山形県酒田市の歯医者│沢田歯科医院│予防に重きを置き地域の皆様のお口の健康を守ります

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口腔ケアとメタボリックシンドローム

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回はメタボリックシンドロームと口腔ケアについてお話しします。


メタボリックシンドロームとは、肥満をきっかけに動脈硬化のリスクが相乗的に高まっている状態をメタボリックシンドロームと言いいます。
メタボリックシンドロームの診断基準のうち、陽性項目が多い人は、歯周病のリスクが高まるという報告があります。

メタボリックシンドロームってなに?
 資質や糖質の多い食習慣、運動不足といった生活習慣を続けていると、徐々に内臓の周囲に脂肪(内臓脂肪)が蓄積していきます。
過剰となった内臓脂肪からは炎症物質などが放出されるようになり、その結果、インスリン抵抗性(インスリンの効きが悪くなり血糖値が下がりにくくなる)が引き起こされて血管の状態が悪化し、動脈硬化の危険因子となる糖尿病や脂質異常症、高血圧症などが重複して生じるようになります。
こうした内臓肥満をきっかけに動脈硬化のリスクが相乗的に高まったいる状態をメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)といいます。
 メタボリックシンドロームの診断基準は、内臓脂肪の蓄積の程度を見る「ウエスト(へその高さ)の周囲径」に加え、「血中脂質値」「血圧」「血糖値」のうち2つ以上が一定の数値を超えることが条件となります。

メタボリックシンドロームになるとどういう症状が出るの?
 メタボリックシンドロームはそれだけの状態であれば基本的には無症状です。
しかし、放置すると糖尿病や脂質異常症をはじめとした代謝性疾患や、高血圧症を発症し、ひいてはそれらを基盤として発症する冠動脈疾患(虚血性心疾患)、脳血管障害(脳卒中)などを引き起こす可能性が高くなります。
つまり、重症化するまで自覚症状がないことが一番の危険であり、症状がない間にも動脈硬化は着々と進んでいるのです。
・冠動脈疾患(狭心症、心筋梗塞など):運動負荷時の息切れ、胸痛
・脳血管障害(脳梗塞、脳出血など):四肢の麻痺、構音障害
・糖尿病の合併症:失明(糖尿病網膜症)、手足のしびれ(糖尿病神経障害)、むくみ全身倦怠感(糖尿病腎症)
・その他の血管の病気:歩行した時の足の痛み(抹消動脈疾患)激しい足先の痛みと腫れ(痛風)


このように、症状はなくても放っておくと様々な健康への害があります。

次回はメタボリックシンドロームの予防や、口腔ケアとの関連についてお話しします。



口腔ケアと認知症

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こんにちは!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


前回は認知症についてお話ししました。
今回もその続きについてお話しします。

認知症は予防できるのでしょうか?
認知症を予防するには、生活習慣病(糖尿病、高血圧、脂質異常症)の改善が大切です。
特に、糖尿病の有無は認知症との関連が大きいと言われています。
糖尿病の人は血管性認知症に約2.5倍、アルツハイマー型認知症に約1.5倍なりやすくなります。
このほか、バランスのとれた食事、適度な運動習慣、禁煙なども有効です。
アルコールの是非については意見が分かれるところですが、大量の飲酒やおつまみだけの食事になることでビタミンB1不足になると、ウェルニッケ脳症(意識障害や眼球運動の異常などが現れます)を発症して認知症になることがあります。
また、アルツハイマー型認知症の人が脳梗塞を併発した、肺炎になった、転倒して足を骨折したなど、病気やけがを合併すると認知症はどんどん悪くなります。
動けていた時は気付かなかった脳の変化が、骨折をきっかけに表面化しやすくなります。
日常の過ごし方としては、一人でぼんやりする時間を減らし、人と話したり、体を動かしたりすることが大事です。
刺激の多い生活をできるだけ心がけましょう。


◎口腔ケアと認知症
高齢になると歯や口の機能が低下し、それがさまざまな病気を引き起こす要因になります。
認知症もその一つです。
噛むことが脳の活性化につながることは知られていますが、歯の喪失はアルツハイマー型認知症のリスクを高めることも明らかになっています。
歯を失う主な原因は歯周病とう蝕です。
中でも歯周病は糖尿病と密接な相互関係にあることに注目です。
歯周病の人は糖尿病が重症かしやすく、逆に糖尿病の人は歯周病が重症化しやすくなります。
認知症と糖尿病も同じような関係性にあることを考えると、歯周病で糖尿病が悪化することによって認知症も増悪するという悪循環に陥る可能性があるのです。
最近では、国立長寿医療研究センター、名古屋市立大学などの研究グループによって、血液を介して脳内に入り込んだ歯周病原因菌がアルツハイマー型認知症の原因の一つであるアミロイドβ蛋白を増やし、認知症を悪化させることがわかってきました。
認知症においても歯周病予防や歯の喪失防止はとても重要なのです。


このように、口腔ケアは認知症への予防にも大きく関わります。

定期的な口腔ケアをご希望の方はご連絡お待ちしています。

口腔ケアと認知症

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回からは認知症についてお話しします。


認知症は、後天的な理由で起こる脳の機能障害です。
認知機能が不可逆的に低下し、生活がしづらくなります。
噛むことが脳の活性化につながることは知られていますが、歯周病やう蝕(むし歯)による歯の喪失は、アルツハイマー型認知症のリスクを高めることも明らかになっています。

認知症は後天的な理由で起こる脳の機能障害です。
生まれ変わった脳の発達障害などとは異なり、脳の神経細胞が死ぬことでそれまで正常に保たれていた認知機能が不可逆的(元に戻ることがない)に低下し、生活がしづらくなる状態をいいます。
認知症にはいくつかタイプがあり、「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」が4大認知症といわれています。
このうち最も多いのが全体の7割り近くを占めるアルツハイマー型認知症です。
次いで約2割の血管性認知症、そしてレビー小体型認知症が含まれる例があることがわかり、その割合は変化しつつあります。
このほか、アルコール性認知症、正常圧水頭症、慢性硬膜下血腫などの疾患による認知症などがあります。

