山形県酒田市の歯医者│沢田歯科医院│予防に重きを置き地域の皆様のお口の健康を守ります

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虫歯でなくても歯は溶ける?

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

前回は「ステファンカーブ」も説明させていただきました。

歯はpH5.4以下の環境におかれると溶けてしまう、というものです。

虫歯は、虫歯菌が作る酸によって歯についているプラークが酸性になり歯が溶けます。

虫歯以外でも、酸によって歯は溶けてしまい、それを「酸蝕症」と言います。

酸蝕症は、かつてはメッキ工場やガラス工場で酸性のガスを吸うことで歯が溶ける職業病、いわば特殊な疾患とされていました。
しかし、酸性の飲食物を過度に摂取する習慣を持つ人や胃酸の逆流をともなう疾患の増加により、酸蝕症患者も増加しています。
以前、「健康のために毎朝酢を飲んでいる」という患者さんのお口の中を見たことがありますが、やはり歯が全体的に溶けてきていました。
最近の専門家による調査では、程度の差こそあれ、成人の約1/4が酸蝕症であるという統計もあります。

酸蝕とは、口の外から入ってきた「酸」や身体の中からの「酸(胃液)」によって歯が溶ける病気です。
それらもpH5.5?5.7以下のものは歯の成分を溶かします。
う蝕と酸蝕の違いは、う蝕は口の中で糖から作られた酸が原因であるのに対し、酸蝕はそのままの形で入ってきた酸そのものが原因となるところです。


う蝕(虫歯)の場合は、プラーク中で酸が作られるので、歯が解けて穴となるのはプラークの付きやすい部分(歯の溝、歯と歯が隣り合う面や歯と歯茎の境目)で起こりますが、酸蝕は酸性の飲食物が口の中全体に広がりますので、溶ける範囲が広くまた浅いため気づきにくいものです。

酸によってエナメル質が溶かされると、歯の中の組織の象牙質が出てきます。

以前お話したように、象牙質はエナメル質よりも軟らかいため、出てきてしまったまま象牙質を放っておくと、お口の中の噛む力も加わり、歯がどんどんすり減ってきます。

歯がすり減ってしまうと、冷たいものがしみるようになります。

酸蝕症に特徴的なのは、歯全体が徐々に溶かされていくことで歯が薄くなり、先端部分が透けてくる点です。

薄くなった部分が欠け、先端がギザギザになることもあります。

他にも、エナメル質が溶けて歯が白濁、あるいは黄ばんで見えるといった症状もありますが、素人が外見だけで虫歯なのか酸蝕症なのかを正確に判断するのは難しいため、気になる方は一度ご来院ください。

治療は範囲が小さければ樹脂(CR)でつめものをするだけですみますが、範囲が大きい場合は被せ物をしないといけない場合もあります。

気になる方は早めにご来院ください。


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象牙質とは

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おはようございます。

沢田です。

先日、私たちの歯の表面は、硬いエナメル質で覆われているというお話をしました。
そして、そのエナメル質の中には、エナメル質よりも柔らかい「象牙質」という部分があります。
象牙質は、名前のとおり象牙に似たクリーム色を帯びた黄色をしていて、歯の大部分を占めています。
象牙質はおもに「ハイドロキシアパタイト」という成分とコラーゲン繊維とたんぱく質からなり、同じ歯の一部でありながら、エナメル質とはまったく違う組成になっています。


歯全体がエナメル質でできているとすると、硬くてもろいエナメル質は、強い衝撃を受けた際に割れてしまいます。
お皿などが割れるイメージです。

しかし、象牙質はエナメル質より柔らかく、衝撃を受けても割れにくいため、内側からエナメル質を支えることができるのです。
そのおかげで歯は簡単には割れないようになっています。

この象牙質の部分には神経の入り口のような「象牙細管」といものが存在するため、虫歯がここまで広がったり、冷たいもの熱いものなどの刺激がくると、しみたりといった症状が出てきます。

この部分まで虫歯が進んでしまった場合は自然に治ることは考えにくいため、早めの治療が必要となります。


次回は「セメント質」についてお話しますね。

エナメル質の再石灰化

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こんにちは。

前回はエナメル質について書きました。
今回はそのエナメル質に関係する、「再石灰化」についてお話します。

「再石灰化」とは、お口の中で常に起きている現象で、歯を脱灰(歯が溶けること)から守る唾液の自然治癒のメカニズムです。

歯は「溶ける→再石灰化」を常に繰り返し、硬さを保っています。
では、どんなときに溶けているのでしょうか?

歯には臨海pHという基準があります。
pHとはあの小中学校の理科でやった酸性アルカリ性、などのあれです。

臨界pHとは、歯質がミネラルの喪失を起こす(歯が溶け出している)もっとも高いpHの値で、象牙質でpH6.0?6.2、エナメル質でpH5.5以下です。
歯の表面は食後、酸性の脱灰の領域(pH値が低くなり歯がとける段階)に入ります。

このpHはどこのpHのことを言っているかというと、プラーク(歯垢)のpHです。
プラークについてはまた後日詳しくご説明しますが、歯についている細菌の塊のことです。

プラーク溶液中のpHが5.5以下に低下すると、エナメル質の構成成分であるハイドロキシアパタイトが唾液やプラーク溶液中に溶けだします。
この状態を「脱灰」と言います。

