分程度。
その後、自動で、スーと上がってきます。
これなら、患者さんの治療が終わった後、すぐに滅菌作業に入れます。

一般的なオートクレーブだと、洗浄、滅菌、注油で一時間以上かかってしまいます。
しかも、内部まではきれいにならない。

大きな違いです。


患者さんの治療ごとに、内部まで綺麗になった必要な器具を使用できます。

驚くほど、タービンの表面もきれいに洗浄、滅菌されています。 

電解水を作り出す機械もあり、その電解水を用いて、DACユニバーサルにで滅菌を行っています。

精確な調査はありませんが、現在の日本では、患者さんごとにタービンの滅菌を行っている歯科医院は、10数パーセントしかありません。

しかも、タービンの内部まで、完全に滅菌できる機械は限られていて、通常の滅菌器具では性能的に無理でした。


滅菌しているかどうかは、目に見えるものではありませんし、手間とコストばかりかかってしまいますが、何より大切なのは、「安心、安全な治療をおこなうこと」「自分が受けたい治療をすること」です。


安心して治療を受けに来てくださいね。



授乳中の歯科治療

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

妊婦さんのお話をしたので、授乳中の歯科治療についてもお話します。


<授乳中のレントゲン撮影>
授乳中のレントゲン写真については全く心配ありません。
治療に必要なレントゲン写真は撮っていただいて治療したほうが有益です。

<授乳中のお薬>
母親が飲み薬を飲んでも、赤ちゃん(乳児)が生後3ヶ月を過ぎていれば、母乳の影響はほとんどありません。
赤ちゃん(乳児)が生後3ヶ月未満の場合でも、母親が飲み薬を飲んでから5時間を過ぎれば母乳の影響はまずないと言われています。
それでも心配な方は妊娠時と同じく、抗生物質ならセフェム系、鎮痛剤ならカロナールをお飲み下さい。
もしくは、お薬を飲んでいる期間だけはミルクにするのもひとつの方法です。

授乳中のお薬に関しては考慮できると思いますので、授乳中の方はドクターにご相談ください。


また、お母さんの歯科治療とは関係ありませんが、赤ちゃんが生まれてから気をつけていただきたいことは、赤ちゃんへ虫歯菌、歯周病菌をうつさない、ということです。

虫歯や歯周病は「感染(うつる)」する病気で、感染経路で最も多いとされるのが親から子への感染です。
生まれたての赤ちゃんは虫歯菌に感染しておらず、様々な外からの要因によって感染していくのですが、中でも母親が赤ちゃんに食事を与える時、噛んで柔らかくしたり、自分が使っている箸やスプーンで食べさせたり、といった行為によって感染してしまいます。

特に生後1歳7か月から2歳7か月の1年間が感染の危険性が高いとされています。
この時期に虫歯菌に感染しなければ、虫歯になりにくい、という報告があります。


このように、お母さんのお口のケアはお子さんへのお口のケアにもつながります。
普段から定期的に来院していただき、綺麗なお口で過ごしましょう。


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妊婦さんと歯科治療3(薬編)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は妊婦さんと歯科治療に関わるお薬についてお話します。

歯科で使われる薬は麻酔薬・根管治療薬・消炎鎮痛剤・抗菌剤が代表的なものですので、それぞれについて要点をお話します。


<妊婦さんに対する麻酔>
麻酔薬は微量ですが胎盤を通過します。
他の薬と同じように妊婦さんに対する安全性は確立されていませんが、2%エピネフリン含有リドカインを使用する限り、妊婦さんと非妊婦を区別する科学的根拠もありません。
局所麻酔薬は世界中で使われている歴史ある安全な部類に入る薬です。
妊婦さんに対する人体実験は倫理上行われていないものの、その安全性は歴史によって証明されています。
長年の統計から 少量の麻酔薬を使用する限り「影響なし」と考えていいと思います。

<根管治療薬>
歯の根の治療の際、根の中に使われる薬で、使用量はほんの微量であり、しっかりと仮封(ふたをする)するため、「影響なし」と考えていただいていいと思います。

<消炎鎮痛剤>
いわゆる「痛み止め」です。
代表的な鎮痛薬にロキソニンやボルタレン、バファリン、カロナールなどがあります。
カロナールは他の薬剤に比べると鎮痛効果はやや劣りますが一番安全性が高い薬です。
妊婦さんに対してはファーストチョイスになります。

<抗菌剤>
数ある抗生物質の中でも、ペニシリン系・セフェム系抗生物質は短期間の服用であれば比較的安全性は高いと言われています。
キノロン系は禁忌です。

このように、妊娠中でも薬の種類をしっかり選べば基本的に影響はありません。
しかし、薬を使用しなくてすむのであれば、使用しないほうがいいことは明らかです。

妊娠する前に、定期的に歯医者さんに通っていただき、虫歯、歯肉炎、歯周病を予防していくことが大切です。


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妊婦さんと歯科治療3(レントゲン編)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は、妊婦さんとレントゲンについてお話します。

レントゲンの放射線は、赤ちゃんに影響はないのですか?というご質問を受けることがあります。

基本的に、妊娠中のレントゲンでの放射線は心配有りません。

放射線のエネルギーが人体にどれくらい被曝したのかを表す単位はシーベルト(Sv)で表されます。放射線と言うと、広島、長崎、チェルノブイリなどを思い出させ恐ろしい感じがしますが、私たちが普通に生活していても、地面や大気からも体に浴びています。
遮蔽はされていますが、テレビや電子レンジからも出ています。

妊娠中の赤ちゃんは当然、お母さんの下腹部に居るわけですから、そこへ何Svを被爆したかが問題になります。
妊娠の時期にもよりますが、一度に胎児に直接50-100ミリシーベルトを 浴びさせてしまうと、流産や小頭症などの奇形の危険が有ると言われてます。


この胎児に直接、50-100ミリシーベルトを浴びるとはどれくらいなのでしょうか?
歯のレントゲン撮影をした場合の胎児の浴びる放射線量はデジタルエックス線装置で 約 0.0008ミリシーベルト。
つまり62500枚-125000枚という枚数を取らない限り、胎児に影響はありません。
(胎児の浴びる放射線量はもっと低く0.0001ミリシーベルトと書いている本もありました。)

ちなみに、東京-ニューヨークを航空機で往復すると0.19ミリシーベルトです。



以上のデータは鉛の入ったプロテクターエプロンをしていない場合です。

鉛のプロテクターをしていた場合、胎児の居る下腹部への被爆は0だそうですので、尚更に心配する 必要は有りません。

よって鉛のエプロンはしなくても殆ど問題はありませんが、患者さんの安心のためにしているのが実情です。

そして、実際の胎児に対する被爆量はどれくらいかと言いますと、デンタルレントゲンを18枚を撮影した場合でも、自然界から 受ける放射線の36分程度にしか過ぎないそうです。

