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犬歯の役割

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おはようございます!

前回は前歯の役割について書きました。

今回は犬歯です。

前歯と奥歯の中間にある、手前から3番目の歯を犬歯と呼びます。
上下左右それぞれ1本ずつ、計4本あります。
犬歯は槍のように尖った形をしており、食べ物にかぶりついて切り裂く役割があります。
また、犬歯はほかの歯よりも根が長く、強度があるため、噛み合わせたときに前歯や奥歯にかかる負担を軽減させる役割も担っています。 

普段は意識していませんが、人間は(動物も)食べ物を食べる時、顎を上下に動かすだけではなく、左右にも動かして食べ物を噛み砕きます。

正常な歯並びの場合、上下の歯は、顎を噛み合せた時には、すべての歯が噛み合っています。

ところが左右に顎を動かした時には、上下の糸切り歯(犬歯)だけが噛み合って、上下の奥歯にはわずかに隙間ができるのです。

つまり、左右に歯ぎしりして(顎を動かして)その位置で顎を止めると、犬歯だけが噛み合い、奥歯は噛んでいない状態になるのです。この状態のことを、「犬歯誘導」といいます。

奥歯は縦方向の噛む力には強いですが、横方向の噛む力には比較的弱いという特性があります。

そのため、横方向に力が加わる左右の顎の動きの時には、根の長い丈夫な犬歯のみが噛み合い、奥歯に横方向の噛む力が伝わらないようにする犬歯誘導の状態が安定した良い噛み合せの大切な要因になるのです。

ところが上下の犬歯が歯並びの関係や虫歯、歯ぎしりによる磨耗などで、顎を左右に動かした時に噛み合わなくなると、横方向の噛む力が奥歯に伝わるようになります。

これにより、奥歯の知覚過敏、虫歯、歯の割れ、歯のグラつき、歯槽膿漏(歯周病)、顎関節症などの一因になる場合があります。

犬歯を守ることは、他の歯を守ること、と言っても過言ではないと思います。

「犬歯誘導」の画像検索結果


また、不自然な生え方をしている犬歯は八重歯と呼ばれます。
もともと顎の骨の中にある歯胚(歯の卵のようなもの)の位置が悪かったり、乳犬歯(子供の犬歯)の抜ける時期が通常より遅い場合、八重歯になり可能性があります。
チャームポイントとされる場合もありますが、本来の犬歯の役割が十分に果たされず、歯磨きもしにくいため、歯の健康を守るためには歯列矯正を検討することも大切です。


次回は臼歯(奥歯)について書いていきます。



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