山形県酒田市の歯医者│沢田歯科医院│予防に重きを置き地域の皆様のお口の健康を守ります

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2020年4月アーカイブ

口腔ケアと脳卒中

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


前回、脳卒中のお話を途中までしましたので、今回はその続きからお話しします。


脳卒中を防ぐには「動脈硬化の予防」が重要です。
予備軍となる危険因子の治療はもちろん、生活習慣の改善がポイントになります。
「塩分を控え、バランスの良い食事をとること」
「適度な運動習慣をもつこと」などです。
また、血栓予防のためにこまめに水分補給をするようにしましょう。
水分補給を我慢しすぎると脳梗塞のリスクになります。
就寝前、起床時、お風呂上りなどに「コップ1杯の水」がおすすめです。
いわゆる脳卒中家系の人も、食生活を見直すことで予防は可能です。
ただし、脳動脈瘤には遺伝性があります。
親や祖父母、兄姉妹にくも膜下出血を起こした人がいる場合は、一度検査をうけておくとよいでしょう。

季節と脳卒中
熱くなると熱中症、寒くなるとインフルエンザ・・・というように、気症の変化に関係があると考えられる病床の総称を「気象病」といいます。
実は脳卒中も気象病と無関係ではありません。
暑い夏は体から水分が失われ血液がドロドロになって血栓ができやすく(脳梗塞)、寒い冬は血圧の上昇で血管が切れやすくなる(脳出血)からです。
心房細動が原因の脳梗塞もやはり冬場に多い傾向があります。
また、晩春などの季節の変わり目には脳梗塞やくも膜下出血が、1日の温度差が10℃以上あるときには脳梗塞が起こりやすいことも知られています。
深部体温を一定に保つ必要がある私たちは、気温差が激しいと体への負担が大。
毎日の気象情報にも体調管理のヒントが隠されているのです。

性別・年齢と脳卒中
脳卒中は動脈硬化が進行した中高年に発症しやすく、脳出血は男性に、脳梗塞やくも膜下出血は女性に多くみられます。
特にくも膜下出血では女性は男性の約2倍。
くも膜下出血は発症すると、およそ半数は死亡してしまい、社会復帰できるのは約1/3くらいと、かなり重篤な状態になる怖い疾患です。
脳出血が男性に多いのは、一般に活動的で無理をしやすい傾向があり、血圧が上がりやすいことが考えられます。
喫煙、多量多飲する人が多いのも一因でしょう。
また、男性は重症化することが多く、脳梗塞の死亡率も男性のほうが高くなります。
一方、くも膜下出血が女性に多いのは、動脈瘤の形成に女性ホルモンの関与が考えられるからです。
女性の社会進出で社会的なストレスが増えている影響もあるのかもしれません。

口腔ケアと脳卒中
歯周病は血液疾患、呼吸器疾患のほか全身に様々な影響を及ぼし、脳卒中との関連も注目されています。
問題になるのは歯周病原因菌。
歯周病やう蝕を放置することで、歯肉からの傷が血管内に入り、心臓の弁に菌が付着すると感染性心内膜炎という病気になるだけでなく、その菌が血液を介して脳に流入して、細菌性の脳動脈あ瘤をつくることがあります。
厄介なことにこの細菌性脳動脈瘤は、脳の細い血管にできやすく、脆く破裂(くも膜下出血)しやすいのです。
歯周病は首の動脈(頸動脈)の動脈硬化を引き起こす可能性も指摘されています。
さらに脳卒中を発症後には、麻痺や筋力の低下で歯磨きが難しくなることも多くなります。
歯科通院による歯周病対策は、脳卒中の予防・再発を防止するうえでとても重要な意味をもつのです。

お時間があればぜひ口腔ケアで脳卒中を予防しましょう。

オーラルケアと全身疾患

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回から、お口のケアに関係する全身の病気についてお話します。

・脳卒中
・糖尿病
・認知症
・メタボリックシンドローム
・狭心症、心筋梗塞
・関節リウマチ

についてお話しします。


今回は「脳卒中」についてお話しします。

脳卒中は、突然発症する脳血管の病気の総称です。
歯周病との関連も注目されており、歯周病やう蝕(むし歯)を放置することで、感染性心内膜炎を招いたり、細菌性脳槽脈瘤を作ることがあります。
細菌性脳動脈瘤は、脳内の細い血管にできやすく、脆く破裂して、くも膜下出血を起こしやすくなります。

