山形県酒田市の歯医者│沢田歯科医院│予防に重きを置き地域の皆様のお口の健康を守ります

TEL0234-26-4448

休診日:日曜、祝日

口腔ケアと糖尿病

| | トラックバック(0)
おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回からは、糖尿病についてお話しします。

糖尿病は、インスリンがうまく作用しないことで、慢性的に高血糖になってしまう疾患です。
歯周病は糖尿病の重大な合併症の一つであるとともに、歯周病が重症であるほど血糖コントロールの状態も悪くなります。


糖尿病とはどんな病気なのでしょうか?

私たちが普段食事でとっている糖質(炭水化物)は、消化管の酵素で分解されてブドウ糖になった後、血液中に吸収されて全身の細胞のエネルギー源になります。
このとき、ブドウ糖を細胞へ取り込むのを助けているのが、膵臓から分泌される「インスリン」というホルモンです。
糖尿病はこのインスリンがうまく作用しなくなることで、慢性的に血液中のブドウ糖の濃度が高く(高血糖)になってしまう病気です。

糖尿病は、その成り立ちから「1型糖尿病」「2型糖尿病」「その他の特定の機序、疾患によるもの」「妊娠糖尿病」の4つのタイプに分けられます。
このうち90%以上を占めているのが2型糖尿病です。
2型糖尿病は遺伝的な要因(遺伝因子)に過食や運動不足などの生活習慣(環境因子)が組み合わさって発症します。
血液検査で「糖尿病型」に分類され一定の条件を満たすと、糖尿病と診断されます。

糖尿病になるとどんな症状が現れるのでしょうか?
糖尿病はその初期や軽症であればほとんど自覚症状が現れません。
高血糖が続くうちに、口の渇き、多飲(飲水量が多い)、多尿(尿量が多い)、体重減少といった特徴的な症状がみられるようになります。
また、糖尿病をそのまま放置しておくと血管が傷つき、細い血管や神経に障害が起きたり(細小血管障害)、太い血管に動脈硬化が生じたり(大血管障害)して、さまざまな合併症を引き起こします。
合併症が重症化すれば、失明や人工透析、足の切断など深刻な事態に陥る原因になります。
血糖値が著しく他覚緊急性のある状態(高血糖緊急症といいます)では、意識障害を起こすこともあります。

こうした糖尿病合併症を進行させないためには、血糖、血圧、コレステロール値の改善と禁煙が大切です。
定期的な健診や眼科受診で早めに治療を開始し、重症化を防ぎましょう。

次回はもう少し、糖尿病についてお話しします。

口腔ケアと脳卒中

| | トラックバック(0)
おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。


前回、脳卒中のお話を途中までしましたので、今回はその続きからお話しします。


脳卒中を防ぐには「動脈硬化の予防」が重要です。
予備軍となる危険因子の治療はもちろん、生活習慣の改善がポイントになります。
「塩分を控え、バランスの良い食事をとること」
「適度な運動習慣をもつこと」などです。
また、血栓予防のためにこまめに水分補給をするようにしましょう。
水分補給を我慢しすぎると脳梗塞のリスクになります。
就寝前、起床時、お風呂上りなどに「コップ1杯の水」がおすすめです。
いわゆる脳卒中家系の人も、食生活を見直すことで予防は可能です。
ただし、脳動脈瘤には遺伝性があります。
親や祖父母、兄姉妹にくも膜下出血を起こした人がいる場合は、一度検査をうけておくとよいでしょう。

季節と脳卒中
熱くなると熱中症、寒くなるとインフルエンザ・・・というように、気症の変化に関係があると考えられる病床の総称を「気象病」といいます。
実は脳卒中も気象病と無関係ではありません。
暑い夏は体から水分が失われ血液がドロドロになって血栓ができやすく(脳梗塞)、寒い冬は血圧の上昇で血管が切れやすくなる(脳出血)からです。
心房細動が原因の脳梗塞もやはり冬場に多い傾向があります。
また、晩春などの季節の変わり目には脳梗塞やくも膜下出血が、1日の温度差が10℃以上あるときには脳梗塞が起こりやすいことも知られています。
深部体温を一定に保つ必要がある私たちは、気温差が激しいと体への負担が大。
毎日の気象情報にも体調管理のヒントが隠されているのです。

性別・年齢と脳卒中
脳卒中は動脈硬化が進行した中高年に発症しやすく、脳出血は男性に、脳梗塞やくも膜下出血は女性に多くみられます。
特にくも膜下出血では女性は男性の約2倍。
くも膜下出血は発症すると、およそ半数は死亡してしまい、社会復帰できるのは約1/3くらいと、かなり重篤な状態になる怖い疾患です。
脳出血が男性に多いのは、一般に活動的で無理をしやすい傾向があり、血圧が上がりやすいことが考えられます。
喫煙、多量多飲する人が多いのも一因でしょう。
また、男性は重症化することが多く、脳梗塞の死亡率も男性のほうが高くなります。
一方、くも膜下出血が女性に多いのは、動脈瘤の形成に女性ホルモンの関与が考えられるからです。
女性の社会進出で社会的なストレスが増えている影響もあるのかもしれません。