認知症になると、脳ではタイプによって下のような変化が起きています。

「アルツハイマー型認知症」
主な症状は、物忘れです。
脳内にアミロイドβなどのたんぱく質が蓄積して脳の神経細胞が壊れ、脳全体が萎縮する病気です。
緩やかに進行するのが特徴。
物忘れから始まり、徐々に介助を要したり意思を伝えられない状態になります。

「血管性認知症」
主な症状は、障害を受けた部位によって症状はさまざま。
脳梗塞や脳出血などの病気によって酸素が脳に運ばれなくなり、一部の神経細胞が死滅する。
脳血管に変化が起こるたびに急激に悪くなり、段階的に進行します。
中には脳全体の細かい血管が傷んでしまい、認知機能が徐々に低下するタイプ(ビンスワンガー病)もあります。

「レビー小体型認知症」
主な症状は、幻視、パーキンソン症状、睡眠時の異常行動
レビー小体というたんぱく質が大脳皮質に広がり、認知症や神経症状、幻視などさまざまな精神症状を引き起こします。
症状に変動性があり、調子が悪いときと悪い時の差が激しいです。
急激に進行することもあります。

「前頭側頭型認知症」
主な症状は、人格の変化、無関心、無気力、感情の抑制が効かない、などがあります。
タウやTDP-43などのたんぱく質の蓄積などによって、脳の前頭葉や側頭葉の神経細胞が徐々に萎縮していきます。
発症率は低いですが、万引きなどの反社会的行動や人格の変化から症状が始まることがあります。


次回は認知症の続きのお話をしていきます。

口腔ケアと糖尿病

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こんにちは!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

だんだん暑くなってきましたね。
体が疲れると、歯ぐきが腫れたり症状が出てくることがありますので、
なにか気になることがあればいつでもご連絡ください。

今回は、前回の続きで、糖尿病についてお話しします。



糖尿病の予防や改善はできるの?

糖尿病の予防には、肥満を解消させることが大切です。
まずは食事や運動習慣を見直してみましょう。
基本は、脂肪を控え、多様な食品をバランスよく、腹八分目に食べること、日常生活の活動量を増やすことです。
なお、欠食は次の食後の高血糖につながりやすくなります。
例えば、朝食を抜くと昼食後の血糖値が、朝食と昼食を抜くと夕食後の血糖値が急上昇します。
夕食だけ食べた場合の上がり方は特に顕著に上がります。
欠食することで1日の摂取カロリーは減るかもしれませんが、食事は一日三食摂取するのがおすすめです。

血糖値スパイクとは?
食後の血糖値は、健康な人の場合、食後30分くらいでピークになり、2時間くらいでまたもとに戻る動きをします。
ところが、食後一気に血糖値が急上昇した後、短時間で降下することがあります。
この状態を「血糖値スパイク」と呼びます。
問題なのは血糖値スパイクが糖尿病の人に限らず、正常型の人でも起きている可能性があるということです。
検診時の空腹時血糖値やHbA1cだけでは、血糖値スパイクの有無は把握できないからです。
こうした血糖値スパイクを繰り返していると、血管を傷める物質が作られ血管が傷ついて、動脈硬化や2型糖尿病の発症などのリスクを高めます。
食後に強い眠気や集中力の低下、頭痛などがみられる場合には、もしかすると血糖値スパイクが生じているのかもしれません。
大切なのは、血糖変動のクス内良質なHbA1cを保つということです。


口腔ケアと糖尿病
歯周病は糖尿病の重大な合併症の一つです。
これは高血糖によって感染を防御する力などが低下し、歯周病原因菌の増殖を制御できなくなるためです。
血糖コントロールがうまくできないことが歯周病を悪化、重症化しやすくします。
実際、糖尿病の人は歯周病に2倍以上かかりやすくなることがわかっています。
逆に、歯周病が重症であるほど血糖コントロールの状態も悪くなります。
歯周病の治療で歯周組織の慢性炎症が改善するとインスリンの働きがよくなり、HbA1cが0.4-0.7%低下すると報告されています。
定期的をに受けるお口のクリーニングを受けることは、糖尿病の人や糖尿病予備軍の人にとってとても大切なことです。

全身の健康のためにも、定期的にクリーニングを受けましょう!


口腔ケアと糖尿病

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回からは、糖尿病についてお話しします。

糖尿病は、インスリンがうまく作用しないことで、慢性的に高血糖になってしまう疾患です。
歯周病は糖尿病の重大な合併症の一つであるとともに、歯周病が重症であるほど血糖コントロールの状態も悪くなります。


糖尿病とはどんな病気なのでしょうか?

私たちが普段食事でとっている糖質(炭水化物)は、消化管の酵素で分解されてブドウ糖になった後、血液中に吸収されて全身の細胞のエネルギー源になります。
このとき、ブドウ糖を細胞へ取り込むのを助けているのが、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンです。
糖尿病はこのインスリンがうまく作用しなくなることで、慢性的に血液中のブドウ糖の濃度が高く(高血糖)になってしまう病気です。

糖尿病は、その成り立ちから「1型糖尿病」「2型糖尿病」「その他の特定の機序、疾患によるもの」「妊娠糖尿病」の4つのタイプに分けられます。
このうち90%以上を占めているのが2型糖尿病です。
2型糖尿病は遺伝的な要因(遺伝因子)に過食や運動不足などの生活習慣(環境因子)が組み合わさって発症します。
血液検査で「糖尿病型」に分類され一定の条件を満たすと、糖尿病と診断されます。

糖尿病になるとどんな症状が現れるのでしょうか?
糖尿病はその初期や軽症であればほとんど自覚症状が現れません。
高血糖が続くうちに、口の渇き、多飲(飲水量が多い)、多尿(尿量が多い)、体重減少といった特徴的な症状がみられるようになります。
また、糖尿病をそのまま放置しておくと血管が傷つき、細い血管や神経に障害が起きたり(細小血管障害)、太い血管に動脈硬化が生じたり(大血管障害)して、さまざまな合併症を引き起こします。
合併症が重症化すれば、失明や人工透析、足の切断など深刻な事態に陥る原因になります。
血糖値が著しく他覚緊急性のある状態(高血糖緊急症といいます)では、意識障害を起こすこともあります。