このデータは1969年のものですので、今では、レントゲンの装置の管電圧が高くなったり、フィルムの高感度化などで、もっと少ないと考えて良いと思われます。


このように、基本的にはレントゲンがおなかの中の赤ちゃんに影響を与える可能性は低く、歯の治療にとってレントゲン撮影は必要なものです。

しっかりとレントゲンを撮って現在の歯の状態をみてから治療をするほうが患者さんにとってもいいとは思いますが、ご心配があるようでしたら、スタッフにも一度確認ください。


「歯科 レントゲ...」の画像検索結果

妊婦さんと歯科治療2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回に引き続き、妊婦さんと歯科治療についてお話します。

今回は「妊婦さんでできる治療」についてお話します。

前回もお話したように、基本的な治療であれば妊娠中でも問題なく行うことができます。


<歯を削ったり詰め物、被せものをする治療>

妊娠中であっても、歯を削って詰め物をしたり、かぶせ物をしたりする虫歯の治療は普通の人と同じようにできます。

虫歯を放っておくと、どんどん進行して痛みが強くなり、出産と歯の痛みが重なることは身体的にも精神的にも辛いので、妊娠中でも虫歯を見つけたら治すことをおすすめします。

ただし、時期によっては治療を控えた方が良い時期もあるので、その場合は応急処置をするにとどめます。


<神経をとる治療>

虫歯がひどい場合には神経の治療が必要になることがあります。

妊娠中でも神経の治療をすることは問題ありません。

多くは麻酔をして行うことになりますが、後述するように麻酔は胎児への影響はないと考えて大丈夫です。


<抜歯>

治療の際必要であれば、妊娠中に麻酔しても、抜歯しても問題はありません。

ただし、親知らずの抜歯や、侵襲の大きな抜歯はしないほうがよいでしょう。

一般の人にとっても時間がかかる治療ですし、抜歯後に回復するまで時間がかかったり、長期間抗生物質や痛み止めの服薬が必要になったりする場合もあるからです。


<歯肉炎、歯周病の治療>

以前お話したように、妊婦さんはホルモンバランスの変化などにより、歯肉炎、歯周病になりやすい状態です。

妊娠中の歯ぐきの炎症は早産、低体重児出産などに関わりもあるため、赤ちゃんのためにもお口のクリーニングはしていただいたほうがいいと思います。 


このように、妊娠中でも基本的な歯科治療を受けることは可能ですが、診療中の体勢、投薬するお薬の内容など注意できることもあるため、妊娠中の方は治療前に、「妊娠何週目なのか」を必ずお伝えください。


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妊婦さんと歯科治療1

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

妊婦さん関係で、妊婦さんと歯科治療についてお話します。

妊娠中の歯科治療において一番気がかりなのは、治療の際に使用する薬や麻酔薬がおなかの赤ちゃんに影響を与えるかどうか、だと思います。

妊婦さんはいくつかの注意点さえ守れば、妊娠中でも歯科治療をすることは可能です。

麻酔や飲み薬を使う場合は種類や量を選び、レントゲン撮影をする場合はしっかりと防護するなど、適切に管理すれば絶対にできないという訳ではありません。

もしそれでも少しでも不安がある場合は、安定期の時期を選んで治療をすると胎児への影響も少ないため、それまでは応急処置で我慢をした方がいい場合もあります。


<治療はなるべく妊娠中期に>

妊娠中は体調の変化が大きく変化しますので、できるだけ安定期に治療するようにします。

妊娠初期はつわりで気分が悪くなりやすい時期なため、なにか処置をするにしても、応急処置程度にとどめておくほうが望ましいです。

安定期は妊娠5〜7ヶ月(妊娠16〜27週頃)をさします。

この頃であれば、歯科での処置が胎児にも影響が出にくいので、妊娠中になにか治療が必要なのであれば適切な時期とされています。

妊娠8ヶ月以降は赤ちゃんが大きくなって母体に負担がかかる時期なので応急処置とし、出産後に改めて治療するほうがよいです。


<治療する際に気をつけたいこと>

虫歯の治療はできますが、妊娠中であることを考えていくつか注意点があります。

まず、治療前に妊娠第何週であるかを歯科医師にしっかりと伝えてください。

妊娠中であると分かれば、楽な体制で治療が受けられるよう座席を倒し過ぎないようにする、などの配慮ができます。

治療中は無理のない姿勢をとるように心がけることが大切です。

お腹が張るような動作は控え、辛いときは知らせてください。

急に起き上がったりすると、立ちくらみを起こすことがあり、危険です。


なにか気になることがあればスタッフに聞いてみてください。


次回はどのような治療ができるのか、などお話します。


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妊婦さんと歯周病2

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おはようございます!

酒田の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回は妊婦さんが歯周病になりやすいことはお話しました。
今回は歯周病が妊婦さんへ与える影響についてお話します。

「妊婦の方が歯周病にかかると、早産や低体重児出産のリスクが高まる」と言われています。

早産とは、妊娠36週6日以前の出産をいいます。

正期産に比較して早期に出産した場合、赤ちゃんの体重は軽く、新生児医療を必要とすることもしばしばあります。

また、あまりに小さく産まれた赤ちゃんには重篤な障害が現れる可能性があり、できるだけ早産にならないよう、適切な診断や予防が必要になります。

一方、低体重児とは、生まれたときの体重が2,500g未満の赤ちゃんのことです。

早産によって低体重児出産になることもありますが、妊娠期間が十分でも、子宮内胎児発育不全などの影響で、赤ちゃんが十分成長しないまま出産を迎える場合もあります。

早産や低体重児出産には前置胎盤や子宮頚管無力症、高齢出産など母胎が抱える疾患や問題が影響していることがわかっています。

また、細菌性膣炎などの感染症が原因となるケースも見られます。

さらに、母親の喫煙や飲酒といった生活習慣や疲労・ストレスなども無関係ではないようです。

妊娠している女性が何らかの歯周病にかかっている場合、早産や低体重児出産のリスクはなんと7倍にも跳ね上がると発表されている論文もあります。

これは喫煙や飲酒、高齢出産などよりもはるかに高い数値です。

歯周病と早産・低体重児出産とのあいだにどのような関連性があるのか、そのメカニズムはまだ完全に解明されたわけではありません。

しかし、歯周病菌によって口腔内で炎症が発生する際、サイトカインや、白血球の活性化、プロスタグランジンなど痛みによって生じる炎症性物質が多く放出され、それによって陣痛が早くなり、結果的に早産や低体重児出産が増えるのではないかという考え方が有力です。

また、胎盤などの出産に関わる器官が歯周病原細菌に感染することも、早産・低体重児出産に影響するのではないかと考えられています。


患者さんご自身だけでなく、赤ちゃんの将来のためにも、普段から歯周病のケアをし、予防していきましょう。

わからないことなどあれば、いつでも来院してください。


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妊婦さんと歯周病1

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は妊婦さんと歯周病の関係についてお話します。

「妊婦の方が歯周病にかかると、早産や低体重児出産のリスクが高まる」と言われています。

妊娠中の女性は、女性ホルモンの関係で歯肉炎にかかりやすくなるといわれています。

また、つわりにより安定した量の食事ができなくなるため、少しずつの食事を断続的にするしかなくなる、または嘔吐によって口の中が酸性に傾く。

これらのことが、口腔内の衛生に悪影響を与え、歯周病にかかりやすい状態になってしまいます。

「歯磨きをしようと思っても、歯ブラシを口に入れただけで吐き気を感じてしまう。仕方ないのでデンタルリンスなどでうがいするだけにしている」という方もいらっしゃるようですが、やはりそれだけではお口の健康維持は難しいと思われます。