脳卒中にはいくつかタイプがあり、
?血管が詰まる「脳梗塞」
?血管が切れる「脳出血」
?主に脳動脈瘤が破裂して起こる「くも膜下出血」の大きく3つに分けられます。

その主な原因になるのが「動脈硬化」です。
動脈硬化とは、動脈内壁に傷がつき、それを修復しようと炎症細胞が集まることで、血管の壁が厚みを増していく現象をいいます。
動脈硬化が起こると、おかゆのような物質や血管の内側が徐々に細くなったり、血管が詰まりやすくなったりします。
また、血管の壁が厚く硬くなって血液が流れにくくなるため、それに打ち勝とうとして心臓が頑張り、血圧を上げます。

この状態で、
髪の毛より細い血管がつまってしまうと→脳梗塞
血圧の上昇に血管が耐え切れなくなると→脳出血
が起こります。
ただし、動脈硬化は血管壁に均一に起こるわけではありません。
ところどころ血管の壁に薄い部分ができ、そこに血流の圧力がかかると風船のように膨らんで動脈瘤という「こぶ」ができます。
この脳の動脈瘤が破裂すると→くも膜下出血 となります。

脳卒中の代表的な症状には次のようなものがあります。

脳梗塞の場合
片側の手足の麻痺やしびれ、ろれつが回らない、言葉が出ないなどの症状が多く、痛みが出ることはほとんどありません。

脳出血の場合
脳梗塞と同じような症状がみられたりしますが、症状がより重度で、意識障害を伴うことも。収縮期血圧gあ200mmHgを超える高血圧や、嘔吐、けいれん発作などの随伴症状が現れることもあります。

くも膜下出血の場合
ハンマーで殴られたような突然の激しい頭痛が最大の特徴で、嘔吐したり、意識がもうろうとしたりすることも多いです。頭痛や嘔吐を伴い、食欲が落ちて食事がとれない場合は要注意です。

以下のような脳梗塞の「前兆」にも注意が必要です。
脳梗塞の場合、一次的に症状が現れ、多くは数分から数十分で元に戻る前触れ発作がおこることがあります。これを「一過性脳虚血発作」といいます。
放っておくとそのあとに脳梗塞を発症する危険が高いので、できるだけ速やかに病院を受診しましょう。

長くなりましたので、次回もう少し脳卒中についてお話しします。


こんばんは!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は歯周病菌を減らすことによって新型コロナウイルスの予防ができるという記事を読んだので、ご紹介します。


歯周病は、口の中の歯周病菌に感染することで発症します。
われわれの口腔内には400種類近い細菌が存在していて、その数は100億を超えるといわれています。
そのうち、プロフィロモナス・ジンジバリス(P・g菌)、アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス(A・a菌)、プレボテーラ・インテルメディア(P・i菌)など数十種類の細菌が歯周病の原因菌として知られています。

うした歯周病菌が歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)に蓄積して増殖すると、歯肉が炎症を起こして腫れたり、出血しやすくなります。
さらに進行すると歯周ポケットが深くなり、歯を支えている歯槽骨が溶けて歯がぐらつき、最後は抜け落ちてしまいます。

歯周病によって問題が起こるのは歯だけではありません。
近年、糖尿病、誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患、心臓疾患、認知症といった多くの全身疾患との関連が指摘されていて、インフルエンザなどのウイルス性疾患にもかかりやすくなると言います。


■口の中は受容体が多い

われわれの口腔内ではウイルスレセプターと呼ばれるウイルスが吸着する受容体がいくつも発現します。
口腔内に入ったウイルスは、そのレセプターを介して細胞内に侵入し、増殖していきます。
通常、喉など口腔内のレセプターはタンパク質からできている粘膜で保護されています。
しかし、歯周病菌はプロテアーゼというタンパク質を加水分解する酵素を産生し、保護している粘膜を破壊してしまいます。
その結果、口腔内のウイルスレセプターが露出して、感染しやすくなってしまうのです。