こうした糖尿病合併症を進行させないためには、血糖、血圧、コレステロール値の改善と禁煙が大切です。
定期的な健診や眼科受診で早めに治療を開始し、重症化を防ぎましょう。

次回はもう少し、糖尿病についてお話しします。

口腔ケアと脳卒中

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


前回、脳卒中のお話を途中までしましたので、今回はその続きからお話しします。


脳卒中を防ぐには「動脈硬化の予防」が重要です。
予備軍となる危険因子の治療はもちろん、生活習慣の改善がポイントになります。
「塩分を控え、バランスの良い食事をとること」
「適度な運動習慣をもつこと」などです。
また、血栓予防のためにこまめに水分補給をするようにしましょう。
水分補給を我慢しすぎると脳梗塞のリスクになります。
就寝前、起床時、お風呂上りなどに「コップ1杯の水」がおすすめです。
いわゆる脳卒中家系の人も、食生活を見直すことで予防は可能です。
ただし、脳動脈瘤には遺伝性があります。
親や祖父母、兄姉妹にくも膜下出血を起こした人がいる場合は、一度検査をうけておくとよいでしょう。

季節と脳卒中
熱くなると熱中症、寒くなるとインフルエンザ・・・というように、気症の変化に関係があると考えられる病床の総称を「気象病」といいます。
実は脳卒中も気象病と無関係ではありません。
暑い夏は体から水分が失われ血液がドロドロになって血栓ができやすく(脳梗塞)、寒い冬は血圧の上昇で血管が切れやすくなる(脳出血)からです。
心房細動が原因の脳梗塞もやはり冬場に多い傾向があります。
また、晩春などの季節の変わり目には脳梗塞やくも膜下出血が、1日の温度差が10℃以上あるときには脳梗塞が起こりやすいことも知られています。
深部体温を一定に保つ必要がある私たちは、気温差が激しいと体への負担が大。
毎日の気象情報にも体調管理のヒントが隠されているのです。

性別・年齢と脳卒中
脳卒中は動脈硬化が進行した中高年に発症しやすく、脳出血は男性に、脳梗塞やくも膜下出血は女性に多くみられます。
特にくも膜下出血では女性は男性の約2倍。
くも膜下出血は発症すると、およそ半数は死亡してしまい、社会復帰できるのは約1/3くらいと、かなり重篤な状態になる怖い疾患です。
脳出血が男性に多いのは、一般に活動的で無理をしやすい傾向があり、血圧が上がりやすいことが考えられます。
喫煙、多量多飲する人が多いのも一因でしょう。
また、男性は重症化することが多く、脳梗塞の死亡率も男性のほうが高くなります。
一方、くも膜下出血が女性に多いのは、動脈瘤の形成に女性ホルモンの関与が考えられるからです。
女性の社会進出で社会的なストレスが増えている影響もあるのかもしれません。

口腔ケアと脳卒中
歯周病は血液疾患、呼吸器疾患のほか全身に様々な影響を及ぼし、脳卒中との関連も注目されています。
問題になるのは歯周病原因菌。
歯周病やう蝕を放置することで、歯肉からの傷が血管内に入り、心臓の弁に菌が付着すると感染性心内膜炎という病気になるだけでなく、その菌が血液を介して脳に流入して、細菌性の脳動脈あ瘤をつくることがあります。
厄介なことにこの細菌性脳動脈瘤は、脳の細い血管にできやすく、脆く破裂(くも膜下出血)しやすいのです。
歯周病は首の動脈(頸動脈)の動脈硬化を引き起こす可能性も指摘されています。
さらに脳卒中を発症後には、麻痺や筋力の低下で歯磨きが難しくなることも多くなります。
歯科通院による歯周病対策は、脳卒中の予防・再発を防止するうえでとても重要な意味をもつのです。

お時間があればぜひ口腔ケアで脳卒中を予防しましょう。

こんばんは!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は歯周病菌を減らすことによって新型コロナウイルスの予防ができるという記事を読んだので、ご紹介します。


歯周病は、口の中の歯周病菌に感染することで発症します。
われわれの口腔内には400種類近い細菌が存在していて、その数は100億を超えるといわれています。
そのうち、プロフィロモナス・ジンジバリス(P・g菌)、アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス(A・a菌)、プレボテーラ・インテルメディア(P・i菌)など数十種類の細菌が歯周病の原因菌として知られています。

うした歯周病菌が歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)に蓄積して増殖すると、歯肉が炎症を起こして腫れたり、出血しやすくなります。
さらに進行すると歯周ポケットが深くなり、歯を支えている歯槽骨が溶けて歯がぐらつき、最後は抜け落ちてしまいます。

歯周病によって問題が起こるのは歯だけではありません。
近年、糖尿病、誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患、心臓疾患、認知症といった多くの全身疾患との関連が指摘されていて、インフルエンザなどのウイルス性疾患にもかかりやすくなると言います。


■口の中は受容体が多い

われわれの口腔内ではウイルスレセプターと呼ばれるウイルスが吸着する受容体がいくつも発現します。
口腔内に入ったウイルスは、そのレセプターを介して細胞内に侵入し、増殖していきます。
通常、喉など口腔内のレセプターはタンパク質からできている粘膜で保護されています。
しかし、歯周病菌はプロテアーゼというタンパク質を加水分解する酵素を産生し、保護している粘膜を破壊してしまいます。
その結果、口腔内のウイルスレセプターが露出して、感染しやすくなってしまうのです。

 新型コロナウイルスは「ACE2受容体」というレセプターにくっついて細胞内に侵入します。
ACE2受容体は上気道での発現は比較的少ないといわれていますが、海外では「ACE2受容体は口腔内の粘膜、とりわけ舌に多く発現している」との論文報告があります。
歯周病菌がつくり出すプロテアーゼが、新型コロナウイルスの細胞内侵入をサポートする可能性があります。