できるだけヘッド(磨く部分)の小さい歯ブラシを使うなどして、口腔内の歯垢(プラーク)を減らす努力をしていただければと思います。

とはいえ、一番望ましいのは「妊娠がわかってから本気でデンタルケアをする」のではなく、妊娠するまえから予防歯科で歯の健康を守り、妊娠中に虫歯や歯周病になることを予防しておくという意識を持っておくことです。


次回は歯周病が妊婦さんへ与える影響について詳しくお話します。


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歯周病と糖尿病

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は歯周病と糖尿病について詳しくお話していきます。

私たちは日々、食事をしていますが、食事のなかの炭水化物は、腸でブトウ糖として吸収され、血液に溶かし込まれます。

その際、インスリンというホルモンが分泌され、その手助けのもとブドウ糖は細胞に取り込まれ、体のエネルギー源となっていきます。

もしもインスリンの働きが不十分だったり、インスリンの処理が追いつかないほどブトウ糖が増えたりした場合、血液中には体のエネルギー源にならない大量のブドウ糖が余ることになります。

この「血液中のブドウ糖の量(血糖値)が一定の割合を超えた状態」を「糖尿病」と言います。

では、糖尿病(血糖値が一定の割合を超えた状態)になったら、いったい何が困るでしょうか。

血糖値が高くなると、血液はドロドロになり、血管へ大きな負荷をかけることになります。

それによって、さまざまな合併症を引き起こされる点が、糖尿病の恐ろしいところです。

特に毛細血管にかかわる合併症が多くみられ、ケースによっては失明したり、手足の末端部分が壊死したり、といったことさえあります。


糖尿病は血液中にある阻害物質が増えることで、糖分を細胞にしまうインスリンの働きが弱くなります。

歯周病で歯茎が炎症を起こすと、この阻害物質が増えてしまう事が近年の研究からわかりました。

これは、体内に侵入した細菌やウイルスと戦う免疫細胞のマクロファージが、細菌と戦う時に阻害物質を出すからなのです。

つまり、歯茎で歯周病菌とマクロファージが戦うと、マクロファージから阻害物質が放出され、インスリンの働きが阻害されて、糖尿病が悪化するわけです。

そして、この状態が続くと、糖尿病によって体の抵抗力が下がり、歯周病菌がますます増えるという悪循環に陥ってしまいます。


また糖尿病になると歯周病にも悪影響を起こすことがあります。

糖尿病で高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下して、感染症にかかりやすくなるといわれています。
細菌感染を原因とする歯周病についても同様であり、糖尿病の人は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが高まると言われています。

また、高血糖状態で歯ぐきの血管が傷んでしまうことで、歯周病が進行しやすくなります。


このように、糖尿病と歯周病は双方で悪影響を与え合います。

歯周病はお口の中だけの問題ではなく、全身への健康状態へも関与しているため、歯周病を予防し管理していくことは、身体全体の健康につながります。

歯周病は症状なく経過するため、定期的に歯医者さんに通っていただき、健康な身体をつくっていきましょう。


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歯周病の全身への影響2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回に続き、歯周病が全身に及ぶ影響についてお話します。

・狭心症、心筋梗塞
・脳梗塞
・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・骨粗しょう症
・早産、低体重児出産 の後半のお話をしていきます。

<誤嚥性肺炎>
気管に入った唾液中の細菌などが肺に感染して起こる肺炎が「誤嚥性肺炎」です。
高齢者に多く見られる病気の一つです。
特に、要介護の高齢者などは飲み込む力や咳をする反射が低下しているため、唾液やプラークなどが気管に入りやすく誤嚥を起こします。
そのように入り込んだ歯周病原性細菌などのお口の中の細菌が、肺炎を起こしやすくすると考えられています。
実際、この病気の多くの患者さんから歯周病原性細菌が見つかっています。
そのため、高齢者に口腔ケアを行い、歯周病原性細菌等の口内細菌が減少すると肺炎の発症率が下がることが報告されています。

<骨粗しょう症>
骨量が減少して海綿状(骨がスカスカな状態)になり、もろく折れやすくなった状態が「骨粗しょう症」です。
高齢の女性に多く見られる病気として知られています。
まだ充分に解明はされていませんが、歯周病になった歯肉で産生されるサイトカインには、骨代謝に影響を及ぼすものがあり、歯の喪失と骨密度の減少には関連があるという研究報告があります。
逆に、骨粗しょう症の人が歯周病に罹患すると、歯周組織の歯槽骨が急速に吸収されることで症状が進行しやすくなる可能性が知られています。

<早産、低体重児出産>
妊婦さんで歯周病に関連するのが、「早産・低体重児出産」です。
妊娠中はホルモンの変化などにより歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯周病になる人も少なくありません。
これが「早産・低体重児出産」の危険度を高めている、と言われています。
歯肉の血管から侵入した歯周病原性細菌やサイトカインが血流に乗って子宮に達すると、子宮筋の収縮を引き起こして早産や低体重児出産になる可能性があります。
最近の報告によると、歯周病にかかった妊婦さんに低体重児出産が起きるリスクは健常者の4.3倍程度と言われているのです。
妊婦さんと歯周病との関わりについては、また詳しくお話します。


このように、歯周病はお口の中の問題なだけではなく、全身にも影響を及ぼすと言われています。
直接的に全身に関わらなくても、歯周病になり歯が抜けて放置しまうと食べ物をしっかり噛むことが難しくなります。
食べ物をしっかりと噛むことができないと栄養の吸収にも関わるため、歯周病への意識を高く持っていただけると嬉しいです。
歯周病は症状なく経過する病気なため、定期的に歯医者さんに通っていただき、予防していくことが大切です。
今後も健康な身体で過ごしていくために、お口の中は綺麗にしていきましょう。

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歯周病の全身への影響

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おはようございます!