 新型コロナウイルスは「ACE2受容体」というレセプターにくっついて細胞内に侵入します。
ACE2受容体は上気道での発現は比較的少ないといわれていますが、海外では「ACE2受容体は口腔内の粘膜、とりわけ舌に多く発現している」との論文報告があります。
歯周病菌がつくり出すプロテアーゼが、新型コロナウイルスの細胞内侵入をサポートする可能性があります。

 また、歯周病によって起こる「炎症」がウイルス感染を助長するともいわれています。
周病菌は内毒素を放出するため、歯肉などの歯周組織や粘膜に慢性的な炎症を引き起こします。
炎症によって歯肉の血管が傷つくため、口腔内の細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなります。

 また、新型コロナウイルスが吸着するACE2受容体は、炎症が広がるほど多く発現するといわれています。
ACE2受容体はそもそも炎症が起こった際に細胞を保護する働きがあるため、炎症があると増えるのです。

歯周病と新型コロナウイルスの関連性は現時点ではまだはっきりしていませんが、可能性の芽は摘んでおいた方がいいと思います。

歯周病の予防や悪化を食い止めるためには、原因となる歯垢をしっかり取り除き、口の中の歯周病菌を減らすのが何より大切です。
そのためには、最低でも朝晩は正しくブラッシングして、口腔内を清潔な状態に保つことです。
また、普段の生活の中でストレスをため込まないことも大事です。
口腔内環境の改善につながりますし、何よりウイルスから身を守ることにもつながるからです。

通常のハブラシだけで磨けない部分も歯医者さんで綺麗にしませんか?

よく噛むことと健康

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は「噛むことがなぜ健康につながるか」という話の一部についてお話しします。

噛むことにより様々な健康への効果が発見されています。


今回は、人前で気になる「口臭」や「滑舌の悪さ」への予防についてお話しします。

口の周りの筋力の低下は、人前で気になる2つのことに深く関連しています。
ひとつは「口臭」、もうひとつは「滑舌」です。

口臭は腐敗によって発生します。
口の中には、300〜700種類の細菌が生息しているといわれています。
その数、1000〜2000億個。
歯みがきをまじめにしていない人は、4000〜6000億個もあります。
口内細菌にも体にいい善玉菌と悪さをする悪玉菌がありますが、バランスがとれているときは、悪玉菌はおとなしくしています。
ところが、体調がくずれたり、不摂生などでバランスが崩れて悪玉菌が増えはじめると悪臭を放つようになります。
それが、いわゆる気になる口臭です。

バランスが崩れる理由は、何といっても唾液の減少です。
唾液が十分に分泌されないことで悪玉菌を除去しきれなくなり、増殖させてしまうのです。
噛むことで唾液力が高まれば、口臭は改善できるし、予防することも可能です。
口臭が気になりはじめたら、ドライマウス(口腔乾燥症)の可能性もあります。
これも原因は唾液量の減少です。
悪化すると舌がひび割れたり、痛みを感じるようになったり、味覚がおかしくなったり、発音が悪くなったりするなど、日常生活に支障をきたすようになるので注意しましょう。
ドライマウスは、オーラルフレイルの初期段階に発症するともいわれています。

また、口の周りの筋肉が衰えると、滑舌も悪くなり、舌もまわらなくなります。
話すことは、口、舌、のどの筋肉の複合動作です。
筋肉がスムーズに動けば、自分の思い通りに発音することができます。
滑舌の悪さは、最初に自覚できるオーラルフレイルの症状といわれています。
「かきくけこ」「さしすせそ」「たちつてと」「らりるれろ」が言いづらくなったら、要注意です。
口の機能が衰えている可能性があります。
滑舌が悪くなることの最大のデメリットは、うまく話せなくなることで、人と会ったり、人がいるところへ出かけなくなったりすることです。
社会との接点が少なくなると、老人性うつ病を発症するきっかけにもなります。
そうなる前に、噛むことでお口周りの筋肉を鍛えましょう。
口やあご、そしてのど周りの筋肉をほぐして、滑舌が悪くならないようにしましょう。

噛むことには上の2つ以外にもたくさんのメリットがあります。
ゆっくり噛むことでお食事を楽しみながら、健康維持に努めましょう!
おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