脱灰が起こると、唾液がカルシウムイオンとリン酸イオンを補給し、エナメル質の結晶(ハイドロキシアパタイト)を新しく形成し、元の健康な状態に戻す現象です。

再石灰化を促進するためには、プラーク(歯垢)をしっかり落とすこと、唾液が歯の表面に十分に接触するようにしておくことです。

また、お口の中ににフッ化物イオンが存在すれば、耐酸性の強いフルオロアパタイトが生成されます。
通常より歯が強くなるということです。

このようなことからもフッ素は虫歯に対し、とても有効だと言えます。

なお、食事回数の増加は、継続的なpHの低下を持続させてしまいます。
その結果、脱灰時間が延長して虫歯のリスクを増加させることから、規則正しい食生活習慣というものはとても大切になってきます。

この辺りは虫歯のメカニズムにも大きくかかわっています。
また後日、書いていこうと思います。

エナメル質とは

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こんにちは。

前回は歯の構造についておおまかに説明しました。

今回から、少し細かくみていこうと思います。

最初は「エナメル質」です。

歯の頭(歯冠)の一番外側、表面を覆う部分をエナメル質といい、、人体の中でもっとも硬い組織です。

しかし、実は意外とデリケートです。

歯の外層であるエナメル質の97%はハイドロキシアパタイトというリン酸カルシウムの一種からできています。
滑らかに感じるエナメル質の表面も、電子顕微鏡で見ると実はつま楊枝の束のように無数の「エナメル小柱」というものからなっています。
この「エナメル小柱」は切歯や臼歯といった歯の種類によって異なりますが、およそ800万本?1,200万本あります。
エナメル質は実際には半透明ですが、歯が白く見えるのはその下の象牙質(乳白色)が透けて見えるからです。

歯の美しさと健康のカギはこのエナメル質です。
強すぎるブラッシングや硬い食べ物、歯ぎしりやくいしばり等でミクロの傷がついたり、ヒビが入ってしまったり、酸によりエナメル質内部のミネラル成分が溶け出したりと、日々微細なダメージにさらされています。
そうなるとエナメル質の表面は曇り、光の透過や屈折が鈍くなるため、透明感と輝きを失い、みずみずしく見えるはずの象牙質の白さは損なわれてしまいます。

さらに、エナメル小柱の隙間に虫歯菌が生産した酸が入り込むと、内部からハイドロシキアパタイトが溶け出し小柱構造が崩れ、初期むし歯、そしてやがて穴があく後戻りできない虫歯になってしまいます。
初期むし歯の段階では、溶け出したミネラルを戻す再石灰化がまだ可能なのです。



次回は再石灰化について書いていきます。

歯の構造

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おはようございます!

沢田です。

前回までは、歯のそれぞれの働きについて書きました。
今回は「歯の構造」についてお話します。



歯は、「歯冠」と「歯根」のふたつの部位に大きく分けられます。

「歯冠」とは歯ぐきから上に出ている部分のことです。「歯根」は、歯ぐきの中の、骨に埋まっている部分のことを指します。

また、歯は下の図のようにいくつもの組織から成り立っています。



「エナメル質」

歯冠の表面部をエナメル質と言います。

エナメル質は、人体で最も硬い組織であり、様々な刺激から歯の神経を守る役割をします。

エナメル質は小さな虫歯ができても症状なく経過することが多いです。


「象牙質(ぞうげしつ)」

エナメル質の内側にある組織であり、歯冠から歯根まで歯の大部分を占めています。

エナメル質よりも柔らかい組織であるため、虫歯が象牙質まで進むと、進行が早くなります。

また、象牙質に刺激が加わると痛みを感じるようになります。


「歯髄(しずい)」

象牙質の内側で歯の中心部にある組織です。

「歯の神経」とよく表現される部分です。

この中には、血管、リンパ管、神経線維などがあり、歯の痛みを感じるのは主にこの歯髄です。

歯に栄養を与えてたり、象牙質の形成をする役割があります。

「歯の神経を抜く」というのは、この「歯髄」を取り除くことをいいます。

神経をとる処置をすると歯の寿命は短くなるため、可能な限り神経をとらないように、

象牙質まで進んでしまった虫歯は早めの治療をしたほうがいいと考えられています。



「セメント質」

歯の歯根の表面を覆い、歯根膜線維がくっつく部分をセメント質といいます。

セメント質は、歯根面の大部分を覆っており、無機質で主成分であるハイドロキシアパタイトが約60%、その他に有機物が25%、そして15%の水で構成されています。



「歯根膜(しこんまく)」

歯と歯を支えている骨の間には、「歯根膜」という組織があります。
この中には強い歯根膜繊維が存在し、この繊維の両端はしっかりと歯と歯槽骨に入り込んで両者をつなげています。
歯がこの骨から抜けないのは、この繊維のおかげです。
また、この膜は歯に加わる力に対するクッションの役目も担っており、脳の神経で最大の三叉神経の枝が多く分布しています。
噛んだときに歯根膜に加わった力は、この神経を伝わり脳に伝わります。
すなわち口腔と脳をつなぐセンサーです。
歯根膜からのセンサーは、脳の中で意欲、思考、記憶などに関係する部分に伝わり、脳を刺激することがわかっています。


「歯肉(しにく)」

歯冠の下にあるピンク色の粘膜で、一般的に「歯ぐき」と呼ばれる部位です。

歯肉は、顎の骨を覆うことで保護する役割があります。

歯肉にも、遊離歯肉、付着歯肉など分類されています。詳しくはまた後日書かせていただきます。


「歯槽骨(しそうこつ)」

歯を支えている顎の骨のことです。

歯周病が進行すると、この歯槽骨が破壊されるために歯を支えることができなくなり、歯が抜けてしまうことがあります。


このように、歯はとても複雑な構造をしています。
次回から少し詳しくお話していきますね。



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