酒田の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は、歯周病が全へ及ぼす影響についてお話します。

歯周病にかかると、歯茎から血が出たり、口臭がするようになったり、歯がグラグラするようになったりすることは、以前の回でお話したとおりですが、実は歯周病の症状というのは、お口のなかだけに留まりません。
歯周病が進行すると、血液を介して歯周病菌が各臓器に運ばれ、全身疾患に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。

現在、歯周病と関わりの大きいものは

・狭心症、心筋梗塞
・脳梗塞
・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・骨粗しょう症
・早産、低体重児早産

などがあります。
少し詳しくみていきましょう。

狭心症、心筋梗塞>
心臓に血液を供給する冠状動脈で血液の流れが悪くなり、心臓に障害が起こる病気の総称を「冠状動脈性心疾患」と呼びます。
中でも、心筋梗塞や狭心症の虚血性心疾患は、心臓の冠状動脈にアテローム性プラーク(血管沈着物)が形成され閉塞されていくことで生じる病気です。
血管内に侵入した歯周病原性細菌やその病原因子などが、血流に乗って冠状動脈に達すると、アテローム形成が加速化します。
その結果、心血管の病気が発症しやすくなります。
歯周病に罹患していると、心血管疾患の発症リスクは1.15〜1.24倍高まると言われています。

<脳梗塞>
歯周病菌などの刺激により動脈硬化を誘導する物質が出て血管内にプラークができ、血管が細くなります。
プラークがはがれて血の塊ができるとその場で血管がつまったり、細いところでつまります。
脳梗塞は、このように脳血管がつまる病気です。
歯周病の人はそうでない人の2.8倍脳梗塞になりやすいといわれています。

<糖尿病>
糖尿病には網膜症・腎症・神経障害・末梢血管障害・大血管障害などの合併症があり、歯周病はこれらに続く第6の合併症と捉えられています。
そのため糖尿病患者さんの多くに重度の歯周炎が見られます。
また、歯周病の炎症の場で産生されるサイトカインのうち、ある種のものが血糖値を低下させる作用を持つインスリンの効きを阻害する(インスリン抵抗性)ため、歯周病患者は血糖コントロールが改善しにくくなります。
したがって、歯周病治療を行うことで炎症が収まり、サイトカイン濃度が低下すれば血糖コントロールの改善に影響を与えると考えられています。

糖尿病についてはまた詳しくお話します。

次回は続きをお話していきますね。


歯周病のリスクファクター2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回は歯周病のリスクファクターの中でも、局所的(口腔内)のものについてお話しました。
歯周病には全身の健康状態も関わっているため、今回は全身的なリスクファクターについてお話します。

全身的なリスクファクター(生活習慣)にはどのようなものがあるのでしょうか?


・喫煙
タバコの中に入っているニコチンは、血管も収縮し血行不良を引き起こし、免疫力が低下します。
そのため炎症を起こしていても、炎症がわかりにくいうえ、出血も少なく発見が遅れがちです。
さらに免疫力が低下するので歯周病を重症化させます。
また歯周病治療でも喫煙者は禁煙者に比べ、治りが悪いことが証明されています。


ストレス
ストレスが多いと食習慣や歯磨きの習慣が変わってしまうことがあります。

また、歯ぎしりやくいしばりに繋がることもあります。歯ぎしりやくいしばりは歯に過剰な力を加えるため、歯周病の進行を促進してしまうといわれています。

さらにストレスが原因で体の抵抗力が弱まり、歯周病が悪化しやすくなることもあります。


食生活
甘い食べ物、やわらかい食べ物は歯について、とどまりやすく、歯垢が増える原因になります。

さらに不規則な食生活や栄養バランスを欠いた食事は歯や歯ぐきにも悪影響を及ぼします。


糖尿病
糖尿病になると、浸透圧の関係で尿が多く出るため体内の水分が減少して口の中が乾燥しやすくなります。
さらに細菌に抵抗する力が弱まっているので感染症になりやすく、組織を修復する力が低下するため歯周病の進行が速くなると考えられています。
糖尿病に関しては、また詳しくお話します。

以上が全身的なリスクファクターです。

歯周病の直接的な原因はプラーク(細菌)であるため、その細菌を除去することが一番大切ですが、それに加えリスクファクターを無くしていくことも歯周病の治療につながります。

もしわからないこと、ご心配などあればいつでもお聞きください。


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歯周病のリスクファクター

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は、歯周病のリスクファクターについてお話します。
リスクファクターとは危険因子のことです。

以前もお話したように、歯周病の直接的な原因は歯垢(プラーク)の中の細菌です。
そして歯周病を悪化させてしまう原因として他にも多くの要素が関わっており、それらをリスクファクター(危険因子)と呼びます。


歯周病のリスクファクターには局所的なリスクファクター(口腔内環境)と全身的なリスクファクター(生活習慣)があります。


<局所的なリスクファクター(口腔内環境)>

・歯石
歯垢(プラーク)に唾液中のカルシウムやリン酸などが沈着すると2日程度で歯石になります。

歯石は表面がザラザラしていたり無数の穴があり、歯垢(プラーク)がさらにつきやすくなってしまうため、歯石の周りに細菌が増えていき、歯周病の症状が悪化しやすくなります。

・歯並び
歯並びが悪い部分は歯ブラシが届きにくく、清掃が不十分になりやすいため、歯垢(プラーク)が溜まりやすく炎症が起こりやすくなります。

矯正で歯並びを改善することでセルフケアがしやすくなります。

また、磨き方を工夫したり磨きやすい道具を使用していただきプラークをたまりにくくすることが大切です。


・不良習癖(口呼吸、歯ぎしり、くいしばり)

〈口呼吸〉
口で呼吸するくせがある方は、口の中が乾燥し歯垢(プラーク)が付着しやすくなります。

また、抗菌の役割のある唾液も少なくなるため細菌数が多くなってしまい、さらに歯ぐきの抵抗力も弱くなってしまうため炎症が起こりやすくなります。


〈歯ぎしり、くいしばり〉
歯ぎしりやくいしばりをしているとき、歯には強い力がかかっています。

このような強い力により歯周組織がダメージを受けることを咬合性外傷といいます。

細菌の感染による歯周組織の破壊はこの咬合性外傷によりさらに助長されてしまいます。

歯の周りの組織に過度な負担がかかり歯周病が進行することも防ぐ必要があります。。


・不適合な冠
歯に合っていない詰め物やかぶせものは、適合が悪いため隙間が生じています。

その歯との境目や段差に歯垢(プラーク)が溜まりやすく、炎症が起こりやすくなります。

そのため、不適合な冠は新しくやり直していただいたほうが、プラークのたまりにくい環境に改善することができます。


・唾液量が少ない
唾液が少ないと口の中が乾燥し歯垢(プラーク)がつきやすくなります。

また、唾液の抗菌作用も減少するためお口の中の細菌が増えてしまいます。


以上が、局所的なリスクファクター(口腔内環境)になります。

矯正で歯並びを改善するとプラークがたまりにくくなるため、虫歯や歯周病の予防に大きく関わってきます。

このようにお口の中の環境を変えることも、歯周病の予防に有効です。

次回は全身的なリスクファクター(生活習慣)についてお話します。



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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


今回は、フラップ手術のメリット、デメリットについてお話します。


<メリット>

歯肉を切開し、直視下で徹底的に歯石や細菌を取り除くことができるため、歯肉を開かない場合に比べ、取り残しが少なくなります。

手術により、歯周ポケットを改善することができるので、セルフケア(お家でのブラッシングなど)がしやすくなります。

歯周ポケットの奥深くまでしっかり掃除することができ、悪化した口腔内環境を改善できます。


<デメリット>

術後に歯肉が下がり歯が長く見えることがあります。

また、歯肉が下がるため、歯と歯の間に隙間ができる場合があります。

歯石を取ったことと、歯茎が下がり歯の根っこが見えてきてしまい、知覚過敏の症状が出てきてしみることがあります。

ホームケアがしっかりとできていない患者さんに適用してしまった場合、深すぎるポケットがある場合、歯周病の進行スピードを加速させてしまう。(そのため、このような場合は適応外となります)