とうとう酒田市でも新型コロナウイルスの感染者が出ましたね。

早く無事に治るといいですね。

感染予防のための行動としては「手洗い」「マスクの着用」「うがい」などが挙げられていますが、体内へのウイルス侵入を防ぐのに役立つと考えられる"第4の予防法"として「口腔(こうくう)衛生」が注目されています。

ウイルスの侵入を防ぎ得る口腔ケアの重要性について、お話しします。

今、世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルスと「お口のケア」に深い関連があるのをご存じでしょうか。

 以前から、高齢者の口腔ケアを行うことで、さまざまな病気の予防になることは知られていました。
口腔ケアによる抑制効果の高い病気としては、誤嚥性肺炎や心臓血管系の病気などが有名ですが、実は、インフルエンザなどのウイルス性感染症にも有効であることが科学的に証明されています。
感染予防には「感染経路の遮断」が最も重要なことは異論がないと思います。
しかし、完全に外部との接触を絶つことは不可能です。
そうなると、ある程度ウイルスに晒される前提で、感染予防を考える必要があります。よくいわれるのは「手洗い」「マスク着用」「うがい」です。


【手洗い】
手洗いは非常に重要です。
新型コロナウイルスは、飛沫(ひまつ)感染と接触感染によって広がると考えられていますが、まずは飛沫感染と接触感染に関する正しい理解が大切です。
飛沫感染とは、くしゃみや咳、会話などで、ウイルスを含んだしぶきが飛ぶことによる感染です。
飛沫には水分があり、重さがあるため、どこまでも飛んでいくことはできずに落下します。
落下しますが、ウイルスは飛沫の中で一定期間生存し続けます。
従って、飛沫が机や手すり、その他あらゆる場所に付着している可能性があり、しかも一定期間病原性があるということです。

私たちはそれらの飛沫に、知らず知らずのうちに触れている可能性が大いにあるわけです。
また、感染者が咳やくしゃみの際に覆った手でドアノブなどに触れている場合もあり、そこを別の人が触る可能性もあります。
皮膚から直接的にウイルスが侵入することは考えにくく、実際には、机やドアノブに触れた手で口や鼻を触ることで、粘膜を介して体内にウイルスが侵入していくことが分かっています。これが接触感染です。
つまり、「自分の手にウイルスが付着しているかどうか」は大変重要な問題です。
そのため、私は手洗いは他の予防法よりも、より重要だと考えています。

【マスクの着用】
マスクの着用には、一定の予防効果があると思います。
述したように、飛沫感染はくしゃみや咳、会話などで、ウイルスを含んだしぶきが飛ぶことによる感染です。
一般的に、飛沫は2メートル程度飛ぶと考えられているため、人同士が同程度の距離を取る方がよいとの意見もあります。
そこまで距離を取ることが難しいとき、マスクは感染者から飛沫が飛んでいくことをある程度抑えてくれます。
 一方、未感染者の予防策としては「健康な人はマスクは必要ない」との意見もありますが、これは「感染者が全員マスクを着用している」という前提での話といえます。

感染者がしっかりとマスクをして、周囲に飛沫を飛ばさなければよいのですが、問題は自分自身が感染していても症状がない場合があり、無自覚に感染を広げてしまう恐れがある点です。
また、未感染者のマスク着用は、鼻や口をむやみに手で触ることを防ぐ効果もあります。
そうした意味では、マスクは「うつさない・うつされない」ための一つの有効手段だと思います。

【うがい】
うがいは、やらないよりは当然やった方がよいと思いますが、大きな感染予防効果はないと思います。
ウイルスも細菌もそれらが集合体となり、増殖して初めて脅威になります。
うがいは、口腔内で唾液中に浮遊しているものを洗い流すことは可能ですが、歯や舌、喉に付着したものを完全に取り除くことはできません。
ウイルスは鼻や口の粘膜から体内に入るので、うがいをするのであれば、「鼻うがい」も併用した方がよいでしょう。

歯垢除去で「バリア―」機能を維持

仮に、これら3つの予防法を突破してウイルスが口腔内に侵入したとします。

これらのウイルスは舌や喉で増殖し、いよいよ体内に入り込みます。
ここから先のステージで重要になる"第4の予防法"は、舌に停滞するウイルスや細菌を舌ブラシで除去すること、そして、歯垢(しこう)を徹底的に除去することです。