 また、歯周病によって起こる「炎症」がウイルス感染を助長するともいわれています。
周病菌は内毒素を放出するため、歯肉などの歯周組織や粘膜に慢性的な炎症を引き起こします。
炎症によって歯肉の血管が傷つくため、口腔内の細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなります。

 また、新型コロナウイルスが吸着するACE2受容体は、炎症が広がるほど多く発現するといわれています。
ACE2受容体はそもそも炎症が起こった際に細胞を保護する働きがあるため、炎症があると増えるのです。

歯周病と新型コロナウイルスの関連性は現時点ではまだはっきりしていませんが、可能性の芽は摘んでおいた方がいいと思います。

歯周病の予防や悪化を食い止めるためには、原因となる歯垢をしっかり取り除き、口の中の歯周病菌を減らすのが何より大切です。
そのためには、最低でも朝晩は正しくブラッシングして、口腔内を清潔な状態に保つことです。
また、普段の生活の中でストレスをため込まないことも大事です。
口腔内環境の改善につながりますし、何よりウイルスから身を守ることにもつながるからです。

通常のハブラシだけで磨けない部分も歯医者さんで綺麗にしませんか?

よく噛むことと健康

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は「噛むことがなぜ健康につながるか」という話の一部についてお話しします。

噛むことにより様々な健康への効果が発見されています。


今回は、人前で気になる「口臭」や「滑舌の悪さ」への予防についてお話しします。

口の周りの筋力の低下は、人前で気になる2つのことに深く関連しています。
ひとつは「口臭」、もうひとつは「滑舌」です。

口臭は腐敗によって発生します。
口の中には、300〜700種類の細菌が生息しているといわれています。
その数、1000〜2000億個。
歯みがきをまじめにしていない人は、4000〜6000億個もあります。
口内細菌にも体にいい善玉菌と悪さをする悪玉菌がありますが、バランスがとれているときは、悪玉菌はおとなしくしています。
ところが、体調がくずれたり、不摂生などでバランスが崩れて悪玉菌が増えはじめると悪臭を放つようになります。
それが、いわゆる気になる口臭です。

バランスが崩れる理由は、何といっても唾液の減少です。
唾液が十分に分泌されないことで悪玉菌を除去しきれなくなり、増殖させてしまうのです。
噛むことで唾液力が高まれば、口臭は改善できるし、予防することも可能です。
口臭が気になりはじめたら、ドライマウス(口腔乾燥症)の可能性もあります。
これも原因は唾液量の減少です。
悪化すると舌がひび割れたり、痛みを感じるようになったり、味覚がおかしくなったり、発音が悪くなったりするなど、日常生活に支障をきたすようになるので注意しましょう。
ドライマウスは、オーラルフレイルの初期段階に発症するともいわれています。

また、口の周りの筋肉が衰えると、滑舌も悪くなり、舌もまわらなくなります。
話すことは、口、舌、のどの筋肉の複合動作です。
筋肉がスムーズに動けば、自分の思い通りに発音することができます。
滑舌の悪さは、最初に自覚できるオーラルフレイルの症状といわれています。
「かきくけこ」「さしすせそ」「たちつてと」「らりるれろ」が言いづらくなったら、要注意です。
口の機能が衰えている可能性があります。
滑舌が悪くなることの最大のデメリットは、うまく話せなくなることで、人と会ったり、人がいるところへ出かけなくなったりすることです。
社会との接点が少なくなると、老人性うつ病を発症するきっかけにもなります。
そうなる前に、噛むことでお口周りの筋肉を鍛えましょう。
口やあご、そしてのど周りの筋肉をほぐして、滑舌が悪くならないようにしましょう。

噛むことには上の2つ以外にもたくさんのメリットがあります。
ゆっくり噛むことでお食事を楽しみながら、健康維持に努めましょう!

新型コロナと口腔ケアの関係

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

最近流行りのコロナウイルスと、口腔ケアによる予防について記事を読んだので紹介します。


ISOM(国際オーソモレキュラー医学会)は1月26日、「ビタミンCがコロナウイルス感染を防ぐ」との緊急声明を全世界に発信しました。ISOMは、栄養素で病気を治療することを目指す医療者により、1994年に創立、カナダ・トロントに本部を置き、世界22カ国に支部を持つ学会組織です。


「新型コロナ感染の重症例の多くは、高齢者や基礎疾患のある人であり、、免疫力などが整っていれば感染と重症化のリスクは低下するということです。治療薬やワクチンがまだない以上、『私たち自身の抵抗力を上げる』のが有効なことは論を待ちません。」

3月3日、柳澤会長が『新型コロナウイルス感染症感染予防と治療のための栄養療法』とのテーマで報道関係者向け説明会を開催しました。

声明で、感染予防と重症化防止のための栄養素が推奨されました。

特に重視されているのが、ビタミンC(VC)、次いでビタミンD3(VD)、亜鉛です。VCが呼吸器感染症に有効との報告は多く、例えば、VC1グラムを1時間ごとに6回、以後、1日3回投与すると、投与しない場合と比較して風邪とインフルの症状が緩和し、また、1グラムを1日3回投与することで症状を予防できたとの報告があります。

ここになぜ"口の中"が関わるかというと、歯周病がVCを消費してしまうからなのです。

歯周病の悪化に大きく関わるジンジバリス菌という細菌が多いほど、つまり、歯周病が重度なほど体内のVCが少なかったとの報告がみられます。

歯周病が重症化して体内のVCが目減りしていれば、ウイルス性の呼吸器感染症にかかるリスクが高くなる恐れがあります。

そして、まだ研究途上ではありますが、歯周病が進んでいる人は体内のVDが不足状態だとの報告もみられます。

多くの調査では、日本人の約7〜9割がVDの不足状態とのことですので、新型コロナに限らず、ウイルス性呼吸器感染症のリスクを下げるには、VDを十分に摂取すること、そして、歯周病をしっかり治療しておくことが望ましいでしょう。