手術後、麻酔が切れたときに痛みが生じることがある。

フラップオペをしても、術後のセルフケアができていないとポケットは再発する可能性がある。


このように、フラップオペにはメリットだけではなくデメリットもあるため、以上のことを説明しご納得いただいた上で治療を開始します。

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歯周病の治療(Flap opeの適応)

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おはようございます。

酒田の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回はFlap ope フラップ手術についてお話しました。
このフラップ手術はどの患者さんでも行える、というわけではないため、今回は適応症についてお話します。

<フラップ手術が適応する場合>
?歯周基本治療をおこなっても深い歯周ポケットが残っている。
歯周病治療では基本治療(SRP)の終了後にもう一度必要な検査をおこない、どの程度改善がみられたかを再評価します。
この再評価であまり改善がみられないケース、具体的には4mm以上の深さの歯周ポケットが残っている、炎症の残っている部位に関しては、フラップ手術の処置が検討されます。
(深すぎるポケットの場合は、かえって悪影響になる場合もあるため、その都度検討します。)

?口腔内の清掃状態が良好である
フラップ手術は外科的な侵襲をくわえるため、術後のケアが非常に大切になります。
口腔内が不衛生の状態のまま処置をおこなうと、術後の傷口に細菌が感染するリスクが高くなり、かえって状態を悪化させる恐れがあります。
そのためフラップ手術においては口腔内の清掃状態が良好であることが必須条件になります。

?全身状態が良好である
歯周外科治療に限らず、歯科でおこなう外科処置は全身状態が良好であることが条件となります。
たとえば糖尿病の患者さんの場合、血糖値のコントロール状態が悪いと術後に感染症を起こすリスクが高まります。
ひどい高血圧の患者さんの場合、血圧をコントロールしていただいてから、外科的な処置を行ったほうが安心です。
またワーファリンなど血流を促す薬剤を服用している場合、手術中や術後に血が止まらなくなる危険があるため、担当の医師に全身のことをご相談させていただく場合もあります。
その後、相談した上で処置の可否を決定します。

?喫煙していない
歯周病には病状を悪化させる様々なリスクファクターがありますが、その1つが喫煙です。
喫煙は歯周病を増悪させるだけでなく治療の効果を著しく低下させます。
そのため歯周病の治療に際しては節煙もしくは禁煙することが推奨されています。
歯周病のリスクファクターについては、また後日お話します。

?治療に同意している
最後に、フラップ手術をおこなうには患者さんの同意が必要不可欠となります。
「手術をする」「歯茎にメスを入れる」と聞くと、誰しも治療に対する恐怖心が芽生えてしまうものです。
ただ、フラップ手術が適応されるケースはそのまま放置するよりもオペをしていただいたほうが良好な結果を得られる可能性が高いです。

ただ、説明し、メインテナンスで様子を見たいという患者さんにはもちろんオペは強制はしません。
しっかり患者さんが納得された方法で、可能な限り、歯周病がこれ以上進行しないようにサポートできればと思います。

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歯周病の治療(Flap ope)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回、歯周病の治療で Flap ope というものを簡単にご紹介しました。
SRP後の歯周病検査で、深いポケットが残っている場合、
歯ぐきの中の見えない部分に残っている歯石をできるだけ除去するために、
歯ぐきを切開して開き、直視下で歯石をとる、というものです。

フラップ手術は歯周ポケット内きれいにすることで、歯根面と歯ぐきの再付着をうながし、歯周ポケットを減少させる効果も期待できます。


<フラップオペの術式>

フラップ手術では、まず処置をおこなう歯茎に麻酔をします。
十分に麻酔が効いてから処置を始めるので術中に痛みを感じることはありません。

麻酔が効いたらメスで歯ぐきを切開し、歯茎を開いて歯根や歯槽骨の一部を露出します。

その後の処置は歯周基本治療でもおこなうSRP(スケーリング・ルートプレーニング)と同様で、歯根面に付着したプラークや歯石を、直視下で丁寧に取り除いていきます。

また、同時にポケット内に存在する炎症病巣を除去する処置や、歯槽骨が破壊されて形がいびつになっている部位を整える処置も、場合によってはおこなっていきます。

一通りの処置が終了した後、開いた歯茎を元の位置に戻して縫合すれば治療終了です。
次の日に傷口の確認や消毒に来院していただき、状態がよければ1週間ほどで縫合した糸を取っていきます。

また処置後は感染予防のための抗生物質や痛み止めなどが処方されます。
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以上がフラップオペの術式になります。

このオペは患者さんの誰もができるわけではありません。
次回はどんな方が、このオペの適応なのか、メリット、デメリットなどをお話していきます。


歯周病とは(治療編4)

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おはようございます!

酒田の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

SRP後の歯周病検査後に深いポケットが残った場合はどうするか、というお話の続きをしていきます。

来院していただいた時点で深いポケットがある場合、なくなってしまった骨は元に戻すことはほぼ難しいため、ポケットが残ってしまうことがあります。

その場合患者さんと相談させていただき3つの治療法に分かれます。
 
1.歯周外科(Flap ope)
フラップ(flap)とは「開閉する」という意味があり、歯肉を切開して歯周基本治療(SRPなど)では除去できなかった深い部分の歯石除去や炎症を起こしている組織の除去を行うことです。
ポケットが深くなってしまっている場合、歯ぐきの内側を触るため、外からは実際に見ながらSRPはできませんし、どうしてもキュレット(SRPの道具)が届かない部分が出てきます。
そのため、歯ぐきを切開して開き、実際に見ながら歯石を除去する、というのがフラップオペです。
詳しいことはまた後日お話します。

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2.再SRP
多量の歯石がついていたり、炎症が強かった場合、一度のSRPだけでは歯石がとりきれない場合があるため、もう一度ポケットの深い部分のみSRPを行い、予後をみます。

3.メインテナンスでケアしていく
フラップオペを行えなかったり、オペをすることで今の状態よりも歯の状態が悪くなる場合、またオペにはデメリットもあるため患者さんが希望されない場合は、定期的に来ていただき、メインテナンスで今の状態よりも悪くならないようにしていく、といった方法です。

このように患者さんにそれぞれのメリットデメリットをご説明し、納得選択していただき、歯周病をこれ以上進行させないようにサポートさせていただければと思います。

歯周病とは(治療編 番外編)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回、SRPについてお話しました。

SRPの治療後、出てくる症状などについてお話します。
歯ぐきが治る過程で出てくる症状になりますが、患者さんにとっては不快なものもあります。
治療前にそのことを知っていただくことで、治療後の症状が出ても安心していただければと思います。