直接的に舌をきれいにすることで、口腔内から体内にウイルスが侵入するのを防ぎます。
では、歯に付着する歯垢を取ることは、虫歯や歯周病の予防の他、ウイルス感染に対しても有効なのでしょうか。
歯垢からは「プロテアーゼ」「ノイラミニダーゼ」という、ウイルス感染に大きな影響を及ぼす2種類の酵素が発生します。

プロテアーゼの作用で、ウイルスはより粘膜を通過しやすい状態になり、ノイラミニダーゼの作用で、細胞内で増殖したウイルスが、より周囲の細胞に拡散しやすくなります。

この2種類の酵素で、ウイルスに対するバリアー機能が著しく低下するのです。

従って、歯垢を徹底的に除去することは、ウイルス感染に対して有効といえると思います。
もちろん、口腔ケアでは歯垢の除去だけでなく、舌の清掃やマッサージによる唾液の分泌促進など、感染予防効果が期待できるさまざまなケアも行います。

インフルエンザに関していえば、専門的口腔ケアをした場合、発症リスクが10分の1になることが研究で分かっています。
新型コロナウイルスはインフルエンザとは違う」という意見もありますが、現時点では世界中のどの国も機関も、正解は持ち合わせていません。そのため、現在行う対策としては、類似の一般的なウイルス感染症の対策を取り入れるのが有効と考えられます。

「手洗い」「マスク着用」「うがい」に加えて、「帰宅時のお口のケア」も実践してみてください。







お口のケアと病気の関係

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おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

新型コロナウイルスが流行っていますがいかがお過ごしですか?

沢田歯科医院では、患者さんに受付時に手のアルコール消毒にご協力いただいたり、口腔外バキュームを使用したり、スリッパやチェア、器具の消毒方法も以前以上にしっかりしています。

前よりも仕事は増えますが、安全が一番ですね。


以前、お口のケア(オーラルケアと言います)と新型コロナウイルス予防の関係についてお話ししましたが、今回は全身的なお話をしていきたいと思います。


オーラルケアに力を入れると、口腔内だけでなく、体全体の不調も改善されることがわかってきています。

人は1日に平均1?1.5Lの唾液を飲み込んでいます。

その中には約1兆個の細菌が含まれており、もし口腔内の環境が劣悪で、歯周病の原因となる悪玉菌が1%でもいれば、かなりの量が体内に取り込まれていることになります。

メカニズムはまだはっきりわかっていませんが、歯周病菌が腸まで運ばれた結果、体に悪い影響を与えていると考えられます。

オーラルケアと糖尿病の関係も明らかになっており、韓国の梨花(イフア)女子大学が行った研究によれば1日3回、定期的に歯磨きをしている人は、2型糖尿病発症リスクが低く、反対に歯周病の人や歯の本数が少ない人はリスクが高まると言われています。

歯肉炎がひどくなって歯周病菌が繁殖すると、細菌が毛細血管内に侵入して全身に回ります。

細菌は体内で死滅しますが、細菌に含まれる毒物は残り、血糖値を下げるインスリンの働きを阻害するといわれています。

また、認知機能を低下させる可能性も指摘されている。

歯周病の原因菌の1つ『ジンジバリス菌』が、アルツハイマー型認知症患者の脳から検出されたという報告もあります。

また2019年には、九州大学の研究グループが、歯周病患者の歯茎にアルツハイマー病の原因といわれる『アミロイドβ』が生じていることを明らかにしました。

 恐ろしいのはそれだけではなく、2人に1人が罹患し、いまや国民病といわれるがんもまた、口腔内の環境と無関係ではないと言われています。

歯周病がある人ほど口腔内のがんが増加するという報告は、いくつもあります。加えて、最新の研究によれば大腸がんと歯周病の関係も明らかになりつつあります。

歯周病の原因菌が大腸がんの腫瘍から発見されたという報告もあります。

唾液とともに飲み込まれた菌が、がんを引き起こしている可能性も指摘され始めています。

このように、歯周病は体の様々な病気と関係していることが最近わかってきています。

全身の健康を保つためにも定期的な口腔ケアをしませんか?




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