日本人の子ども、老人、女性で亜鉛摂取量が減少しているとの報告があります。

VC1グラム+亜鉛10ミリグラムを5日間投与され、風邪症状が早期改善したとの報告がある一方、歯周病患者では体内の亜鉛が不足していたとの報告もあります。

歯周病と呼吸器感染症は亜鉛不足という共通点で結ばれている可能性があります。

歯周病の最も基本的な対策は、きちんと歯磨きをすることですが、高齢者にお口のお手入れ(口腔=こうくう=ケア)を実施したところ、インフルにかかる割合が約10分の1に減少したとの報告は注目に値します。

この結果の一つの要因は、歯周病菌が分泌するプロテアーゼという酵素です。

この酵素は私たちの細胞のタンパク質を分解し、歯周病を悪化させます。

プロテアーゼが豊富な状態では、口腔や呼吸器粘膜のタンパク質も分解されて防御機能が低下し、感染予防の意味から望ましくありません。

口腔内を清潔に保つことは多くの人が実行可能で、実践する価値のある対策といえるでしょう。


今回の記事はビタミンと歯周病との関係での記事でしたが、コロナウイルスだけでなく、歯周病は全身的な様々な疾患に関係しています。

普段からの口腔ケアは、体の健康を保つためにも有効と言えます。

お時間があるときに、定期的にお口のお掃除しませんか?





虫歯と歯周病の違い

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こんにちは!
酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

先日、読んだ記事にこんなことが書いてありました。

サンスターが全国の30代・40代の男女500人に対して行なった歯周病に関する調査によれば、歯周病の認知率は9割以上の92.0%だった。
 しかし、歯周病認知者460名を対象に、歯周病とむし歯の違いに関して質問したところ、約6割の56.0%の人が、違いを理解していないと回答。
ほとんどの人が、歯周病という言葉そのものは知っているにも関わらず、歯周病について正しく理解されていないことがわかった。

こんな記事でした。



ということで、今回は「むし歯と歯周病の違いについて」お話します。 


歯周病もむし歯も細菌が原因で起こることは同じですが、それぞれ異なる細菌が主原因となります。

むし歯の原因となる菌は歯の表面で酸を出し,歯を溶かしていくのに対し、
歯周病は歯周プラーク(歯垢)の中の歯周病菌が歯と歯のすき間に入り込み、歯周病菌が増殖することで、ハグキに炎症を起こし、徐々にその炎症が歯の周りの組織を破壊していきます。
歯周病菌は多かれ少なかれすべての人のお口の中に存在しますが、すべての人が歯周病にかかっているというわけではありません。
歯周病が発症するかどうかは、歯周病菌と、歯周病菌から身体を守ろうとする生体防御機能とのバランスが関わっています

むし歯の場合は、神経が残っていれば、冷たいものがしみたり、何かしらの症状があることが多いです。
それに対し、歯周病は痛みなどの自覚症状がなく進行するので、別名Silent Disease(静かに進行する病気)と呼ばれ、症状が進行すると歯を支える骨(歯槽骨)を溶かし、やがて歯が抜けてしまう原因にもなります。
つまり、無自覚のうちに進行し、症状を自覚したころに、歯医者に駆け込んでも手遅れ、歯を抜かざるを得ない状況に。なってしまうことが多いのです。
歯が抜けると好きな食べ物が食べにくくなり、生活の質(Quality of Life)が低下します。
手遅れになる前に予防することが大切です。
歯が抜け始めるのが50 代から急増するのは30 代?40 代で歯周病にかかっていることに気づかずに、見過ごしてしまうことが影響していると考えられます


歯周病は単にお口の中だけの病気ではありません。
現在では、歯周病と全身の関連性が注目されており、特に歯周病と糖尿病の関係性はよく知られています。
そのほかにも、動脈硬化、関節リウマチや誤嚥性肺炎や低体重児出産への影響、また骨粗しょう症、認知症と歯周病との関連も報告されています。
このように、歯周病は、口内だけの問題ととらえず、全身の健康を守るためにも重要であるという認識が必要です

歯周病を予防する際に、最も大切なことは日々のプラーク(歯垢)除去です。
ハブラシによるブラッシングだけでなく、歯間清掃具を使ったプラーク(歯垢)の除去が効果的です。
歯間のプラークの除去率は、ブラッシングだけでは61%ですが、フロス、歯間ブラシを追加すると85%にまで高まるとも言われています。

歯みがきの際は、殺菌効果や、抗炎症効果、血行促進効果のある歯磨剤を用いることも有効です。
また、自宅でのセルフケアに加え、定期的に歯科医院で専門的なクリーニングを受けることも極めて重要です

50代以降の方にとったアンケートによると、日ごろからケアしておけばよかったと思う体の部位の第一位が「歯」なのです。
手遅れになる前に、普段からのケアで健康な日々を目指しましょう。

沢田歯科医院では、保険治療で毎月クリーニングを受けたり、フッ素を塗ってただくことが可能です。(できない場合もあります。)
もしご興味をお持ちでしたら、ご連絡ください。

口臭について4

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回の続きで、口臭の原因は「舌苔(ぜったい)」も関係しています。
今回は、舌のケアについてお話します。

鏡に向かって「ベーッ!」とやってみてください。

舌の表面が「うっすらと白っぽく見えるピンク色」でなければ要注意です。

「舌苔」という"臭いの素"がまとわりついている可能性があります。


一口に「口臭」といっても、種類は様々です。

歯や義歯の汚れ、歯周病などの歯茎の異常、唾液の分泌量の低下、扁桃腺炎や副鼻腔炎など耳鼻咽喉科領域の疾患、飲食物やタバコの影響などの他、実際には大した臭いが出ているわけでもないのに、「自分の口は臭い」と思い込んでしまう「精神的な口臭」というのもあります。