1. 不快感とお痛み

SRP後に、不快感やお痛みが出てくることがあります。

術後の不快感や痛みの程度は患者さんによって異なりますが一時的なものであり、通常2-3時間で軽減し2-3日以内でほとんど消退します。

急性症状を伴った部位や、歯石が多量に沈着した深い歯周ポケットに対して治療を行った際には、術後のお痛みは出やすくなっています。


2. 知覚過敏

SRPを行い、腫れていた歯ぐきがひきしまると、歯肉が収縮、あるいは退縮し、歯の根の表面が口腔内に露出し、冷水、温水などの刺激に対してしみる症状が出ることがあります。

これが知覚過敏です。

術後に生じる知覚過敏は一時的なもので、プラークコントロールをしっかりしていくと徐々に軽減していくことが多いです。


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3. 口腔清掃指導

歯周治療ではプラークコントロールが重要です。

SRP後もプラークコントロールの徹底が必要になります。

術後、歯肉に不快感や歯の知覚過敏が生じた場合は、弱い力でブラッシングを行うか、軟毛の歯ブラシを使用し、2-3日以内で日常のブラッシングを行うことが出来ます。


4. 食事

SRPは歯ぐきよりも下の部分を触るため、深い部分を行う場合は局所麻酔剤を使用することがあります。

知覚が戻るまで、お食事は極力避けていただいたほうが安心です。

歯石沈着が多量に見られ、かつ深い歯周ポケットのある部位にSRPを行う場合は、術後疼痛や、不快感、噛んだときのお痛みが出る場合もありますが、数日で治ります。


5. 出血

SRPは歯ぐきを触るため、ほぼ必ず出血します。
全身的な疾患のために血がサラサラになるお薬をのまれている場合、または術前の歯肉の炎症が強い場合、術後出血が起こることがあります。
もし、帰宅してから出血がある場合は出血部位を確認し、清潔なガーゼなどで患部を15分ほど圧迫していただくと、通常止まります。
それでも止血しない場合はご連絡いただければ対応いたします。


6. 歯肉膿瘍形成


多量の歯石沈着を伴った深い歯周ポケットのある部位や、糖尿病などの全身的因子のある患者さんに対しSRPをすると、術後に膿瘍が形成されることがあります。

これは歯ぐきが腫れて膿がたまる状態です。

そのような場合は連絡していただき、膿みを出す処置を行います。


7. 歯肉の外観的変化


SRP後に、腫れていた歯肉がひきしまると、歯間部歯肉、辺縁歯肉の収縮、あるいは退縮により隙間があき、歯の根の一部が露出することがあります。

特に、やわらかい浮腫性の歯肉はかたい線維性の歯肉と比較して、術後に生じる歯肉収縮の程度が大きく、外観の歯肉の変化や息漏れ、食物がつまったりする可能性があります。

歯がのびた感じをうけられる方も多いようです。



このように、SRP後は歯肉や症状の変化が出ますが、健康な歯肉に戻すためには必要な治療です。

このような症状が出にくくなるように、SRP前のブラッシングはとても大切になります。

歯周病は患者さんのブラッシング無しでは絶対に改善しません。

一緒にお口の健康を守るためにも、しっかりとしたブラッシングの仕方を聞きにきてくださいね。





歯周病とは(治療編3)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回も治療編の続きです。

2回目検査の結果、骨の吸収がすでにあると、歯ぐきより上の部分のお掃除だけではポケットが深い部分が残ることがあります。
前回お話したように、歯石は縁上(歯ぐきの上)だけでなく、歯周ポケットの中(縁下)にも歯石は付着します。
そのため、2回目の検査を行っても深い部分が残っている場合は、深い部分に歯石が残っている場合が多く、治療の次のステップに進みます。


5.SRP(スケーリング、ルートプレーニング)

いわゆる「歯石取り」にあたる行為には、歯科の専門用語でいう「スケーリング」と「ルートプレーニング」があります。

スケーリング(scaling)
スケーラーと呼ばれる器具を使用して、主に歯の表面の歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を除去する処置。
ルートプレーニング(root planing)
歯周ポケット内部の歯石や歯根表面の汚染されたセメント質を除去し、歯の根(root)を硬く滑らかに(planeに)する処置

ちなみに実際に治療する際には、両者に明確な境界はなく、スケーリングもルートプレーニングも一連の作業として行われます。

頭文字をとってSRPとも略されます。


歯石除去うに使用される「スケーラー」という道具を使って歯石やバイオフィルム(細菌の塊)を落としていきます。
スケーラーにも多くの種類があります。

超音波スケーラー、手用スケーラー、エアースケーラー、ロトソニックスケーラー...などなど。この中でも主に使用されるのは、手用スケーラーと超音波スケーラーです。
ちなみに手用スケーラーも、シックル型・キュレット型・チゼル型・ファイル型と分類されます。これらは歯石の付き具合によって使い分けられます。


歯根面にプラークが付着すると、細菌の内毒素がセメント質に浸透して「汚染セメント質」となります。この汚染セメント質があると、歯石を取り除いても歯肉が歯根の表面にくっつかず、歯周ポケットが改善しにくい状態を生み出してしまいます。

ですから、歯石を取り除いた後はルートプレーニングで汚染セメント質を除去して歯肉の付着を促し、かつ歯根表面をツルツルと滑らかな状態にして、歯垢が溜まりにくい状態にするのです。


このSRPを行う場合は、歯ぐきの中(歯周ポケット部分)を触るため、麻酔が必要になる場合があります。
そのため、基本的には全体的にSRPを行う場合は6回に分けて行います。

このSRPは歯ぐきの中の見えない歯石を取るため時間もかかります。
しかし、しっかりと歯石をとり、今後歯石がつかないように環境を変えていくことは、歯周病の進行を抑えるためにとても大切になります。

クリックすると新しいウィンドウで開きます


このSRPを行い、普段の歯ブラシもしっかり頑張っていただき、結果をまた検査します。


6.歯周検査
SRP後の検査でポケットが改善されていれば、定期的に来院していただき歯周病の予防をしていただくことが重要です。

次回から、この検査でも深いポケットが残っている場合についてお話します。

歯周病とは(治療編2)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は治療編の続きです。

ブラッシング指導を行い、患者さんに歯ブラシでとれる部分のプラークをとっていただくことができたら、
歯ブラシで取れない部分の細菌を減らすのは来院していただき、こちらの仕事です。


歯周病の治療(前回の続き)

3.スケーリング(歯石取り)
歯周病の治療では、主に「歯石取り」をしていきます。
歯石とは、歯垢(プラーク)が唾液中のカルシウムと結合して石灰化した硬いかたまりのことです。
個人差はありますが、歯垢(プラーク)が残ったまま放置すると2-3日で石灰化し始め、歯石へと変化していきます。
歯に強く付着しているため、歯ブラシでは取れず歯科の専用の器具を使用しないと除去ができません。
また、その歯石は表面が粗造であるため、その上にまたプラークが停滞しやすくなってしまいます。
そのため、この歯石をとり、歯周病の原因菌を減らすことが主な治療となります。

歯石は歯ぐきの上の歯の部分につく縁上歯石と、歯ぐき下(歯周ポケットの中)につく縁下歯石があります。
最初に縁上歯石を超音波スケーラーなどにより除去していきます。クリックすると新しいウィンドウで開きます

4.2回目歯周検査

歯石取りが終わり、歯ブラシを頑張っていただくと、炎症を起こして腫れていた歯肉は腫れがひき、ひきしまります。
まだ歯肉炎でとどまっている場合は、この処置のみで、健康な歯ぐきに戻ることも多いです。
1回目の検査から、1ヶ月ほど歯ブラシを頑張っていただき、歯ブラシと縁上の歯石取りをしてどれだけ改善したかを、この2回目の検査をして判断します。

元の健康な歯ぐきに戻せているようであれば、そのまま普段の歯ブラシを頑張っていただき、定期的に来院していただき、歯周病を予防していく、といった形になります。
 
この検査によってさらに治療が必要な場合は、また次回からお話していきます。

歯周病とは(治療編)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回までに歯周病についてお話しました。

では、歯周病の治療はどのようなものでしょうか?