口腔ケアと脳卒中
歯周病は血液疾患、呼吸器疾患のほか全身に様々な影響を及ぼし、脳卒中との関連も注目されています。
問題になるのは歯周病原因菌。
歯周病やう蝕を放置することで、歯肉からの傷が血管内に入り、心臓の弁に菌が付着すると感染性心内膜炎という病気になるだけでなく、その菌が血液を介して脳に流入して、細菌性の脳動脈あ瘤をつくることがあります。
厄介なことにこの細菌性脳動脈瘤は、脳の細い血管にできやすく、脆く破裂(くも膜下出血)しやすいのです。
歯周病は首の動脈(頸動脈)の動脈硬化を引き起こす可能性も指摘されています。
さらに脳卒中を発症後には、麻痺や筋力の低下で歯磨きが難しくなることも多くなります。
歯科通院による歯周病対策は、脳卒中の予防・再発を防止するうえでとても重要な意味をもつのです。

お時間があればぜひ口腔ケアで脳卒中を予防しましょう。

オーラルケアと全身疾患

| | トラックバック(0)
おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回から、お口のケアに関係する全身の病気についてお話します。

・脳卒中
・糖尿病
・認知症
・メタボリックシンドローム
・狭心症、心筋梗塞
・関節リウマチ

についてお話しします。


今回は「脳卒中」についてお話しします。

脳卒中は、突然発症する脳血管の病気の総称です。
歯周病との関連も注目されており、歯周病やう蝕(むし歯)を放置することで、感染性心内膜炎を招いたり、細菌性脳槽脈瘤を作ることがあります。
細菌性脳動脈瘤は、脳内の細い血管にできやすく、脆く破裂して、くも膜下出血を起こしやすくなります。

脳卒中にはいくつかタイプがあり、
?血管が詰まる「脳梗塞」
?血管が切れる「脳出血」
?主に脳動脈瘤が破裂して起こる「くも膜下出血」の大きく3つに分けられます。

その主な原因になるのが「動脈硬化」です。
動脈硬化とは、動脈内壁に傷がつき、それを修復しようと炎症細胞が集まることで、血管の壁が厚みを増していく現象をいいます。
動脈硬化が起こると、おかゆのような物質や血管の内側が徐々に細くなったり、血管が詰まりやすくなったりします。
また、血管の壁が厚く硬くなって血液が流れにくくなるため、それに打ち勝とうとして心臓が頑張り、血圧を上げます。

この状態で、
髪の毛より細い血管がつまってしまうと→脳梗塞
血圧の上昇に血管が耐え切れなくなると→脳出血
が起こります。
ただし、動脈硬化は血管壁に均一に起こるわけではありません。
ところどころ血管の壁に薄い部分ができ、そこに血流の圧力がかかると風船のように膨らんで動脈瘤という「こぶ」ができます。
この脳の動脈瘤が破裂すると→くも膜下出血 となります。

脳卒中の代表的な症状には次のようなものがあります。

脳梗塞の場合
片側の手足の麻痺やしびれ、ろれつが回らない、言葉が出ないなどの症状が多く、痛みが出ることはほとんどありません。

脳出血の場合
脳梗塞と同じような症状がみられたりしますが、症状がより重度で、意識障害を伴うことも。収縮期血圧gあ200mmHgを超える高血圧や、嘔吐、けいれん発作などの随伴症状が現れることもあります。

くも膜下出血の場合
ハンマーで殴られたような突然の激しい頭痛が最大の特徴で、嘔吐したり、意識がもうろうとしたりすることも多いです。頭痛や嘔吐を伴い、食欲が落ちて食事がとれない場合は要注意です。

以下のような脳梗塞の「前兆」にも注意が必要です。
脳梗塞の場合、一次的に症状が現れ、多くは数分から数十分で元に戻る前触れ発作がおこることがあります。これを「一過性脳虚血発作」といいます。
放っておくとそのあとに脳梗塞を発症する危険が高いので、できるだけ速やかに病院を受診しましょう。

長くなりましたので、次回もう少し脳卒中についてお話しします。


こんばんは!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は歯周病菌を減らすことによって新型コロナウイルスの予防ができるという記事を読んだので、ご紹介します。


歯周病は、口の中の歯周病菌に感染することで発症します。
われわれの口腔内には400種類近い細菌が存在していて、その数は100億を超えるといわれています。
そのうち、プロフィロモナス・ジンジバリス(P・g菌)、アグリゲイティバクター・アクチノミセテムコミタンス(A・a菌)、プレボテーラ・インテルメディア(P・i菌)など数十種類の細菌が歯周病の原因菌として知られています。

うした歯周病菌が歯と歯肉の隙間(歯周ポケット)に蓄積して増殖すると、歯肉が炎症を起こして腫れたり、出血しやすくなります。
さらに進行すると歯周ポケットが深くなり、歯を支えている歯槽骨が溶けて歯がぐらつき、最後は抜け落ちてしまいます。