その中で口臭の原因として大きいものが「舌苔」です。

舌苔とは、舌の表面、特に舌の中央部から奥のほうに多く付着する粘り気のある物質です。

口の中の粘膜から剥がれ落ちた細胞や、食べ物のカス、白血球などの血液成分や細菌によって構成され、揮発性硫黄化合物という、卵が腐ったような悪臭を放つ物質を発生させます。


舌苔は、人によって「できやすさ」が異なります。

たとえば常に口を開けている癖のある人は、口腔内が乾燥するため舌の汚れがこびりついて落ちにくくなります。

ストレスなどによって唾液の分泌量が少ない人も同様です。

また、加齢などで舌の運動機能が低下したり、唾液の分泌が少なくなると、口の中の汚れを落としにくくなり、舌苔も増えてきます。

さらに舌の位置もポイントです。

通常の舌は上あごにくっついているため摩擦によって汚れが落ちていきますが、口呼吸の人や受け口の人などは舌の位置が低く、上あごに擦れることがないため、どんどん汚れが溜まっていきます。


口臭を抑えるためにも、舌をキレイにして舌苔を取り除いてあげましょう。

そのケア方法をご紹介します。


1.適度な舌磨き
専用の舌ブラシを使い、舌苔を落とします。

ポイントは優しく丁寧に行うこと。

まずは鏡を見ながら舌を突き出し、舌苔の範囲を確認しましょう。

そして水に浸した舌ブラシを舌苔の一番奥に当て、軽い力で手前に引いてください。

この時強い力をかけると舌を傷つけてしまい、逆に臭いの原因となるため、あくまで優しく行いましょう。

一度引くごとに舌ブラシを水で洗います。

これをブラシに汚れがつかなくなるまで繰り返しましょう。

キレイに舌苔を落とせるはずです。

ただし、磨きすぎには注意してください。

1日に1回、起床時のみで充分です。


2.薬用マウスウォッシュの使用
舌磨きの時間がない時や、より舌磨き後の仕上げのケアをしたい時などは、殺菌作用のある薬用マウスウォッシュの効果的な使用がおすすめです。

嫌な臭いの元となる細菌を殺菌することができます。

お口が渇きやすい方はアルコールが入っていないものを選ばれるといいと思います。

舌ブラシと併用する場合は、舌磨きの後に行うと効果的です。


このように、お口の中を清潔に保ち、口臭のない生活を送りましょう。

なにか気になることがあればご連絡ください。



口臭について3

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は「口臭の予防」についてお話します。


虫歯や歯周病が原因の口臭を防ぐためには、日々の歯みがきが欠かせません。

ただし虫歯や歯周病をしっかり予防しようと思ったら、歯ブラシでの歯磨きでは不十分です。

歯ブラシだけで取り除ける歯と歯の隙間の「歯垢(バクテリアの塊)」は、全体の約60%に留まります。 

そこで有効なのがデンタルフロスです。歯ブラシとデンタルフロスを組み合わせて使用し、正しく使用できれば、80%以上の歯垢を取り除けます。

さらに歯科での定期検診を受けていれば虫歯・歯周病対策は万全です。


ていねいな歯みがきで、虫歯や歯周病を原因とする口臭は予防できますが、口内のバクテリアが食べかすなどを分解して不快なニオイをまき散らす「生理的口臭」の対策としては十分とはいえません。

生理的口臭を防ぐには、餌となる食べかすをゼロに近づけることに加えて、バクテリアの数を抑えることがポイントです。

ところが歯磨きで取り除けるバクテリアは一部にとどまります。

なぜならその多くは「歯」ではなく「舌」に棲みついているからです。

舌の表面には「舌乳頭」という微細な突起が、無数にあります。

この突起と突起の隙間こそが、バクテリアの住処(すみか)です。

ここにバクテリアの餌となる食べかす、剥離した舌の上皮細胞、代謝産物がこびりついてできたものを「舌苔(ぜったい)」と呼びます。

鏡で自分の舌を見てください。舌の表面を白く覆っているものが、舌苔です。

中央がやや白っぽくなっている程度であれば問題はありませんが、もし舌全体が真っ白なら、そこから不快なにおいを発している可能性があります。


次回は舌のケアについてお話します。


フッ素の効果

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


今回はフッ素についてお話します。

「フッ素が虫歯予防に効果がある」ことはみなさんも聞いたことがあるかと思います。
今回はその仕組みについてお話します。

そもそもフッ素とはどんなものでしょうか?


フッ素とは・・・

自然界に存在する天然の元素で、実はあらゆるものの中に含まれているものです。
食べ物や飲み物の中にも、海の水や土の中にも、そして私たち人間の体の中にも存在します。
ちなみに、フッ素は元素名なので、食べ物や水の中のフッ素は「フッ化物」と呼ばれます。
では、フッ素はなぜ虫歯予防に効くのでしょう。


フッ素の虫歯予防の3つの作用


1.再石灰化を促進する

食事をするとお口の中の細菌が食べ物の糖分から酸を作り出し、それによって歯が溶けてしまいます(脱灰)。
それを唾液の働きで修復するメカニズムのことを再石灰化というのですが、唾液の中に適量のフッ素があると再石灰化のスピードが上がり、その分修復される量も多くなるのです。


2.歯を強くする

歯のエナメル質はハイドロキシアパタイトという結晶で出来ているのですが、フッ素はこの結晶をフルオロアパタイトというより硬い結晶へと作りかえられます。

これにより、虫歯になりにくい強い歯になります。


3.抗菌作用

フッ素は虫歯菌の働きを抑える働きもあるので、それによって虫歯になりにくくなります。


このように、フッ素には三つの大きな働きがあるので、虫歯の予防にとても効果的なのです。



次回はフッ素の予防法と、フッ素中毒についてお話します。


虫歯の予防(シーラント)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回、「生えたての永久歯は虫歯になりやすい」とお話しました。

なぜかというと生えてきたばかりの歯は

「溝が深いため、汚れがたまりやすい」
「歯の表面が粗いため歯垢がつきやすい」
「歯質が未成熟で酸に弱い」
「歯並びが凸凹しやすいためみがき残ししやすい」 からです。