1.歯周検査(歯周ポケット検査)、レントゲン検査

まずは、今の患者さんのお口の状態がどんな状態なのか、それを確認します。
歯周病は症状が現れにくい上、歯肉の中の骨が吸収する病気なため、見た目ではわかりにくい部分があります。
そのため、実際にポケットをはかり、今歯を支えている歯ぐきと骨(歯槽骨)がどんな状態なのかを調べます。
また、歯周病は骨の病気であるため、レントゲン検査で今の骨の高さを確認することも大切になります。


2.ブラッシング指導(T.B.I)

歯周病の原因は細菌です。
プラークという細菌の塊を除去することが必要になります。
プラークは歯ブラシでもしっかりとれるため、普段の歯磨きは歯周病の予防にとても大切になります。
歯ぐきよりも上の部分の、歯ブラシが当てられる部分のプラークをとることは、「患者さんの仕事」です。
プラークは毎日ついてくるため、定期的に歯医者さんに来院していただいても、患者さんの協力なしには歯周病の進行は止められません。
意外と、歯をしっかり綺麗に磨くのは難しいです。
プラークがついている部分を染め出しをし(小学校でしたことのある、ピンク色になるやつです)、患者さんの歯ブラシで磨き残しのある部分を見ていただき、衛生士により歯ブラシの仕方を指導させていただきます。
また、歯ブラシだけではとりきれない部分もあるため、歯間ブラシやフロス(糸ようじ)の使い方やサイズなどアドバイスさせていただきます。


クリックすると新しいウィンドウで開きます

次回から続きをお話します。


歯周病とは(症状編)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は歯周病の症状についてお話します。

歯周病は、Silent Disease(サイレントディジーズ)"静かなる病気"だといわれます。
サイレントディジーズといわれる所以は、「歯周病は痛みなどの自覚症状が出にくい」という特徴からです。


では歯周病になるとどのような症状が出るのでしょうか?

早期発見、早期治療を行うためにはぜひ症状を知っておきましょう。

歯周病には3つの段階があります。


歯周病の段階1 歯肉炎の症状

歯茎が赤く腫れた状態になります。

歯茎を指で軽く押すとブヨブヨとしていたり、歯を磨くと血が出るという症状もこの初期段階で表れてきます。

また、起床時に口の中のねばつきが気になることもあります。


歯周病の段階2 歯周炎の症状

歯肉炎の症状がさらに進行すると、歯茎が下がり歯周炎を引き起こします。

歯茎が下がると歯が長くなったように見えたり、歯が浮いているような感じがします。

また、食べ物が詰まりやすくなったり、歯周病独特の強烈な口臭がするようになります。


歯周病の段階3 歯槽膿漏の症状

歯茎を指で押すと膿が出る状態です。

歯周組織の感染が進むため歯がぐらぐらするようになります。

今挙げた段階別の症状以外にも、硬いものを噛むと痛みを感じたり、歯茎にムズムズとしたかゆみを感じたり、歯茎が赤紫色っぽい場合なども歯周病の疑いがあります。


痛みが出るようになる頃には、歯周病が重度にまで進行している可能性が高く、場合によっては、歯を残す事が難しい場合もあります。
歯を失うような事にならないためには、歯や歯ぐきに少しの異常や違和感を感じたら、早めに受診をする事が大切です。
自覚症状が出にくい歯周病ですが、よく注意するようにすれば、歯周病初期のわずかな異常に早めに気がつき、早めに治療を開始する事ができます。

そのためにも定期的に来院していただき、検査をしてしっかりと管理し、予防することが大切です。


歯周病(ポケット編)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は歯周ポケットについてお話します。

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歯と歯茎の境目には、「歯肉溝(しにくこう)」という1-2mmのすき間があり、歯周病菌はこの歯肉溝から奥へ奥へと潜り込んでいきます。

歯周病菌が歯と歯茎の境目から侵入すると、歯茎は炎症を起こして赤く腫れ、出血を起こします。

まだ骨の吸収を伴っていない段階、これが歯肉炎です。

これは、異物である歯周病菌を追い出そうとする防御反応です。

本来、歯肉溝は健康な状態のときには歯茎にぴったりと密着して細菌の侵入を防いでいますが、歯茎の炎症が深いところまで達すると、この密着が剥がされてしまい、ポケットのような袋状のすき間ができます。

これが「歯周ポケット」です。

こうしてできた歯周ポケットに汚れが溜まると、細菌の温床である歯垢(プラーク)が増えていきます。深くなった歯周ポケット内部の汚れや石灰化して固着した歯石は、歯ブラシだけでは取り除くことができません。

そのため、歯垢のなかで細菌がますます増殖・活性化し、歯周病の悪化を招くという悪循環に陥ってしまうのです。

歯周病が進行すると、歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。

一般的には、軽度の歯周病で3-4mm、中度の歯周病だと4-6mm、重度の歯周病になると6mm以上になります。

人間の歯の根の長さ(歯根の長さ)は長くても2センチほど。そう考えると、歯周ポケットが6mm以上という状態がいかに危険な状態かお分かりいただけるでしょう。

では、なぜ歯周ポケットは深くなっていくのでしょうか? 
前回お話したように、口腔内の細菌には、空気が好きな「好気性菌(こうきせいきん)」と、空気が大嫌いな「嫌気性菌(けんきせいきん)」の2種類があります。

歯周病と関係があるとされる細菌(P.g菌など)は、後者の嫌気性菌に当たります。

歯周病菌は空気が届きにくい歯と歯茎のわずかなすき間に居場所を求め、そこからさらに奥へ奥へと入り込んで勢いを増し、歯周ポケットを深くしていくのです。

歯周病菌が歯周ポケットに入り込むと歯周組織に炎症が起き、放置していると歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。

歯周病が進行するとやがて歯を支えている歯槽骨が溶かされ、歯がグラグラと動くようになり、歯を失うリスクが高くなっていきます。

吸収してしまった骨は元に戻りませんが、その状態でもポケットを浅くしておくことが大切です。(もちろん難しい場合もありますが,,,)

歯周ポケットが深くなる前に、予防していくことが大切です。

歯周病の原因(細菌編)

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おはようございます!

