山形県酒田市の歯医者│沢田歯科医院│予防に重きを置き地域の皆様のお口の健康を守ります

TEL0234-26-4448

休診日:日曜、祝日

予防の最近のブログ記事

おはようございます。

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は「歯が溶けている時間」についてお話します。

食事のコントロールについてです。

この「歯が溶けている時間」について必要な「ステファンカーブ」についてお話します。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

クリックすると新しいウィンドウで開きます



これがステファンカーブと呼ばれるグラフです。

朝・昼・夜に規則正しく食事をとった場合の、口腔内(歯についているプラーク)のph( 酸性、アルカリ性の程度を示す値)の移り変わりを表すと、上のようなグラフになります。

最初は弱アルカリ性(正常値)だった口腔内が、朝食事をとると急激に酸性になり、お昼になるにしたがってまた弱アルカリへと戻す。そしてまた昼食をとると酸性になり、また時間とともに弱アルカリに戻るといった具合になっていると思います。 

つまり食事をとると口腔内は急激に酸性になります。だいたいpH5.4以下になると歯が溶け始めると言われていますので、食事をとった後しばらくの間、口腔内は酸で歯が溶けている状態ということになります。

しかし唾液にはこの酸性環境を弱アルカリ性(正常な状態)に戻す働きがあり、溶けはじめた歯の表面を再石灰化する力も持ち合わせています。

グラフを見ると唾液の力により時間とともに酸性になった口腔内がアルカリ性へと戻っていくのがわかりますね。

ちなみにこの唾液の作用は緩衝能(かんしょうのう)と呼ばれています。

緩衝能の力にも個人差があり、また唾液の量が多い人ほど虫歯にもなりにくいと言われています。


しかし、朝・昼・夜の決まった食事以外に間食をしてしまうなど、規則正しい食生活ではない人のステファンカーブは、下のグラフがそれを表しています。

このように、間食をたくさんすることで、歯を溶かしている時間を長く作っていることになり、
歯は再石灰化をする間もなく溶けている→虫歯になる
といったことになります。

虫歯予防に、食事のコントロールも大切なことがおわかりいただけたでしょうか?


このように虫歯になりやすいかどうかは、色々な原因が関係しています。

一度削ってしまった歯は戻りません。
予防がとても大切です。

定期的に検診を受け、予防を大切にしていただくことが、将来歯を長く持たせる方法です。

ぜひ定期的にご来院ください。

虫歯の原因 時間について

| | トラックバック(0)
こんにちは。

沢田です。

虫歯になる原因のお話の最後は「時間」についてです。

ここでの「時間」は原因の考え方の二つ分けられ、「唾液が出にくくなる時間」と「歯が溶けている時間」
、この二つについてお話します。
 

まずは「唾液が出にくくなる時間」です。
以前、歯が溶ける脱灰についてお話しました。

歯が溶けるのは歯についているプラーク(細菌の塊)のpHが5.5以下になると溶け始め、
唾液(つば)がこの酸性の環境を中性にもっていき、再石灰化を促しています。

歯が溶けた状態から元に戻るには、唾液はとても大切な働きを担っています。
この唾液が少ないと歯は再石灰化しにくく虫歯になりやすいと言えます。

この唾液が少なくなる時間は、夜寝ているときです。
そのため、寝る前はとくに注意が必要です。

「夜、寝る前は歯ブラシをしたら何も口に入れない」ということは大切な虫歯予防になります。


クリックすると新しいウィンドウで開きます

次回はもうひとつの「歯が溶けている時間」についてお話します。

虫歯になりやすい食べ物

| | トラックバック(0)
おはようございます!

沢田です。

今回は虫歯の原因の「食べ物」についてです。
どんな食べ物が虫歯の原因になりやすいものなのか、というと

原因菌の餌となる「糖分が多く含まれて」いて、「歯にくっつきやすく」、「長時間お口の中に残るようなもの」は、必然的に虫歯の発生リスクが高くなります。

【虫歯になりやすい食品】
甘くてくっつきやすいもの
・キャラメルや飴
・グミ
・ケーキ
・チョコレート
・アイスクリームなど

口の中に残りやすいもの
・ポテトチップス
・ウエハース
・クッキーなど
です。

そして歯が溶ける「脱灰」は酸によって起こされるため、虫歯菌が作る酸でも歯は溶かされますが、もともと酸性の食べ物でも溶けてしまいます。

酸性の高い飲み物
・グレープフルーツジュース
・飲むヨーグルト
・スポーツ飲料
・栄養ドリンク
・ワインやビール
・お酢(黒酢ドリンクなど)など

また、食べ物以外にも、飲み物にもたくさんの糖分が含まれていることが多いため、注意が必要です。
実際入っている糖分を角砂糖に換算してみると、たくさんの糖分が入っていることがわかります。

クリックすると新しいウィンドウで開きます

お菓子類でなくても、虫歯菌が酸を作る材料のショ糖(スクロース)が入っているものは、虫歯の原因となるため、注意が必要です。

また、最近お菓子に使われている「キシリトール」は代替甘味料というもので、甘いですが虫歯の原因にはなりません。
虫歯になるかどうかは、「甘いかどうか」では一概には言えないということです。

ご自身が食べている食べ物を振り返っていただき、いかがでしたか?