今回お話する「シーラント」は「溝が深い」というリスクを減らすものです。

フッ素配合のレジン、グラスアイオノマーセメントという素材で歯の溝を埋めることで、食べカスや汚れが溝に入らないようにして虫歯を防ぎます。
この処置は保険適用です。

シーラントを行うタイミングは、奥の永久歯が生え始めた時が目安になります。
生えたばかりの永久歯は歯質や、背が低く磨きにくいため、初期虫歯になりやすいという特徴があるため、シーラントをすることで虫歯を遠ざけることができます。

しかし、歯の溝を埋めるシーラントですが、永久的に溝を埋めるものではありません。
そのため、まだ大人になる前に取れてしまうこともあります。
定期検診などでチェックしてもらい、必要があれば処置を施してもらうようにしましょう。


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妊婦さんと歯周病1

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は妊婦さんと歯周病の関係についてお話します。

「妊婦の方が歯周病にかかると、早産や低体重児出産のリスクが高まる」と言われています。

妊娠中の女性は、女性ホルモンの関係で歯肉炎にかかりやすくなるといわれています。

また、つわりにより安定した量の食事ができなくなるため、少しずつの食事を断続的にするしかなくなる、または嘔吐によって口の中が酸性に傾く。

これらのことが、口腔内の衛生に悪影響を与え、歯周病にかかりやすい状態になってしまいます。

「歯磨きをしようと思っても、歯ブラシを口に入れただけで吐き気を感じてしまう。仕方ないのでデンタルリンスなどでうがいするだけにしている」という方もいらっしゃるようですが、やはりそれだけではお口の健康維持は難しいと思われます。

できるだけヘッド(磨く部分)の小さい歯ブラシを使うなどして、口腔内の歯垢(プラーク)を減らす努力をしていただければと思います。

とはいえ、一番望ましいのは「妊娠がわかってから本気でデンタルケアをする」のではなく、妊娠するまえから予防歯科で歯の健康を守り、妊娠中に虫歯や歯周病になることを予防しておくという意識を持っておくことです。


次回は歯周病が妊婦さんへ与える影響について詳しくお話します。


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歯周病と糖尿病

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は歯周病と糖尿病について詳しくお話していきます。

私たちは日々、食事をしていますが、食事のなかの炭水化物は、腸でブトウ糖として吸収され、血液に溶かし込まれます。

その際、インスリンというホルモンが分泌され、その手助けのもとブドウ糖は細胞に取り込まれ、体のエネルギー源となっていきます。

もしもインスリンの働きが不十分だったり、インスリンの処理が追いつかないほどブトウ糖が増えたりした場合、血液中には体のエネルギー源にならない大量のブドウ糖が余ることになります。

この「血液中のブドウ糖の量(血糖値)が一定の割合を超えた状態」を「糖尿病」と言います。

では、糖尿病(血糖値が一定の割合を超えた状態)になったら、いったい何が困るでしょうか。

血糖値が高くなると、血液はドロドロになり、血管へ大きな負荷をかけることになります。

それによって、さまざまな合併症を引き起こされる点が、糖尿病の恐ろしいところです。

特に毛細血管にかかわる合併症が多くみられ、ケースによっては失明したり、手足の末端部分が壊死したり、といったことさえあります。


糖尿病は血液中にある阻害物質が増えることで、糖分を細胞にしまうインスリンの働きが弱くなります。

歯周病で歯茎が炎症を起こすと、この阻害物質が増えてしまう事が近年の研究からわかりました。

これは、体内に侵入した細菌やウイルスと戦う免疫細胞のマクロファージが、細菌と戦う時に阻害物質を出すからなのです。

つまり、歯茎で歯周病菌とマクロファージが戦うと、マクロファージから阻害物質が放出され、インスリンの働きが阻害されて、糖尿病が悪化するわけです。

そして、この状態が続くと、糖尿病によって体の抵抗力が下がり、歯周病菌がますます増えるという悪循環に陥ってしまいます。


また糖尿病になると歯周病にも悪影響を起こすことがあります。

糖尿病で高血糖状態が続くと、体の中の防御反応が低下して、感染症にかかりやすくなるといわれています。
細菌感染を原因とする歯周病についても同様であり、糖尿病の人は健康な人に比べて歯周病にかかるリスクが高まると言われています。

また、高血糖状態で歯ぐきの血管が傷んでしまうことで、歯周病が進行しやすくなります。


このように、糖尿病と歯周病は双方で悪影響を与え合います。

歯周病はお口の中だけの問題ではなく、全身への健康状態へも関与しているため、歯周病を予防し管理していくことは、身体全体の健康につながります。

歯周病は症状なく経過するため、定期的に歯医者さんに通っていただき、健康な身体をつくっていきましょう。


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歯周病の全身への影響2

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回に続き、歯周病が全身に及ぶ影響についてお話します。

・狭心症、心筋梗塞
・脳梗塞
・糖尿病
・誤嚥性肺炎
・骨粗しょう症
・早産、低体重児出産 の後半のお話をしていきます。

<誤嚥性肺炎>
気管に入った唾液中の細菌などが肺に感染して起こる肺炎が「誤嚥性肺炎」です。
高齢者に多く見られる病気の一つです。
特に、要介護の高齢者などは飲み込む力や咳をする反射が低下しているため、唾液やプラークなどが気管に入りやすく誤嚥を起こします。
そのように入り込んだ歯周病原性細菌などのお口の中の細菌が、肺炎を起こしやすくすると考えられています。
実際、この病気の多くの患者さんから歯周病原性細菌が見つかっています。
そのため、高齢者に口腔ケアを行い、歯周病原性細菌等の口内細菌が減少すると肺炎の発症率が下がることが報告されています。