酒田市の歯科医院、沢田歯科医院の沢田です。

前回、プラークには1mgの中に10億を超える細菌が棲みついている、とお話しました。
では、どんな種類の細菌がいるのでしょうか?

歯周病に関わっている細菌はたくさんいます。
その中で代表的なものは3種類です。


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この「Red Complex」に入っている、

P.g.菌(Porphyromonas gingivalis)
T.f.菌(Tannerella forsythensis)
Td.菌(Treponema denticola)

です。

この中の、P.g菌が特に歯周病に大きく関わっています。
P.g菌は 偏性嫌気性菌 という種類で、酸素を嫌います。

以前もお話したように、虫歯の原因菌、ミュータンス菌は母子感染であることがわかっています。
しかし、P,g菌はどこから感染するのか、まだわかっていません。


この菌に感染したとしても、この菌は、細々と弱々しく生きています。
体に害を与えることもあまりありません。

ところが、お口の中が不潔になりミュータンス菌が歯に付着し始めるとプラークを形成し、
ある量に達すると、歯に接している歯肉に炎症が起こり、歯肉の内面に潰瘍(傷のようなものです)が形成され、血が出るようになります。
すると、餌を得たP,g菌は数百倍から数万倍までに増殖します。

そして、骨を破壊し歯周ポケットという歯と歯肉の間の溝をどんどん深くしていきます。
その溝が4mm以上になると、溝の深いところは酸素が減っていき、P.g菌の働きはますます活発になります。

一方、身体もP.g菌を攻撃し排除します。
しかしその結果、自らの歯の周りの骨を溶かしてしまうことになります。

これが歯周病です。

歯周病の予防は、
プラークを早めに除去し、
P.g菌に血液という餌を与えず、
酸素のない環境をなくす=歯周ポケットの深いところを減らしていく

ということが大切になります。


P.g菌などの細菌が0になることはありません。
歯周病は症状なく経過するため、自分のお口の中がどんな状態なのか、
P.g菌の増えやすい環境ではないか、
定期的に来院していただき、予防していくことが大切です。



歯周病の原因(プラーク編)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回から歯周病についてお話します。

今回は歯周病の原因、プラークについてお話します。

歯周病の原因はプラーク(細菌の塊)が主な原因です。
この細菌の塊には、1mgの中に10億を超える細菌が棲みついていると言われており、この細菌の中には善玉の細菌と悪玉の細菌とがあります。

唾液成分の糖タンパクが歯の表面に薄い皮膜(ペリクル)を作ります。
その皮膜の上にくっついたミュータンス菌(虫歯菌)がショ糖を使ってグリコカリックスというネバネバした物質を作り自分の家づくりを始めます。

そして口の中の細菌たち、特に悪玉の細菌が家の中へ多量に侵入して、増えていきます。
この状態を細菌性プラーク(プラーク)またはバイオフィルムと呼んでいます

お風呂場や洗い場の排水溝の、ぬるぬるする、あれです。

この中は食べ物(栄養)や水も十分で温度も 37 ℃前後という細菌にとって大変よい環境で、悪玉細菌である歯周病菌は、産生する毒素で歯ぐきを腫らし、血や膿を出したり、歯の周りの骨を溶かしたりする原因となります。
このプラークは、外からの抗菌薬(化膿止め)や唾液中の抗菌成分の攻撃に抵抗し、薬が効きにくい構造となっています
このプラークが唾液や血液の無機質成分を吸って固まったものを、歯石と呼びます。

このバイオフィルムは残念ながら、うがいだけではとれません。
排水溝のぬるぬるも、水を流すだけではとれませんよね?

しかし、このバイオフィルムの段階では、歯ブラシなどでこすると除去できます。
これが、さきほど書いたように固まって歯石になってしまうと歯ブラシでとることはできなくなります。

歯周病に対し、うがいや飲み薬ではなく、歯ブラシや歯間ブラシ、フロスが有効なことがおわかりいただけるでしょうか?

歯ブラシは歯周病の治療道具、といった意識をもってしていただければ、少し丁寧にみがきたくなりませんか?


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歯肉炎とは

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こんにちは!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回まで、健康な歯と歯ぐき、骨の関係についてお話しました。

今回からは、歯周病についてお話していきます。

まずは歯周病は色々な呼び方があります。
「歯周炎」「歯槽膿漏」これらはほぼ同じ意味です。

歯周病と離して考えなければいけないものに、「歯肉炎」があります。

大きな違いは、「歯を支えている骨(歯槽骨)が吸収してしまっているかどうか」です。

歯肉炎、歯周病、両方とも原因はプラーク(細菌の塊)です。
この細菌により歯肉は炎症を起こし、少しの刺激で出血したり、歯ぐきが腫れたりします。

歯肉炎の場合、歯を支える骨には異常はないため、しっかり歯ブラシや歯間ブラシ、フロスをあて、このプラークを取り除くことができれば、元の健康な歯肉に戻すことができます。

この歯肉炎を放っておくと、次の段階の「歯周病」に進んでしまします。

歯肉炎は歯周病の初期段階とも言えます。
この段階で歯周病を予防することはとても大切です。

次回は歯周病を詳しくお話していきます。

歯肉炎と歯周炎

こんにちは!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

歯と歯肉の健康な状態について、今回は「プロービング」についてお話します。

歯医者さんで歯周病かどうかを調べたり、歯石取りをする前に「歯と歯ぐきの検査」をしたことはありませんか?
専門用語でいうと、プロービング、とういう検査です。

プロービングとは、プローブという先端に目盛りがついている器具を使って歯周ポケットの深さを測る事を言います。

1本の歯に対して1ヶ所、4ヶ所、または6ヵ所の歯周ポケットを調べます。(場合によります)

そもそも、歯周ポケットとは歯と歯ぐきの間の溝の深さの事でこの溝を測っていきます。

ちなみに、健康な場合は歯周ポケットとは言わず「歯肉溝」「サルカス」と呼びます。

この検査で健康な場合は3mm以下、出血や膿が出たりはしません。



「プロービングと...」の画像検索結果

プロービングでは7つの情報を得られます。
・歯周ポケットの深さ・形態
・歯周組織の抵抗力・炎症の存在
・歯肉の質、形態
・歯根の形態(歯根の湾曲や 根面のグルーブ)
・歯肉縁下プラーク、歯肉縁下歯石の有無と程度
・アタッチメントレベル
・根分岐部病変の有無と程度

と、専門的な言葉で言うと上のようになりますが、
要は「歯ぐきは悪くなっていないかな?」という検査です。


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健康な歯肉の場合、歯と歯肉は「付着」というものによってくっついており、このプローブを適正な力で挿入すると、その付着の部分(上皮性付着の部分)で止まります。

また、健康な歯ぐきはピンク色で、炎症も起こしていないため、このプロービングを行っても痛くもありませんし、出血もありません。


歯周病になると、この付着が壊れ、炎症が起こるため、同じ力でプロービングを行ってもお痛みがあったり、出血があったりします。


健康な場合の歯と歯ぐきの関係はこの程度にして、次回から歯周病について細かくお話していきますね。



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