歯周病によって問題が起こるのは歯だけではありません。
近年、糖尿病、誤嚥性肺炎などの呼吸器疾患、心臓疾患、認知症といった多くの全身疾患との関連が指摘されていて、インフルエンザなどのウイルス性疾患にもかかりやすくなると言います。


■口の中は受容体が多い

われわれの口腔内ではウイルスレセプターと呼ばれるウイルスが吸着する受容体がいくつも発現します。
口腔内に入ったウイルスは、そのレセプターを介して細胞内に侵入し、増殖していきます。
通常、喉など口腔内のレセプターはタンパク質からできている粘膜で保護されています。
しかし、歯周病菌はプロテアーゼというタンパク質を加水分解する酵素を産生し、保護している粘膜を破壊してしまいます。
その結果、口腔内のウイルスレセプターが露出して、感染しやすくなってしまうのです。

 新型コロナウイルスは「ACE2受容体」というレセプターにくっついて細胞内に侵入します。
ACE2受容体は上気道での発現は比較的少ないといわれていますが、海外では「ACE2受容体は口腔内の粘膜、とりわけ舌に多く発現している」との論文報告があります。
歯周病菌がつくり出すプロテアーゼが、新型コロナウイルスの細胞内侵入をサポートする可能性があります。

 また、歯周病によって起こる「炎症」がウイルス感染を助長するともいわれています。
周病菌は内毒素を放出するため、歯肉などの歯周組織や粘膜に慢性的な炎症を引き起こします。
炎症によって歯肉の血管が傷つくため、口腔内の細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなります。

 また、新型コロナウイルスが吸着するACE2受容体は、炎症が広がるほど多く発現するといわれています。
ACE2受容体はそもそも炎症が起こった際に細胞を保護する働きがあるため、炎症があると増えるのです。

歯周病と新型コロナウイルスの関連性は現時点ではまだはっきりしていませんが、可能性の芽は摘んでおいた方がいいと思います。

歯周病の予防や悪化を食い止めるためには、原因となる歯垢をしっかり取り除き、口の中の歯周病菌を減らすのが何より大切です。
そのためには、最低でも朝晩は正しくブラッシングして、口腔内を清潔な状態に保つことです。
また、普段の生活の中でストレスをため込まないことも大事です。
口腔内環境の改善につながりますし、何よりウイルスから身を守ることにもつながるからです。

通常のハブラシだけで磨けない部分も歯医者さんで綺麗にしませんか?

よく噛むことと健康

| | トラックバック(0)
おはようございます!

酒田市の歯医者、沢田歯科医院の沢田です。

今回は「噛むことがなぜ健康につながるか」という話の一部についてお話しします。

噛むことにより様々な健康への効果が発見されています。


今回は、人前で気になる「口臭」や「滑舌の悪さ」への予防についてお話しします。

口の周りの筋力の低下は、人前で気になる2つのことに深く関連しています。
ひとつは「口臭」、もうひとつは「滑舌」です。

口臭は腐敗によって発生します。
口の中には、300〜700種類の細菌が生息しているといわれています。
その数、1000〜2000億個。
歯みがきをまじめにしていない人は、4000〜6000億個もあります。
口内細菌にも体にいい善玉菌と悪さをする悪玉菌がありますが、バランスがとれているときは、悪玉菌はおとなしくしています。
ところが、体調がくずれたり、不摂生などでバランスが崩れて悪玉菌が増えはじめると悪臭を放つようになります。
それが、いわゆる気になる口臭です。

バランスが崩れる理由は、何といっても唾液の減少です。
唾液が十分に分泌されないことで悪玉菌を除去しきれなくなり、増殖させてしまうのです。
噛むことで唾液力が高まれば、口臭は改善できるし、予防することも可能です。
口臭が気になりはじめたら、ドライマウス(口腔乾燥症)の可能性もあります。
これも原因は唾液量の減少です。
悪化すると舌がひび割れたり、痛みを感じるようになったり、味覚がおかしくなったり、発音が悪くなったりするなど、日常生活に支障をきたすようになるので注意しましょう。
ドライマウスは、オーラルフレイルの初期段階に発症するともいわれています。

また、口の周りの筋肉が衰えると、滑舌も悪くなり、舌もまわらなくなります。
話すことは、口、舌、のどの筋肉の複合動作です。
筋肉がスムーズに動けば、自分の思い通りに発音することができます。
滑舌の悪さは、最初に自覚できるオーラルフレイルの症状といわれています。
「かきくけこ」「さしすせそ」「たちつてと」「らりるれろ」が言いづらくなったら、要注意です。
口の機能が衰えている可能性があります。
滑舌が悪くなることの最大のデメリットは、うまく話せなくなることで、人と会ったり、人がいるところへ出かけなくなったりすることです。
社会との接点が少なくなると、老人性うつ病を発症するきっかけにもなります。
そうなる前に、噛むことでお口周りの筋肉を鍛えましょう。
口やあご、そしてのど周りの筋肉をほぐして、滑舌が悪くならないようにしましょう。

噛むことには上の2つ以外にもたくさんのメリットがあります。
ゆっくり噛むことでお食事を楽しみながら、健康維持に努めましょう!

↑ PAGE TOP