虫歯になりやすい環境

| | トラックバック(0)
おはようございます。

沢田です。

今回は虫歯になりやすさに関係する、「虫歯菌の数」についてです。

虫歯菌の代表は「ミュータンスレンサ球菌」です。

お口の中には、健康な状態でも200種類以上の細菌がその数、数十億という単位で生息しています。
その中でもいい菌と悪い菌の割合が問題になります。
悪い菌が比率として多ければ当然虫歯や歯周病にかかりやすくなります。
細菌の中には虫歯菌や歯周病に悪い影響を及ぼす菌以外にも、影響を及ぼさない細菌が存在し口腔内のバランスを保っています。
そもそも赤ちゃんの口の中には虫歯菌はいませんが、幼児期にどんな細菌を周囲の大人から感染させられるのかで、将来、虫歯や歯周病になりやすいか、そうでないのかが決定します。
お口の中の細菌叢は一人一人異なり、悪い菌の比率も個人個人で異なります。
虫歯菌の代表であるミュータンスレンサ球菌は、赤ちゃんのうちは口腔内に存在しません。
歯が萌出して離乳食が始まると、周囲の大人(ご両親やおじいさんおばあさん)が自分が使用した箸やスプーンを使ってお子さんに食べさせたり、噛み与えをすることで感染してしまうのです。

この時期(3歳くらいまで)に感染する機会がなければ、それ以後は感染する可能性はかなり低くなりその後の予防が楽になります。
このいい菌と悪い菌のバランス(専門的には口腔内細菌叢といいます)は、椅子取りゲームのようなもので、最初にいい菌がたくさん定着すると悪い菌が定着しずらくなるという構図があり、もちろん逆もあります。
また完成された細菌叢のバランスは容易にくずれることはなく、後からミュータンスレンサ球菌が進入してきたとしても定着することは少なく、ヒトが固有の口腔内細菌叢を獲得する時期は感染の窓と言われる生後1歳7か月から2歳7か月ですので、この間にそれぞれの口腔内細菌叢のパターンが形成されます。
したがって、お口の中の悪い菌であるミュータンスレンサ球菌の割合はこの時期に決定されるのです。
この生後1歳7か月から2歳7か月までの間、悪い菌の感染を防ぐことができれば、お子様を虫歯の危険からかなりの確率で守れるということになります。
そのため、妊産婦のお母さんはお口の中を清潔に保ち、お母さん自身の口腔内細菌叢の改善をしておくこと、また大人が使ったスプーンやお箸を共有しないこと、が大変重要なのです。

この虫歯菌の数が平均より多いのか少ないのか、というものも「細菌検査」というもので判断できるため、ご興味があれば一度ご相談ください。

クリックすると新しいウィンドウで開きます
こんにちは。

沢田です。

今回からは、虫歯へのなりやすさの要因についてみていきます。
 
虫歯のメカニズムは簡単に説明すると、虫歯菌が酸を作り出し、その酸によって歯が溶かされて穴があいてしまう、というものです。

この酸に対して歯が強いか弱いかにより、溶けやすいかどうかは変わってきます。
歯の一番外側のエナメル質、その下の象牙質が生まれつき、うまく石灰化せず、歯質が弱い方がいらっしゃいますが、このような場合は特に注意が必要です。
通常よりも歯が弱く、虫歯になりやすいと言えます。

そして、虫歯になりにくい歯を作るということで今注目されているものがあります。
それはフッ化化合物、一般的に「フッ素」と呼ばれているものです。

世界中でフッ化物が使用されており、最も有効性が確立されているのが、虫歯予防の目的なのです。

1990年の調査で、アメリカなどの口腔保健の先進国では90%を超える普及率を誇り、日本でも近年になってフッ素が含まれている歯磨き粉やスプレーなどのケア用品のシェアが上昇しています。

しかし、どのケア用品も日本の薬事法によりフッ化物の濃度は1500ppm以下に規制されています。(2018年現在)

また、歯科医院でしっかり歯の汚れを落とし、フッ化化合物を直接歯の表面に塗布することにより、効果の高い虫歯予防を行うことができます。
歯科医院で使用できるフッ化化合物は市販されているケア用品と比べて濃度が高くなっているので、より良い効果が期待されます。

では、フッ化物を使用することの有効性はどのようなものでしょうか?

フッ化化合物を使用することによる虫歯予防のメカニズムは、エナメル質にフッ化物が沈着することによる歯の再石灰化の促進と、歯垢中へのフッ化物の蓄積により抗菌作用を与えます。
そしてフッ化物の蓄えとして機能することよって、虫歯菌が歯への侵襲時に脱灰の抑制とともに再石灰化を促進させます。

このように、フッ素は使わない場合に比べ、虫歯になりにくい歯を作ってくれるのにとても有効です。


みなさんも、普段はフッ素入りの歯磨き粉を使い、何ヶ月かに一度は来院していただき、濃度の高いフッ素を塗っていただければと思います。




このアーカイブについて

このページには、過去に書かれたブログ記事のうち予防カテゴリに属しているものが含まれています。

前のカテゴリは小児歯科です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

↑ PAGE TOP