<骨粗しょう症>
骨量が減少して海綿状(骨がスカスカな状態)になり、もろく折れやすくなった状態が「骨粗しょう症」です。
高齢の女性に多く見られる病気として知られています。
まだ充分に解明はされていませんが、歯周病になった歯肉で産生されるサイトカインには、骨代謝に影響を及ぼすものがあり、歯の喪失と骨密度の減少には関連があるという研究報告があります。
逆に、骨粗しょう症の人が歯周病に罹患すると、歯周組織の歯槽骨が急速に吸収されることで症状が進行しやすくなる可能性が知られています。

<早産、低体重児出産>
妊婦さんで歯周病に関連するのが、「早産・低体重児出産」です。
妊娠中はホルモンの変化などにより歯ぐきの炎症が起こりやすくなり、歯周病になる人も少なくありません。
これが「早産・低体重児出産」の危険度を高めている、と言われています。
歯肉の血管から侵入した歯周病原性細菌やサイトカインが血流に乗って子宮に達すると、子宮筋の収縮を引き起こして早産や低体重児出産になる可能性があります。
最近の報告によると、歯周病にかかった妊婦さんに低体重児出産が起きるリスクは健常者の4.3倍程度と言われているのです。
妊婦さんと歯周病との関わりについては、また詳しくお話します。


このように、歯周病はお口の中の問題なだけではなく、全身にも影響を及ぼすと言われています。
直接的に全身に関わらなくても、歯周病になり歯が抜けて放置しまうと食べ物をしっかり噛むことが難しくなります。
食べ物をしっかりと噛むことができないと栄養の吸収にも関わるため、歯周病への意識を高く持っていただけると嬉しいです。
歯周病は症状なく経過する病気なため、定期的に歯医者さんに通っていただき、予防していくことが大切です。
今後も健康な身体で過ごしていくために、お口の中は綺麗にしていきましょう。

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歯周病(ポケット編)

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は歯周ポケットについてお話します。

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歯と歯茎の境目には、「歯肉溝(しにくこう)」という1-2mmのすき間があり、歯周病菌はこの歯肉溝から奥へ奥へと潜り込んでいきます。

歯周病菌が歯と歯茎の境目から侵入すると、歯茎は炎症を起こして赤く腫れ、出血を起こします。

まだ骨の吸収を伴っていない段階、これが歯肉炎です。

これは、異物である歯周病菌を追い出そうとする防御反応です。

本来、歯肉溝は健康な状態のときには歯茎にぴったりと密着して細菌の侵入を防いでいますが、歯茎の炎症が深いところまで達すると、この密着が剥がされてしまい、ポケットのような袋状のすき間ができます。

これが「歯周ポケット」です。

こうしてできた歯周ポケットに汚れが溜まると、細菌の温床である歯垢(プラーク)が増えていきます。深くなった歯周ポケット内部の汚れや石灰化して固着した歯石は、歯ブラシだけでは取り除くことができません。

そのため、歯垢のなかで細菌がますます増殖・活性化し、歯周病の悪化を招くという悪循環に陥ってしまうのです。

歯周病が進行すると、歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。

一般的には、軽度の歯周病で3-4mm、中度の歯周病だと4-6mm、重度の歯周病になると6mm以上になります。

人間の歯の根の長さ(歯根の長さ)は長くても2センチほど。そう考えると、歯周ポケットが6mm以上という状態がいかに危険な状態かお分かりいただけるでしょう。

では、なぜ歯周ポケットは深くなっていくのでしょうか? 
前回お話したように、口腔内の細菌には、空気が好きな「好気性菌(こうきせいきん)」と、空気が大嫌いな「嫌気性菌(けんきせいきん)」の2種類があります。

歯周病と関係があるとされる細菌(P.g菌など)は、後者の嫌気性菌に当たります。

歯周病菌は空気が届きにくい歯と歯茎のわずかなすき間に居場所を求め、そこからさらに奥へ奥へと入り込んで勢いを増し、歯周ポケットを深くしていくのです。

歯周病菌が歯周ポケットに入り込むと歯周組織に炎症が起き、放置していると歯周ポケットはどんどん深くなっていきます。

歯周病が進行するとやがて歯を支えている歯槽骨が溶かされ、歯がグラグラと動くようになり、歯を失うリスクが高くなっていきます。

吸収してしまった骨は元に戻りませんが、その状態でもポケットを浅くしておくことが大切です。(もちろん難しい場合もありますが,,,)

歯周ポケットが深くなる前に、予防していくことが大切です。

歯槽骨について

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こんにちは。

沢田です。

歯のことを細かくお話して来ましたが、最後になりました。

今回は「歯槽骨」です。

歯槽とは、歯の根がはまり込む顎骨の穴をいい、歯槽骨はそれを構成している骨のことです。
歯は歯肉に刺さっているように見えますが、実は歯肉の下には歯槽骨があり、この骨によって歯は支えられており、歯槽骨と歯の間にはクッションの役割をしている歯根膜という組織もあります。

歯周病が進行すると、歯肉だけでなく歯根膜や歯槽骨にまで炎症が及び、この状態を歯周炎といいます。
歯周炎では歯根膜が破壊され、歯周病菌から出る毒素や炎症によって歯を支える歯槽骨が溶けていきます。これを骨吸収といいます。
骨が溶けるのに、症状がないなんて不思議ですよね。

歯槽骨の吸収が進行すると、周りの歯肉も減少していくので一見すると歯が伸びたように見えてしまいます。
症状が進行すると、歯を支える部分の骨がなくなっていくため、歯の動揺(グラグラする)が認められ、最後には歯を抜くしかなくなります。


歯周病によって歯槽骨が吸収してしまうと、ほぼ元に戻ることはありません。
そのため、歯周病にはできるだけならないように、予防が大切なのです。
なってしまった場合も、症状の進行を抑えるために歯垢(プラーク)や歯石をしっかり取り除くことが重要となります。
歯ブラシで届く部分の普段の歯のお掃除は患者さんに、届かない部分は定期的に来院していただき綺麗に掃除していく、このサイクルが大切です。

だんだんと考え方は「治療」→「予防」へと変わってきています。
みなさんもメインテナンス、予防を大切にしていただけると嬉しいなと思います。

なにかお口の中のことでわからないことがあれば、一度ご来院ください。




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